ネコノココロヒトシラズ
「にゃんにゃんの、にゃんにゃあにゃあの、にゃんにゃあの」
「うんうん」
「にゃあの、にゃんにゃあの」
「うんうん」
「にゃんにゃあにゃあの」
「うんうん」
「にゃあーのっ!」
「うんうん」
「こんな感じすっかね、しゃべる猫風って」
「そうだな、もうちょっとしゃべってる感が出せれれば良いんじゃね?」
「しかし、ばかっすよね、人間て。俺ら普通に会話できるってのにこんな幼稚な芸でTVとか出れちゃうんですから」
「だな、つーかおめ、これで有名になったら勝ち組決定じゃね?」
「そっすかね〜、こんくらい先輩だってできるっしょ〜」
「いやいや、おれだって、人間にへりくだるとか、人間に使われるとか、マジできねーし、ホント尊敬するわー」
「イヤイヤ、先輩こそ、こんな不景気に”夢を追う”とかいっていつまで経っても職(飼い猫)につかずふらふらし続けるなんて、俺そんな無謀なことできないっすよ〜」
「いやいや」
「イヤイヤ」
「・・・」
「・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・お前ナメてんの?」
「ナメてるわけないじゃないすっか〜、ただ本当のこと言っただけで、つーかなに?こんなことでキレちゃうんスか先輩〜」
「お前ナメてんだろ、オレのこと」
「はぁ!?なに!?マジギレしてんの?先輩、案外ココロせまいっすね〜」
「ちげーし、っていうかオメッ、先輩にむかってタメ口とか絶対ナメテんだろ、ゴラァ」
「っわ〜、マジギレかよ、チョ〜ヒクわ。っていうかこんなんが先輩とかマジないわ、マジ」
「オメ、少し生意気なんだよ。ボコすぞ、ゴラァ」
「あぁ!?、いいっす、やりましょうよ!っか、マジ下克っちまいますよ、いいんすか?いいんすか!?」
「フシャァァァァァァアアアア!!!!!」
「ニャァァァァァァアアアアア!!!!!」
「キャー!見て見て、猫がじゃれてる、カワイくない?」
「ホントだ、チョーカワイ〜。写メって待ち受けにしよっ!」
ピロリン☆
「じゃあわたしも〜」
ピロリン☆
「やっぱ猫ってカワイ〜」
「ホントホント」
「きっと仲良くあそんでるんだね〜」
「だね〜」
言葉遣いの間違いについてはスルーでお願いします。