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強制的に非日常が日常に  作者: ranndebu
33/35

【32】 あの~戻り方は....?

「あぁ、もう貸してよミー」

「いやだ」

あぁ、引っ張らないで...

く、苦しいよぉ......

意識が遠のいていく。

「お、おいッ!ゆ、悠樹の眼が虚ろになってるぞ....」

「「大...夫...よッ」」

柚衣達の声は、聞こえなくなっていき、川と人が見えてきた。

あぁッ!ばっちゃんじゃんッ。元気にしてた?

ちょっと待ってて、今から逝くから!

川へと入っていき半分を渡ったところで、ばっちゃんの口が裂けてきた...?

さ、裂けてきたッ!? ち、違う。あれ、ばっちゃんじゃないッ。

ばっちゃん(ホラー)は止まった僕に気付いたのか、僕を捕まえるために川へ入ってきた。

ちょ、待ってッ!

逃げる僕と、不気味に笑いながら距離を近づけてくるばっちゃん(ホラー)。

ばっちゃん(ホラー)の手が僕の肩を掴む

「オゥゥゥゥゥゥゥゥゥ(いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ)」

ゆ、夢か....

よかったぁ....

「大丈夫か?」

恵太の声が後ろから聞こえる

「あう、あうあ....オウゥゥゥフゥゥゥゥゥゥ(う、うん。大丈....いやぁぁぁぁぁぁ)」

振り返ったそこには、恵太じゃなく、ばっちゃん(ホラー)だった

「クーン....(だ、ダメだ....)」

意識が遠のく中、神様が嬉しそうに『成功だッ』と、言う声を聞いた....




「お...大丈....か、悠樹?」

恵太が、心配そうに僕を覗き込んでくる

「あう....わん(ばっちゃん(ホラー)じゃない...よかったぁ)」

「「ごめんなさい」」

土下座で謝ってくる二人

「あう...(もう、いいよ)」

「こんなんじゃ、足りないかユウキ?」

「ダメかな?」

あぁ、通じてない....

2人はまた、土下座して謝ってくる

と、止めないと...

《言葉が通じない事実を破壊する》

「あう(もう、いいよ)」

「な、なんだ?ユウキの声と、犬の声が一緒に聞こえてくる...?」

「わん(能力だよ)」

「そっか、ごめんね悠樹」

「わん?(戻り方は?)」

「ご、ごめん。私知らないんだ....」

へ?知らないの!?

能力で元に戻れるかな?

元に戻るようにイメージをする

あれ!? 戻れない....

本当にもうヤダ....


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