雨宮「説明回っぽい」
まだ雨宮編書いてもストーリーが進まない。ライブ感じゃなくて普通に考えて書こうかな…
昼、そこいらで昼食をとり、十分に休憩をとり、特訓を再開する。
「音速!!」
もう十倍をすぐに出せるようにはなったぜ!
まぁ全然制御できないんですがね。
いまんとこ五倍歩きが精一杯だな。
走ってたら三倍でも制御できないし、十倍だと歩いていてもその辺にぶつかっちまう。
「くっそ!全然思い通りにできねぇ!」
さっきから十倍でガンガン竹にぶつかるから痛い。
加速中は丈夫になっているから痛いとかで済むけれど。
「いくら速くても制御できないんじゃ自滅を待つだけで勝てるわよ?」
そのとおりだが…うまくいかないからしょうがない。
別のこと試すかな。うーん、何が出来るだろうか…
自分以外も加速させられるのかな?
とりあえず試してみよう。
まずはその辺に落ちている石でも投げて試すか。
拾って、投げて、加速しろと念じる。
しかし、石の速度は変化しない。そのまま落ちる
「石を投げて動かしてるのに変化無しってことは物には無理ってことか…」
人だとどうなるんだろう…
「ハナ、お前を加速できるか試させてくれ。」
「やってみなさい。」
ハナはゆっくり歩く。三倍ぐらい加速させてみよう。
「高速!!」
しかしなにもおこらない。
「駄目ね、あなたの中でしか使えないんじゃない?」
そうみたいだな。制御の特訓に戻ろう。
その後暗くなるまでいろいろやってみたが、朝以上の進展は無かった。
今日出来るようになったことは
三倍、五倍、十倍速の変化。
五倍徒歩までの制御。
今日わかったことは
能力使用には条件があること。
俺の加速は立ち止まらないこと。
他の人や物には使えないこと。
あの時、火を避けたときとは何かが違うと言うこと。
まとめておいて損は無いよな。
今日は疲れた…さっさと飯食って風呂入って寝るか…
あ、いや宿題があったな。
加速しながらやれば早く終わる…と思ったけど動き回りながら宿題とかできねぇよ。
家に戻り風呂を沸かした後、宿題に取り掛かっている。
「何をしているのかしら?学校の勉強?」
「宿題だ。お前は風呂入ってろ。」
「意外と真面目なのね。」
そうだな、自分でもなんとなく思ってるけど結構真面目。
「なるほど、見た目チャラいのに真面目だから扱いに困るのね。あなたの友達がいない理由がわかったわ。」
その話題かよ!もういいじゃねぇか!傷を掘り返すなよ!
「それと、私はお風呂とか入らなくても大丈夫よ。食事も別にいいわ。」
「え?マジ?」
「本当よ、というか他の人から見れば誰もいないのに食べ物がなくなっていったり、シャワーが流れたりするのよ?問題あるんじゃない?」
そういやそうか…朝食も昼食もコイツは取ってなかったな。
「まぁ好きでやる人もいるけどね」
「幽霊の類ってお前みたいなのかよ…」
改めて思うと人のように動いてるのに人じゃないんだよな。
まぁ能力者も人を超えてるから人じゃないようなだろうけど。
「質問が出来た。能力者のパートナーって何者なんだ?人じゃないのはわかるけど…」
「そうね、説明が難しいわ…例えると天使みたいなものかしら?」
「うーん、なんとなく言いたいことは伝わる。」
なんとなくはわかるが詳しくはよくわからない。
まぁ説明が難しいと言うのなら俺では理解できないんだろう。
「宿題の邪魔をするのもなんだし、私はもう寝るわ。」
ハナは押入れに入っていく。朝は気がつかなかったが生活空間に改造されてた…
それも問題あるだろ!勝手に改造すんな!
宿題をしているうちにもう九時だ。
俺は宿題を終わらせ、風呂に入る。
非日常のようで、まだまだ日常だな…
バトル始まったら急激に変化するだろうけど。
ネタばれ↓
雨宮が加速制御できないのはあることに気づいてないから