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忠犬N 5

作者: シェブロン

犬はたまに、変なところを舐めたりするらしいですよ。


僕は犬である。

種類はミニチュアダックスフンドである。

僕は舐めるのが大好きだ。お兄ちゃん(飼い主 長男)やママ(飼い主 母)の身体、特に足を舐めるのが大好きである。

毎日欠かさず舐めまくっており、お兄ちゃんやママが呆れたような顔で、よく見つめてくる。

人間の肌の塩辛いような苦いような味が何となく大好きだ。

舐めていないと気分が落ち着かない時もある。

最早僕にとって無くてはならない行為である。

だが、お兄ちゃんがとんでもない行動に出た。

ある夜、僕は何時も通りにお兄ちゃんの足を舐めていた。

「お兄ちゃんのアシィィィ お兄ちゃんのアシィィィ

ゼーハーゼーハー…………」(犬語)

僕は恍惚な表情で足を味わっていた。

この時お兄ちゃんが、

「足舐めすぎだろN!自分で言うのもおかしいが余りきれいじゃないぞ!」

と言って、近くにあったタオルケットで僕の舐めていた足をぐるぐるに巻いてしまった。

僕は、この暴挙にパニックになりながら、舐めれるところを探し回った。

だが中々見つからない。

ならばと思い、タオルケットの中に強引に入ろうとしたが、きつく巻かれているために僕の入る隙間も無かった。

このままでは、僕の楽しみBEST5の一つである足舐めが出来ないではないか。

「アシィィィィ! アシィィィィ!」

段々落ち着きが無くなり、意識が朦朧としてきた。

僕は、仕方なく別の手段を使った。




長男「クソッ! Nに顔を舐めまくられて鼻まで噛まれた!」

よく考えれば舐める場所は足だけじゃないと気付いた。

もちろん足が一番良いのだが、無理なら上半身を舐めれば良いのだ。

お兄ちゃんが寝転がってテレビを見ていたので、そのままのベロベロと舐めまくって、ついでに鼻も噛んだ。

長男「足舐めた口で顔を舐めやがって! どんだけ舐めたいんだよ………」

お兄ちゃんの呆れた視線を感じながら、僕はタオルケットの無くなったお兄ちゃんの足を恍惚な表情で舐めまくっていた。

足を舐めることは僕の幸せの一つである。

この物語は事実を若干の脚色をして書いています。


余り汚いところを舐めさせない方が良いですよ。

よく舐める所は、洗うか、除菌ペーパー等で拭きましょう。

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