【24】 犯罪者?
「いらっしゃいませ~」
ウェイトレスさんに迎えられて、レストランの奥のテーブルを見ると腹を異常に膨らませて、テ-ブルに仰向けで倒れているクロ太と、突っ伏している恵太がいた
「もう、だめにゃ.....」
「うっ....吐きそう....」
喰いすぎだろ......
テーブルへと近寄ると、
「にゃ~、果物ほしいにゃ~」
「そんなに膨らませて、まだ食べるの?」
「ふっ、別腹にゃ.....」
かっこつけないでいいから
「ごちそうさん.....悠樹」
「名前いったっけ?」
「クロから聞いたんだ」
「果物~」
何か呻いてる......
「じゃ、帰るよ」
「何処に?」
「抱っこしてにゃ」
「居候させてもらっている家にだよ」
クロ太を抱きかかえて、答える
「そっか......」
「先に出てて、払ってくるから」
「ありがとな」
受付へと向かうと
「合計2万レソトです」
10万円......
顔を引きつらせながら、カードを渡す
「はい、またのご来店を」
機械に通したかーどを渡し、そう言った
「は、はい」
お金には困ってないけど、小市民の僕にはね......
店を出ると、しゃがんでいる恵太が居た
「どうしたの?」
「吐きそうなんだ....」
本当にどんだけ食ってんだよ......
とりあえず、帰ろう...
《僕らが、家に居ない事実を破壊する》
目を開けると、いつもの1階の居間にいた
「ハァ!?な、何だよこれ!?」
素敵なリアクションです!
「やっと帰ったの?悠...樹と誰.....?」
もうパジャマ着てるんだ
「果物~」
いつまで言ってんの?クロ太......