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知らない映画
何もしてない僕が
「疲れた」なんて
おかしな話だけど
僕はもううんざりだ
僕はもうかえりたい
でもどこに
僕の知らない未来
そこはきっと
光ってて
楽しくて
きれいで
完璧な場所なんだろう
でも僕は
そこを知らない
好きな映画を見るように
僕は
知っている景色に身をおきたい
何も起こらなくてもいい
何も変わらなくてもいい
ただ繰り返すだけでいい
そうしたら
僕は
何も見逃さず
何も後悔せずに
生きていける
かもしれない
日々があまりに
あっけなく壊れていってしまうから
僕は
ここにいたいなんて
思うんだろうか
壊れていった日々のカケラが
頭のすみに
こびりついて
もとの形なんて
もう覚えちゃいないけど
絶対に
こんなには
光ってた
はずがないのに
気に入らない映画なら
途中退場だって
出来なくはない
読むにたえない話なら
閉じてしまえば
それで終わりで
でも
僕はこの駄作を
放棄することも
出来ずに
そう言えば最近
映画館に行ってない
何故って
理由は分からないけれど
僕はこんなにも
明日に
未来に
臆しているらしい
─
未知。
それが知るべき何かなのか、知らずにいた方がいい何かなのか。
結局まだ来てもいないこと、起きてもいないことを恐れても仕方がないのですが。




