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あいほぉーん!!!  作者: K-ta
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3/4

3.遅刻の正義


家に帰ると正義はPCを開きブックマから昨日のサイトに飛んだ

「今日は水曜日だから・・・今週の土曜日に仕事が終わってから電話してみよう」

正義は携帯を取り出し番号を登録した。

そして正義はそのまま眠った。


そして仕事に行っていつもどうりの2日間を過ごして

土曜日の仕事も終えた。

終了の点呼を終えるともう外は暗くなっていた。

車にそそくさと乗り込んでパチンコ屋の駐車場に車を止めた

「時間的にまだ大丈夫だよな・・・よしかけてみよう」

携帯を取り出し登録しておいた番号に正義がかけた

「あっ、もしもし・・・はい、求人サイトをみて電話させてもらいました・・・・・はい・・・・」

どうやら面接関係の人に代わるようだ

「もしもし・・・・そうです・・・ははっ・・・面接日ですか?えっと・・今会社に勤めているので平日は厳しいんですが・・・・はい・・・・日曜とかならいつでも大丈夫です・・・・はい・・・・わかりました・・・・はい・・・失礼します・・」

面接日をあちらから電話してくれることになった

(なんかすげー良い人っぽかったなー・・・)

「さて、勝負パチンコしに行きますか!」

車から降りて中に入っていった


「ん~今日は何打ちますかね~・・・・おっ、この台良い捨て台発見!」

正義はタバコを置いてキープして他の台も見て回った

(あれが一番良さげだな・・・)

戻って正義は座って一万円を台に入れた

(諭吉さんよろしく・・・)

ボタンを押してジャラジャラと玉が出た


一時間やって当たりなし

ブー・・・ブー・・・・

ポケットから携帯がなってるのが正義にわかった

正義は席を一旦立ち外に出たところで電話が切れた

(この番号誰だ?知らない番号からかかってきてもでないぞ?)


携帯の画面の着信履歴を開いて気付いた

(ん!?さっきの会社から来てたのか!!)

すぐに電話をかけなおした

「あっ!もしもし!・・・はい、今電話貰ったみたいなんですが・・・はい・・・」

電話相手がさっきの人に代わった

「もしもし・・・すいません、お風呂に入ってて出られませんでした・・・」

(パチンコなんて言えない・・・)

「面接日ですか!はい・・・来週の日曜日ですね・・大丈夫です!・・・・はい・・・必要な物とかありますか?・・・・履歴書だけで大丈夫ですか・・・・わかりました!・・・・はい!来週よろしくおねがいします!・・・失礼します


(ふぅ・・来週か頑張るか!)

店に戻って台に付いた

その手に諭吉さんがいたがすぐに台の中に消えていった


結局負けた正義は家に帰って行ったのであった。

そして眠りに付いた


それから一週間同じような生活を繰り返した


面接前日も仕事をしていたが

仕事が終わってパチンコには行かなかった


家に帰ってスーツと履歴書の準備をした

履歴書はあと写真を撮って貼るのみだ

「明日は12時から面接って電話来たから10時に家出たら間に合うか・・」

準備の終わった正義は時間を持て余していた

「パチンコしてないから寝るまで時間あるなー・・・」

すっとPCを立ち上げて禁断の欲フォルダーを開き

正義は賢者タイムに突入していた

「ん~~~~・・・」

無事に賢者になれたようだ

そしてそのまま就寝したのであった


翌日正義はいつもの時間に起きた

面接まで時間があった

PCを開いて電車の時間を調べ

10時30分の電車に乗ることを決めて

また二度寝した


「はっ!」

と起きた正義

時間は11時になるところだった!

