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SEA - ADVENTURE
☆プロローグ☆
父さんは海の話しがとても好きだった。
ある日父さんは「海の下にも世界があるんだよ」と言っていた。
俺は「行きたい！」と言うと
父さんは「野分にはまだはやいよ」と言って笑っていた。
父さんの言葉に拗ねていると、頭をグシャグシャに撫でられる。
「じゃあ一緒に行こう！」と言って父さんは笑った。
「うん！約束だよ！！」と言って俺は目を輝かせた。
そんな約束をした次の日…父さんは海で突然姿を消した。
大勢の人で探したけど見つからなかった。
"父さんは海の下の世界に行ったんだ"
俺はそう信じて父さんが迎えに来るのを待った。
それから10年…俺は海の下の世界を信じている。
