【26】 変化?
「クロ太~、恵太~」
階段から、ゆっくりとクロ太が滑り落ちてきた
「恵太は、ご主人のへやにいるにゃ」
「了解~」
「教えたから、抱っこしてにゃ」
「......OK」
クロ太を抱え階段を上る
「後もう少ししたらご主人も恵太も変化するはずにゃ」
「へ!?」
ぼ、僕も!?
「だって、さっきからご主人無意識に、魔力垂れ流してるにゃよ」
嘘.....
「まぁ、超低位のグールがAランクのドラゴンを、倒したこと自体がありえないことにゃ。実際、倒したときに変化するはずだと思っていたにゃ。けど、変化しなかったから、無意識に抑えていたと思うにゃ。きっと、ミレイもユイも分かってるはずにゃ」
皆知ってたの!?ってか、抑えてたからウズウズするのかな?
「何ランクかいっきにアップすると思うにゃ。だから、とっても激痛にゃよ」
やだなぁ......
「ほら、早く上るにゃ」
「う、うん」
階段を上り終え、僕の部屋のドアを開いた瞬間
「か、かゆッ。何だこの痒さはッ?も、もかして、クロ太のノミか!?」
体を掻きながら、呻いてる恵太が居た
「失礼にゃッ! わっちにはノミなんてついていないにゃッ」
クロ太が、飛び掛って猫パンチを食らわす
「あー、うん。恵太、ミレイたちが話しあるから下に降りようか」
「お、おう」
なんか、顔を引きつらせてる......
超短文ですみません
塾に行く前に書いたものですので...