俺の日常は楽しい
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雲1つ無いことも無いそれなりに晴れた朝。俺、アルト23歳はかつてないほど我慢し窮地に立たされている、それは
「ZZZ...」
俺の上で寝ている猫獣人のミリアが原因だ。(ちなみにミリアは8歳だ。)でも普段なら何も問題は無い、では何故俺が我慢しているのかと言うと。昨夜寝る直前に酒を大きめな瓶3つほど飲みトイレに行かず寝たからだ。
そう、今俺が我慢しているのは他の何でもない『尿意』だ!
だが諸君はこう思ったはずだ、ミリアをどかせば良いだけでは、と。確かにそうだ、俺からすれば普段から磨いているスキルで音や振動に敏感な猫獣人といえど何事もなかったかのように下ろすこともできる。では何故そうしないのかといえば1つしかないであろう、即ち
『俺がYESロリータノータッチ以外の何者でもないからだ!!』
さて俺の性癖に興味のある変態はいないと信じ話を少し戻そう。俺はミリアを下ろす事は出来ない、だが俺以外ならできる。そしてその救世主であると同時に悪魔のような所業をいとも容易く行える存在が
「おーきーてーくーだーさーい」
ミリアの双子の姉であるレリアだ。
「起きてるけど立てないから助けてくれ」
「何故今日はそんなに早く起きれてるんですか?」
「その口調からして分かってるだろうけど、お酒飲みました!」
「正直なのはいい事ですが、お金が少ない今そんなことしたらもやし生活になっちゃいますよ?」
「それもやばいけど、今の俺はもっとやばいなんでも聞くから下ろしてください」
「じゃあミリアどかしたら前から欲しかった服とか買ってください」
「ぐっ、だがそれでミア(ミリア)の安全を買えるなら安いものだ」
「約束ですからね」
この俺とミアの安全以外平和なように聞こえる会話、実際はレア(レリア)が巧みな話術で俺がトイレに着くまでに燃え尽きるか尽きないかのギリギリのラインを見極め会話している、それを僅か8歳で行っているというのだからお兄さんは恐ろしい。故に余り逆らうことの出来ない存在である。(つまりオカン)そして間に合ったかどうかは、さすがレアと言っておこう。そしていつもより騒がしいはずなのにレアに抱っこされながらも寝ていたミアであった。朝から騒がしく楽しくもありながら、経済的に厳しい現実に目を向け、1年ぶりにあの場所へ向かうしか無いと思い、俺の上に座って目を擦っているミアの頭を撫でながら朝食を食べさせ、考えていた。
高評価・ブックマーク登録されても確認は気分次第です
作品と関係の無い話の方が多分返します