【18】 犬なんだろ?
「にゃ~ご主人」
そう言いながら、大きいネズミもどき達を、少し長いオレンジ色の双剣で蹴散らして行く。
「何?」
僕は、風を鎧替わりに纏いながら、破壊で出した籠手でネズミもどきを殴る。
「どこが中部にゃ?」
「この魔力の光に何かが反射したら、中部だと思うよ」
「何も反射しないにゃ。それどころか、魔物達がおかしいぐらいに、集まって来たにゃ.....」
うん、そろそろ腕がやばくなってきた..........
「にゃッ!?壁中が光ってるですにゃッ」
..........無駄に明るい
「ご主人ッ。わっちが掘り出すから、魔物から守ってくださいにゃ」
「了解ッ!」
僕は衝撃波をイメージし、手から放つ。
衝撃波で、石が吹き飛び魔物達の身体に食い込んだり、近くに居たのは、壁に吹き飛ばされて、トマトをぶつけた様に血が広がる
うん。やりすぎた..........
「にゃーッ! 来たですにゃッこの大きさッこの色の濃さ..........完璧ですにゃーーーーッ」
嬉しそうに、石を抱えて叫ぶクロ太..........
『ギャァァァァ』
うん、いつぞや見た事のある魔物が走って来た
「ブラッドドラゴンですにゃ..........」
ヤバイね..........
睡眠欲に負けた