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強制的に非日常が日常に  作者: ranndebu
30/35

【29】 僕の行き先は?

寒ッ!?

あ~、布団からはみ出ちゃったのか.... ダブルベッドでも作ろうかな... というか、僕玄関のところで気絶したような....

うーん、ミレイが運んでくれたのかな? 服も着たままだし、太ももがやけに痛い....

あぁ、ポケットに神様にもらった奴が入ってるからか。

視界がはっきりとしてきた。うぁ、進化したせいか、髪が銀色になってる。

へッ!? クローゼットが勝手に開きだした......

「憂樹....窓閉めてくれ...火傷する....」

恵太!? てか、恵太無事に変化できたのか、目の色が赤色になっている...

とりあえず起きて、窓のシャッターを閉める

「あんがと...制約(これ)どうにかなんないのかな?」

んー、低位の概念付きの出せるようになったけど、どんなの出せるんだろ?

できれば、《解除》をだせればいいんだけどな~

ん?何か紙落ちてきた...


『神様NEWS☆


僕からのお知らせだよッ

中位に進化した君は概念付きの物を出そうとするでしょう。でも、破壊で出そうとした概念がまだ出せるものではないときは、僕の気分に応じたものを出します☆

それでは、また来週呼び出すねッ


PS, この紙は3分後に僕のプロマイドになります☆』


うぁ、ウザイ.... てか、また呼び出す気かよ....

とりあえず、試すか

「恵太~、耳に穴あけてる?」

「あ~、3つほど」

じゃぁ、作るか

《僕が思うような解除の概念が付属されたピアスがない事実を破壊する》

お、成功した。

手には黒のリング型に、なんかの文字が刻まれてるピアスがあった。

「これ、着けてみて」

クローゼットの前に立っている恵太に向けて投げた

てか、恵太何でクローゼットから出てきたんだろ?

「お!? 体の倦怠感が無くなったッ どういう訳かわかんないけどありがとッ」

「いいよ、そのピアスつけてたら、ヴャンパイアの弱点の、水とか日光とか大丈夫になるから。でさぁ、何で僕のクローゼットに?」

「マジかッ、マジであんがとッ。俺がここに居たのは、昨日空間湾曲が成功したか確認したら、この部屋のクローゼットが、1階の居間並みに広くなってたからなんだよ」

成功したんだ、後で家具とかだしてあげよ

とりあえず、僕のダブルベッドだそ

《僕が思うようなベッドがない事実を破壊する》

よしッ 思い通りに出た。マットの素材が低反発ウレタンという、長年夢見てた事を叶えた。

「な、何だよこれ!?」

「僕のスキルだよ。恵太も貰ったでしょ?」

「あ、あぁ、昨日夢で女の人に恩恵貰ったけど、あれ現実?」

「多分そうだよ。で、何貰ったの?」

「えーっと、確か《召還》?」

「なんで疑問系?」

「いやー、女の人に決められたからさぁ」

ご愁傷様です......

「何を召還できんの?」

「武器と魔物」

随分と戦闘向きだな~

「にゃ~、うるさいにゃ....」

「あ、ごめんクロ太」

「もう、いいけどにゃ、とりあえず尻尾に纏わせてる風やめてにゃ」

「尻尾?」

「ご主人のにゃ」

はい!?尻尾? 後ろを振り返ると犬のような銀色の毛並みの尻尾が付いていた.....

「へ? な、なんで!?]

「獣鬼になったからにゃ」

「も、もかして耳もついてる?」

「もち、頭に銀色の毛並みの犬耳がついてんぜ」

笑顔で、親指を突き立てながら言う恵太。

「はぁ、これどうにかなんないかな....」

「なんないにゃ」

どうしたらいいだろう.....

先にクロ太に首輪あげよ。

クロ太に向けて首輪を投げる

「白じゃなく、黄色がいいにゃ」

それはどうしようもないよ...

「というより、何で首輪にゃ?」

「神様からのプレゼント。変化の手伝いをしてくれるんだって」

「マジかにゃッ!? これで、コンプレックス解消できるにゃ」

嬉しそうに首輪を抱きしめる

「ご主人、付けてにゃ~」

「はいはい。どう?」

「キ、キツイにゃ....」

「ごめんごめん。今緩めるよ」

「なんか、俺も使い魔欲しい....」

隣で三角座りしながら言う恵太

「スキルで呼べばいいじゃん、よしッこれでいいでしょ」

「いや、役目が終わったら還っちゃうから無理なんだ」

「ぴったしにゃッ」

「じゃ、魔石採りに行かないとね。あ、ベッドではしゃがないでよクロ太」

「なんで魔石がいるんだ?」

「な、なんにゃッ!?このベッドの感触....最高にゃ~」

ベッド上で転がりまわるクロ太

「使い魔召還陣にいるんだよ」

うぁ、本当にプロマイドに変わってる....

「そうなのか」

「まぁ、今日採りに行こうか、あとクロ太そのプロマイド切り刻んで」

「了解にゃ」

スキルで伸ばされた爪で、切り刻まれていくプロマイド

「サンキュー、まだ戦い方とかわかんねぇから、足手まといになるがよろしくな」

「うん」

「あ」

「どうしたの、クロ太?」

「昨日、ミレイとユイが気絶したご主人の写真取ってたにゃ」

「え....」

「しょうがねぇよ、進化したお前なんか、おこぼくなってるし」

本当にもういや......


9分間に合わず....

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