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想い出の星滴  作者: 闇夢
4/6

記憶4

私は、あの夢で唯一覚えてる私にとっての光を忘れられなかった。


今思えば、あの歌は、私の誕生日に聞こえてくる。


これまで、自分の価値が見いだせずにいて、誕生日にも、意味を感じずにいたけれど、私は初めて誕生日が楽しみになった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あれから、また1年がたち9歳になった。


父は懲りずに私と関わりたいようだ。


私は、正直、父を信用できない。


だけど、侍女は私に父と関わった方がいいと言う。


事情も知らないのにこんな風に言われるのはいい気持ちではない。


仕方なく贈り物だけで目を通すことにした。


今までは、中を見ずに全て魔法で燃やしていたから、何が入っていたのかは知らない。


一応優秀な父の事だ。


開けたものを殺す魔法が施されてるかもしれない……


そんな魔法があるかは知らないけど…


そんなことよりも、今日は、あの待ちわびた誕生日だ。


侍女に「今日は、気分がよろしい様ですが何かいい事でもあったのですか?」と言われた


どうやら態度に出てたらしい。


正直に「誕生日だからよ」と伝えたら、ポカンとした顔をしたあと、急に焦りだして、「急用を思い出したので失礼します」って部屋を飛び出していったの。


不思議よね


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

侍女が帰ってきて、「当主様から、お食事のお誘いがありますが、どうなさいますか?」と聞いてきた。


きっと、また行かなかったら、何か侍女に言われるのだろう。


そんな日は、侍女が部屋を出ていってくれないので、仕方なく参加してみることにした。

きっと、今日の夢が楽しみだったのもあるのかもしれない。



私は、母が死んでからは部屋でご飯を食べていたのであまり、この館を歩いたことが無い。

小さい頃は危ないからと、移動場所を制限されられていた。

そのため、この館のどこに、どの部屋があるのか知らない。


侍女は、そんな事は詳しく知らないので。

「用事があるので、先に向かっていてください。」

と言って出ていってしまった。


正直いって、滅茶苦茶、面倒くさい事になった。

更に、父の為にとなると、余計頑張る気がおきない。


だか、行くと、言った以上行かないわけにもいかないので、とりあえず部屋を探すことにした。


部屋を出ると久しぶりの広い廊下に出た。


場所が分からないのでとりあえず歩く。

確か、2年前の記憶だと、家族で食事をとっていた場所は、1階だったはずと、だけ思い出せて、階段を最初に探すことにした。








長くなるので一旦切ります

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