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第13話:親戚の幼女が来てからいろいろありすぎ...だよね

よろしくお願いします!

 昨日からうちに来ている楓ちゃん。


 朝は俺が面倒を見たが、昼は部活から帰ってきた加奈子に面倒を見てもらっている。


 じゃあ、俺は今何してるかって?

 そう、俺は今恵の部屋の前で頭を抱えていた...


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 時は遡り今日の朝のこと...


「ねぇ、兄貴...メグと何かあった?」


 部活に行こうとしていた加奈子に話し掛けられたことから始まった...


「べ、別になんもねぇよ」


(言えるわけないだろ!昨日一緒に風呂入ったなんて!しかもあんなことがあったってのに...)


「ないならいいんだけど...でも今日メグの様子おかしいんだよね。朝ごはんを食べてないし、部活もいかないって言ったらしいし...なにか知らない?」

「...しらん」


(ごめん...それたぶん全部俺のせいだわ...)


「まぁ、そのうち出てくるとは思うけど...じゃあ、私行くね」


 そう言って、加奈子は部活に向かった。


(さてと...どうすっかなー)


 とりあえず俺はリビングに行くことにした。


「あ、お兄ちゃんおはようですぅ♪」


 そこには楓ちゃんがいた。


 楓ちゃんは俺が入ってくるとすぐにソファーの一番はしっこのそれも肘おきのところに座って笑顔でこっちを見ていた。


「おはよう楓ちゃん。それで...なにこの距離感?」

「えー、別に深い意味はないですよー」


(うん、絶対なんかあるよね。てか、そんな笑顔で俺を見るな!今はその笑顔が痛い...)


「昨日のは事故なんだって!頼むから信じてくれよ」


 俺は昨日からこれを言い続けていた。


「もちろんわかってますよ。ちょっとお兄ちゃんをからかってみました♪」

「ははは...」


(六才にからかわれるとか...とほほ...てかこの子ってホントに六才なのかよ!)


「ところでお兄ちゃん、今日はお姉ちゃん達の姿が見えないですがどこにいるですか?」

「加奈子は部活、そんで恵は...引きこもってるらしい」


 俺がそういうと楓ちゃんは、


「あー、やっぱりそうだったですか。恵お姉ちゃん....ほんと何から何まで残念な人です」

「楓ちゃんにひとつ聞きたいんだけど...」

「もちろんお兄ちゃんのせいです!」


 楓ちゃんは俺が質問をする前に答えを言ってきた。


「なんでわかったの!?」

「乙女の勘です!」


(乙女の勘...あのどれねぇー)


 六才に聞くのは何だったが、頼れるのがこの子しかいなかったので意を決して俺は質問した。


「俺...どうすればいいと思う?」

「別にほっとけばいいんじゃないですかー」

「いや、そんなわけにはいかんでしょ」

「もう、楓は知りません!自分で考えてくださいですぅ!」


 そう言いはなった楓ちゃんは何かぶつぶつ言いながらリビングから出ていった。


「やっぱ、謝るしかねぇよな....」


 だが、俺はその時思うだけで実際に行動にうつすことはしなかった....


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 昼になっても恵は部屋から出てこなかった。


 そんなところに部活を終えた加奈子が帰ってきた。


「...んで、何でそのこと朝に言わなかったわけ?」


 とりあえず俺は加奈子にすべてを打ち明けた助けを求めた。


「そ、それには深いわけが....」

「はぁー...やっぱり兄貴のせいだったかぁ...」

「面目ない...」


 でも正直あれって事故だから俺のせいじゃないよね...なーんてことを言ったらどうなるかわかったもんじゃなかったので心のうちにしまっておいた。


「それで、兄貴はどうしたいの?」

「...やっぱり謝るべきかと」

「それ正論。なんでそこまで分かってて実行に移さなかったの?」

「そ、それは...」

「うじうじすんな!」

「ひぃぃっ!?」


(きょ、今日の加奈子チョー怖いんですけど!)


「ふー...まぁいいわ。昼は私が楓ちゃんの面倒見るから、兄貴は恵に謝ってきて」

「かたじけない!」


 俺はすぐさまリビングをでて恵の部屋へと向かった。


「...............ホントバカ」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ということで俺は恵の部屋の前に来ているのであった。


(来たのはいいけど....どうやって謝ろう?)


 そう、俺はなにも考えずにリビングからここまで来てしまっていたのだ。


(うーん...どうしたものか...てか、やっぱり思うんだがあれって絶対俺のせいじゃないよな。第一恵が一緒に入る何て言うからあんなことになったわけで...そうだ!俺のせいじゃないあいつのせいだ!)


 しかし、そんなことを思いながらも心のどこかにもやもやした気持ちがあって俺は決断できずにいた。


 そんなとき、部屋から声が聞こえてきた。


「あのメス豚が来てから変なことになったんだ。だったら消せば万事解決だよね...」


(ん?なんだ?)


「...よし、殺そう」


 俺はこれを聞いて、迷っている暇はないと思った。


(えーい!どうとでもなれ!)


 俺は恵の部屋のドアを叩き、いざ!決戦の地へと赴いていった...


 そして、俺は後々知ることになる。

 下ではもうひとつの戦いの火蓋が切っておとされようとしていたことに...


「あのバカ兄貴...なんで昨日私にはあんなに素っ気なかったくせに恵のことになるとあんなに必死なわけ...しかも一緒にお風呂入ったとか...嫌われてるのって私だけなのかな...」


 ガチャ


「ん?加奈子お姉ちゃん?」

「あ…楓ちゃん」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 こうして二つの戦いの火蓋が切っておとされた。


 これからどうなるのかは誰にもわからない。


 とりあえず...次回に続く




お読み頂き感謝です♪

自分の文章力のなさに泣けてくる...

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