すれ違った人
たった今 すれ違った娘
分からなかったけど 多分
ずっと昔に 好きだった
隣の席の可愛い子
不思議なもんだな
振り向けば 後ろ姿も見えるのに
声が出せない
手が伸ばせない
あの頃あんなに好きだったのに
別に何かを始めたいわけじゃないなら
呼び止めるくらいはすれば良かったかもな
まぁこれもまた
思い出としてとって置こうか
たった今
送ろうとして
消したメールの宛先は
また今日も
君だったんだ
「会いたい」と
ただそれだけの
それだけのこと
不思議なもんだよ
手をとれば
多分応えてくれるのに
ほんのわずかな勇気も出ない
一体何を守ろうとしてるのかな
何かを始めたいわけじゃないなんて
嘘を自分につきながら
君を探しているんだよ
まぁきっとまた
君は誰かと腕を組んでいるんだろうけど
会いに行かなきゃ
思い出とすれ違うようになる前に
咄嗟に君を呼び止められる内に
今すぐ君に会いに行かなきゃ
君が僕を覚えている内に
君がどこかに消えてしまう前に
今すぐに
でもやっぱり
メールは送れずにいて
すれ違ったのは
歩み寄ろうとしたからだって
また馬鹿な言い訳を
繰り返すだけ
―
ある種の「スランプ」というやつらしく、最近ほとんど詩作してないため、少し前に作ったものを載せてみました。
確かにあの時見かけたのはあの娘だったよなぁ、なんて。
「スランプ」の原因は、本当の心をカタチにするのが怖い、ということなんだろうと自分では思っています。
果たしてそれが真実なのかどうなのか。
どの道解決策が見つかっていないわけで、どうでもいいような気もします。