【34】 あ、お久しぶりです?
軽い食中毒のような症状でした
はい、悠樹です。
あれから、ご飯を食べながら獣鬼と、吸血鬼の説明を聞いた。
まぁ、話をまとめて言うと
獣鬼というのは呼び名で、獣王鬼が本来の種族名らしい。
みんな僕と同じような形態になれる、というわけじゃなく、人によって熊、猫、イルカとか各々違い、変化できるものによって身体能力が変わるらしい。ちなみに僕は、犬なんだとか。
あ、あと、属性が風と氷になりました。
形態変化してる時は、身体能力が増加し、毛が鉄の硬さになり、口からは自らの属性のものがだせるそうで....
まぁ、自分の変化能力とかぶったなとか思ってたけど、こっちの方が使いがってが良かった。
次に、吸血鬼は下級、中級、上級、真祖と階級があるらしく、その階級ごとに能力も強くなる。
けど、真祖になるには、ある条件があるんだとか。
吸血鬼は、昼に比べて夜だと能力が1.5倍になるが、吸血衝動に駆られる。特に階級が低いほど吸血衝動は強い。
また、吸血鬼は己の魔力を血に変換し、その血で戦闘するのが主流なんだとか。
ここにも、階級というのが関係あるらしく、低ければ低いほど血を操れる範囲が狭くなる。下級レベルでは、精々3mほどだけど、真祖レベルになると10、20㎞が普通になるとか、化け物の範囲を超えてるような....
「おーい、悠樹!ボーッとするなら、早く魔石採りに行こうぜッ」
「あ、うん。財布とってくるから、待ってて」
「おー、早くしてくれよー」
恵太との約束で、イレルカ洞窟に行く。
だけど、あの野郎(神様)が何か仕出かしてくるかもしれないから、正直行きたくない
どうにかなんないかなー
犬の姿で行こう、感覚が鋭くなるから厄介事を回避できるかもしれないし。
あの感覚を思い出して・・・よし、これでOKかなー
2度目だからか、ぜんぜん痛くなかった。
どうなってるんだろう、この体?
「お、秋田犬の姿で行くのかー」
『いや、柴犬なんだけど・・・・ちょっとね、この姿で慣れておこうかなーって。あと、神様対策kな』
「神様対策?」
『うん、まぁ気にしなくても良いよ。じゃ、近くに来て』
「おう。クロはこねぇのか?」
『お昼寝中だからー』
「そうかー」
まぁ、クロ太がいなくても大丈夫でしょ。進化したし、何かあっても転移で逃げてやる。
体調が順調になれば、更新速度も戻ると思いますー