クローバー三世物語
管理人室に飾られたソーラー電池仕掛けのプラスチック製の双葉。名前はクローバー三世、愛称はぴょんすけ。彼には大きな夢があった。
彼の名前はクローバー三世
通称ピョンすけ
夢は立派なクローバーになって、可愛いあの子につんでもらうことだ。
無理だ!
彼はクローバーにはなれない…なぜなら、形状、大きさ、共にクローバーとかけ離れているからだ!!
ゆのすけ 「ピョンすけ…それでも、お前はクローバーに…」
ぴょんすけ「あぁ…なってみせるさ!朝露に輝く、深緑のクローバーにな!」
ゆのすけ 「お前…なんでだよ…なんでクローバーなんだよ!」
ぴょんすけ「………」
ゆのすけ 「………」
ぴょんすけ「…クローバーなんて、ただの雑草さ…」
ゆのすけ 「…じゃあ、なんで…」
ぴょんすけ「四つ葉のクローバー…知ってるだろ?あれを見つけると幸せになれるんだ」
ゆのすけ 「お前…まさか、四つ葉のクローバーに…?」
ぴょんすけ「いや…俺はどんなクローバーでもいい…クローバーになりたいんだ…」
ゆのすけ 「わからねぇ…わからねぇよ…」
ぴょんすけ「四つ葉のクローバーを探しているときの、あいつらの顔…見てみろよ…生き生きしてやがる」
ゆのすけ 「…」
ぴょんすけ「人は、四つ葉のクローバーを見つけたから幸せになるんじゃねぇ…四つ葉のクローバーを探している間に経験した、たくさんの期待と裏切り、出会いと別れが…四つ葉のクローバーを見つけたときに大きな幸せを咲かせるんだよ!」
ゆのすけ 「ピョンすけ…」
ぴょんすけ「俺は…俺は咲かせてぇんだよ…でっけぇ…でっけぇ幸せをな!」
2010/10/22 (Fri) 22:34