【4】 目覚め
感想欲シィィィィィィィィ
なんだか体が重い。とりあえず瞼を開こう。
えぇぇぇぇ.....なんで柚衣が僕の隣で寝てるの?どうしよう?ねぇ、誰か答えて~
「んっ」
あ、そうだ起こしたらいいんだ。
「ねぇ、柚衣~。起きてくれないかな?」
「ん?あ~うん.....って悠樹!?大丈夫?どこか違和感ない?」
「あぁ、大丈夫だよ」
「もう、本当に心配したんだからね!悠樹の叫び声が、聞こえたからどうしたのかと思って.......」
「ごめんね、柚衣」
「謝らなくてもいいから、体が作り変えられているときは大体の人が気絶するから」
大体ってどういうこと?
「ねぇ、悠樹はなにか前とは違う何かを、感じないかな?」
「なんか力が漲るって感じがする。って、なんで?」
「んーっとね、そのことなんだけど、今、悠樹の体は完全にグールになったの」
「へ?じゃぁ、気絶する前は人間のままだったの!?」
「そういうわけじゃないよ。あの時の悠樹は、グールもどきだったってこと」
グールもどきですか.....
「でね、簡単に今の悠樹の体のこと説明するね」
「う、嬉しいんだけど、柚衣はいつまで僕の隣で寝てるの?」
「え.....きゃぁぁぁぁぁッ」
耳が痛いです.....
「こ、これはね、悠樹を看病している間に寝ちゃったんだ.....」
さいですか
「うん、もう分かったから説明お願いします」
「..........納得できない.....」
「え?なんていったの?」
「べ、別に何もいってないよ。と、とりあえず今の悠樹の体は、ボディービルダー10人分の筋肉が、体の中に詰め込まれている感じなの」
「へ?ボディービルダー?あのクロテカマッチョ?10人分も!?」
「う、うんそれであってるよ。あ、体重はね普通人間なら増えるんだけど、種族の基本スキルで体重は変わらないんだ」
なんて、便利なスキルッ。
「でね、次に教えることは、この世界の特別な法則(?)だよ。この世界では、生物を殺す時に、相手の魂の力を吸収するの。吸収すればするほど、悠樹は強くなれるよ。そしてね、ある程度まで溜まれば生命進化するんだ」
「生命進化?」
「生命進化っていうのは、例えば、コボルト種からワーウルフ種になる感じかな」
進化しすぎでしょ.......
「悠樹がもし、生命進化するなら捷疾鬼か、下級ヴャンパイアかな?」
捷疾鬼ってなんでしょうね........
「ねぇ今、思ったんだけど、何で僕は僕を襲ったグールのようにならず、こうして普通のままでいられるの?」
「あぁ、あのグールは禁忌を犯したと思うの....」
「禁忌?」
「うん。魔法で強制的に生命進化しようとしたの」
「魂の力が、溜まりきってない状態でも?」
「うん。成功する確立は1/20で、もし、失敗したらあのグールのように、魔物と変わらない存在になるの」
「ハイリスクなんだね........」
「もう、こんな話はやめて、次の話をしよう~」
「うん。お願いいたします。先生ッ」
「フフッ、教えてしんぜよう悠樹君ッ」
「じゃぁ、次はこっちの常識を教えるね」
「この世界には2つの大陸しかなくて、それぞれの大陸を支配する魔神様がいるのです。そして今いるこの大陸の名前は、ジャングリラ大陸と呼ばれております。また世界の至る所に、門というのがあって、悠樹を襲ったグールは未発見の門を通って悠樹の世界に現れたの」
「へぇ~。じゃぁ、僕の世界からはこっちに来れないの?」
「うん。魔力を持たないものは門を視れないし通ることもできないんだよ」
「そうだったら、なんで僕は通れたの?」
「あぁ~悠樹は噛まれていたから、ほんの少しだったけど魔力を身に宿したんだよ」
へぇ~、今なら魔法的なものも使えるのかな~?
「ねぇ、質問いい?」
「うんっ。いいよ」
「こっちの世界って、僕の世界と文化レベル同じなの?」
「えーっと、こっちの世界のほうが少し進んでるよ。悠樹の世界と大体同じだけど、コッチの世界にしかない素材とかあるし、もちろん悠樹の世界にはある物がなかったりするよ。まぁ、色々と違うものを見れると思うよ」
「そっか。こっちのほうが進んでるのか.......でも楽しみだな」
「次はこの大陸の権力者魔神様の話をするね」
「魔神様はね、ある一定の上位種族へと存在進化した人たちの中から選ばれるんだよ。悠樹の世界で言うと大統領って奴だね。千年ごとに選んでいくんだよ」
「寿命で死んでしまわないの?」
「上位種族になれば寿命が凄く長るから大丈夫だよ」
「でわ、次にいくよッ」
「あぁ、お願いし「おーい 飯できたぞっ」ヘ?ミレイ料理できたの?」
「うんっ。ミーは結構料理が得意なんだよっ」
へぇ~ なんか印象が........
「続きはご飯食べてからね~」
「了解~」
僕は、柚衣の後についていった。
うはっ
できれば 毎日更新したいんですけど
学生なんで テスト週間です