「やべーーー!電車乗り遅れの話じゃねーわ!遅刻しちゃうよ!!車で行くか??いや街だから車止めるところ探すのに時間かかってしまう・・・」

スーツを手荒に着てすぐさま駅に向かった

「次あと30分後じゃねーか!タクシーで行こう!」

駅前に止ってるタクシーに乗り

「急いで街向かってください!」

バタンとドアが閉まり

「わかりました」

50代くらいの眠そうなおじさんが言った

「おぎゃくさん日曜なのに仕事がい??」

地方なまりのおじさん

「今から面接なんすよ・・・でも遅刻しそうで」

正義の額には汗が光っていた

「んだのすか?そしだら急がねばね」

笑顔のおじさん

(履歴書ある、財布ある、携帯ある・・・・)

「うぉぉぉぉ!!!」

叫ぶ正義

「おぎゃくさんどうしたの??」

驚いたおじさん

「いや、履歴書の写真撮るの忘れた!!!!!どっか写真撮れる場所通り道にあったら止めてください!!!」

おじさん笑いながら

「めんせづって何時がらなの?」

「・・・・12時です」

「あら~兄さんの為に頑張って急ぐちゃね」

おじさんは笑顔だった

面接時間まで残り40分

会場まで30分

ギリギリの時間だった


(タバコ吸いたい・・・)

正義の目の前に禁煙シールが貼ってあった

「おじさんもっと急げないっすか?」

「これ以上は無理っちゃね」

「ですよね・・・」


道路の先

車が並んでいるのがわかった

「ありゃー渋滞だわー」

「ですね」

「ここ毎回込むんだわ すぐぬげっと思うから大丈夫だと思うげど」

「・・・・・」

「でも面接時間間に合わないがもしんね」

「仕方ないっす」


残り10分で街に着いた

「しゃすんどこで撮る??」

「どっかないかちょっと走ってもらます?」

「わがった」

少し走ってみたが証明写真ボックスは見あたらなった

残り時間5分

正義は携帯をだして

「ちょっと電話しますね」

「あいよ」


「もしもし、12時から面接予定だった正義といいます・・・はい・・ちょっと渋滞はまっちゃってほんの少し遅れます・・・・すいません・・・はい・・・急ぐので・・・・はい・・ありがとうございます・・・はい・・・本当にすいません・・・・失礼します」


(よかった・・・相手も怒ってないみたいだった・・・・)

「きがいはねがったけど、しゃすんやさんはそこさあるみだいだけどどうする?」

「じゃあそこで大丈夫です」

「面接会場もすぐそごだがら、歩いていけっぺ」

「ですね」


そしてハザードを付けて止るタクシー

「じゃあxxxx円です」

「はい」

(以外と高けーな・・・・痛い出費だわ・・・)


「んだら、めんせづがんばってくださいね」

「ありがとうございました」


バタンっとドアが閉まり

ハザードが消えてタクシーは走り出した


そして正義は写真屋に入った

内装は昭和を感じさせるような内装だった


「すいませーん」

「はーい」

「履歴書の写真撮って欲しいんですが・・」

「履歴書用ね・・・・じゃあそこ座ってもらっていいかな?」

「はい」

「あご引いて・・・目線こっちね・・・いきますよ」

カシャっとシャッター音が聞こえた

「はいOK」

「どのくらいで現像できますか?」

「すぐできるよ」

「急いでるので出来るだけ早くおねがいします」

「はい・・・・・とりあえずそこに座って待ててくださいな」


5分後

「できたよー」

「ありがとうございます!あとハサミとのり借りられたりできますか?」

「どうぞ」

「お会計はxxxx円です」

「はい」

(さすがに写真機と同じ値段でわ無理か。2倍くらいかかってしまった・・・)


「ありがとうございました」

と言って正義は店を出た


そしてダッシュで面接会場を探した。

(これか・・・)

周りのビルと比べると小さく感じるが割と多きなビルだった

エレベータに乗ってx階に行った


音も無くエレベータのドアが開き

目の前に会社の看板「Stage up」


正義は呼吸を整えてドアを叩いた

カランとベルの音がして

「失礼します」

と割と大きな声で正義が入っていった

そこには20代後半の男が座ってPCで作業していた

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