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<end.of.world/nova>
永遠の黄昏しかない世界。
砂に覆われ、点在する廃墟と、朽ち果てた街。
僕はいつからかこの世界に存在したし、また彼女もいつからか僕の隣にいた。
僕らは旅を続けた。
どこを目指しているのか、どこにたどり着こうとしているのかもわからないまま。
そして、この世界には僕達しかいない。
僕らはどこから来たのだろう? そしてどこへ行くのだろう?
夕闇が永遠に続く世界。
砂に足をとられ、太古の建造物を見上げ、死んでいる街を越える。
私はいつからかこの世界に存在したし、また彼もいつからか私の隣にいた。
私達は旅を続けた。
何を求めるのか、何を求めたいのかもわからないまま。
そう。この世界には私達しかいない。
私達はどこから来たのだろう? そしてどこへ行くのだろう?