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強制的に非日常が日常に  作者: ranndebu
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【12】 使い魔?

「もう、大丈夫なの? ミレイ」

「あぁ、大丈夫だが少し脇腹が痛いな」

「そっか、あんま無理しないでよ」

「あぁ、ありがとう」

「お~い、3人分の魔方陣書き終えたよ~」

「わかったよ、ユイッ」

家の裏で柚衣が呼ぶ。家の前にいた僕たちは、柚衣の元へ行った。

そこにはやりきった表情の柚衣と複雑な魔方陣が3つあった。今思えば、1つの魔方陣じゃだめなのかな。使い魔のことも詳しく聞こう。

「ねぇ、柚衣。なんで魔法陣を3つも書くの?あと、使い魔のことも詳しく教えて」

「いいよ。3つも書く理由は、1度使えば魔方陣の効力が失われるの」

へぇ~、そうだよね。何度も使えれば、店みたいの作って、使用料で生きていけるもんね。

「で、使い魔はただの魔物なの」

「え.....それだけ?」

「もちろん続きはあるよ。呼び出した魔物は戦闘して相手に自分が格下と分からせたら契約できるの。で、契約時に、理性ができるの。また、私たちみたいに生命進化(ランクアップ)もするよ。」

「戦闘しないといけないのか.....」

「危なくなったら、私たちが倒すから。でも、自分で倒さないと契約はできないよ」

「どうやって呼び出すの?」

「『我は呼ぶ』だよ」

結構簡単なんだね。

「じゃぁ、悠樹からしようか」

僕からなんだ......

「そんな、気張んなよユウキ」

「う、うん」

僕は、魔方陣の前に立つ。

『我は呼ぶ』

魔方陣は、淡い黒の光を放ち陣上に光の塊ができる。光が止んできた。出てきたのは、

「黒猫?」

「ミャ~」

綺麗な黄色の目をした尾が二本の黒猫がでてきた。

「うぁ~可愛ッ」

「猫又だな」

これって戦闘するの?

「シャ―――ッ」

いきなり、全身の毛を逆立たせて威嚇してきた。

......二足歩行してるよあの猫....どんな骨格をしているんだろ?

黒猫の片目から、火のような光が溢れ、両手(?)両足から、30cmぐらいのオレンジ色の光る爪みたいのが出ている。

殺る気満々のようです.....

「ほぉ、突然変異のスキル持ちか...結構レアなスキルだな」

「悠樹大丈夫かな?」

猫は腕を交差させて、飛び掛ってきた。

「ミャオッ」

「うぁッ!」

どうしよう......今思えば、戦う力持ってない......変身能力で考える時間を稼ごう。

とりあえず、翼を生やそう。今日の朝と同じ感覚が10秒続き、後ろから白色の翼が生えた。

「ユイから聞いていたが、あれはもうグールじゃないな......」

「本当に、朝の悠樹だったんだ....」

ギリギリながらも、攻撃をかわしていたら、黒猫がイラついてきたのか、目から溢れている光が強くなっている。

早く風をまとって飛ばないと!僕はイメージをし、風をまとって空へと飛んだ。

どうしよう....どう倒そうかな?風を使って攻撃する?でもどうやって?ん~、あッ!洞窟で見た柚衣の雷のようにやってみよう。魔力が雷のようになるようにイメージをし、風を付け足す。

すると、鉄骨を10mから落としたような音が響き、砂塵が晴れたそこには小規模のクレーターができた。

......まさかの破壊力...けど、当てられない......あの猫に魔力をかけて、目印に向けていくようにイメージを付け足せばいけるんじゃないかな?

「あいつ魔法まで習得したんだな……」

とりあえず、猫に魔力をかけないと......黒猫はキレたのか、片目の光が勢いを増して、片腕を包む。

光が固まっていく....光がはじけると、鮮やかなオレンジ色の篭手が現れた。

「規格外だな.....」

「悠樹と一緒だね....」

失礼なことを言っているな......

黒猫は、篭手を僕に向けて、何かを撃って来た。

「痛ッ!」

右の翼に何かオレンジ色のものがいくつも刺さっている……

針……?厄介だな~

猫に向けて急降下する。猫は待っていたぞとばかりに飛び掛ってくる。

イメージ、イメージ!うッ足にかすったみたい……早くしないと……

「ミャッ」

よしッ できた。あとはイメージを付け足したて発動するだけだ。

風は下で騒いでる猫に向って駆け落ちる。少し手加減をして発動したおかけで最初の様な破壊力は無かった。

砂塵が晴れたそこには、全身傷だらけの猫が倒れていた。

死んでないよね?

「悠樹ッ猫ちゃんの腕をつかんで、『我に従え』って言って!それで契約は終わるから」

多分まだ起きないだろうけど、念のために急ごう。

僕は猫の腕を掴んで

『我に従え』

と言った瞬間、猫の傷は消え猫の左の手の甲(?)と僕の左の手の甲に図鑑でみた事のある日々草の入れ墨が浮き出てきた。

「契約の印があるから成功したみたいだねッ おめでとう悠樹」

「規格外コンビの誕生だな。まぁ おめでとう」

「あはは…ありがとう柚衣、ミレイ」

「猫ちゃんが起きたら名前つけてあげなよ」

「そうか名前か……」

何にしようかな?黒猫だから、クロ太にしようか……

猫が起きてから決めよう

次は柚衣がするみたいだ。一体何が出てくるのかな?



成功したのはいいけど、疲れた。

最近書く文字数が二千前後になりました

まぁ 他の人と比べれば 少ない方でしょう……

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