【10】 スキル増やしてみる?
「クエスト受理しました。頑張ってくださいねユウキさん~」
「怪我しない程度に頑張ってきます~」
2時間も使って選んだクエストは、イレルカ洞窟の入り口付近にあるスイバという薬草を、5株採取するというものです。とりあえず、ギルドから出なければ。う~ん、柚衣はこっちのほうが文明進んでいるって言ってたけど、そこまで違わないと思う......きっと、何かが僕の世界より進んでいるんだろう。
......今更だけど、イレルカ洞窟ってどこ?......破壊で試してみよう.......
《僕がイレルカ洞窟にいない事実を破壊する》
目の前が真っ黒になった瞬間、目の前に赤黒い西洋系のドラゴンがいた......ん?ドラゴン....早くも、人生終了のお知らせです......あれ?もかしてこっちに気付いてない?どうにかなるかも....ねずみになれば、気付かれずに出れるかな?前から試してみたかったことをココで試すとは......生きるためだ、やるしかないよね。
《僕に、自分の意思で体の一部または、動物に変化する能力を持っていない事実を破壊する》
......成功したかな?とりあえずねずみになることを念じよう。すると僕の体は、縮んでいき、体中から黒い毛とお尻の上に尻尾のようなものが生えてきて、最終的に12cm位のねずみになった。
これで、とりあえず人生終了は免れたけど、どうやって入り口付近にいこうかな?
「チッ、ブラッドドラゴンだ......どうする?」
少し離れた岩の裏に隠れるミレイと柚衣。
「私が囮になっている間にミーが転移を使って、あいつの背後にまわるのはどうかな?」
「危険だ。しかも、一撃で倒せるかはわからない......」
「でも、コレしかないと思うよ?ここで、正面から戦ったら、リスクが大きいだけだよ」
「だが....」
「大丈夫だよ。ちょっとの怪我なら治せるし」
「本当に危なくなったら、逃げろよ」
「わかったよミー」
「じゃぁ、雷であいつに攻撃するから、よろしくね」
ん?あれって柚衣じゃん!?あれ、ミレイは?うぉッ、柚衣がドラゴンに向かって雷を撃ってる
雷はドラゴンの、腹の部分を少し抉った。直後ドラゴンは怒ったように、咆えた。
『ガァァァァァァ』
ドラゴンは柚衣へ向かって、突進した。その直後、ミレイがいきなりドラゴンの後ろに現れ、柄が金属で刀身が水でできた斬馬刀を、ドラゴンの首に向かって、降りおとした。
しかし、ドラゴンは気付いていたようで、身を捩じらせ回避しようとしていた。しかし、回避は間に合わず、腕を切り落とされた。
『ギィヤァァァァァァァ』
「チッ、躱したか」
ドラゴンは、お返しだとばかりに尾を、ミレイに振るう。
とっさの事で、ミレイは躱せず吹き飛ばされ、壁にぶつかり気を失ったようだ。
ドラゴンは口を開き、ミレイにブレスを吐こうとする。
「させないッ!」
柚衣は、圧縮した雷をドラゴンに向け放った。
雷の閃光で真昼間のように明るくなった直後もの凄い音を立ててドラゴンの顔の半面を抉り、そこから勢い良く血が吹き出した。
『ガァァァ』
と弱々しく吠え、ミレイの上に倒れ始めた。
ヤバイッ早くミレイをコッチに引きずってこないと!
僕の体は骨が折れるような音を立てながら大きくなって行き2mほどの白い狼に変身した。ミレイの服を噛んで破れないように引きずり、ギリギリドラゴンがミレイの上に倒れずに済んだ。
「なんで聖獣がここにいるのッ!?」
聖獣?……もかして僕の事? 柚衣に雷を撃たれる前に戻ろう。
身体中の毛がなくなって行き、元の僕に戻った。
「悠樹ッ!?」
「あはは……やぁ」
「やぁじゃないよ!何でここにいるの?なんで聖獣になっていたの!?」
「えーっと、クエストでイレルカ洞窟に行く事になったんだけど、道知らないから破壊を使ったら、ドラゴンの後ろに出たんだ。そこで気付かれないように破壊で変身能力をふやしたんだ」
「……ハァ~、そうだったね悠樹だもんね……」
何ですかその諦め文句!?怒鳴ってくると思っていたのに。
「とりあえず、ミーを治療しないと!多分内臓と肋骨がイカレてると思う」
イカレてるんですか……
柚衣の手から淡い緑の光が溢れる。そして、ミレイの心臓部の上に手を当てた。
ミレイの青白かった顔がだんだんと健康的になってきた。
「ふぅ~治療完了!マナ結晶は採取し終わっているからいいけど、どうやって帰ろう……あんまし体を揺らしたらダメだし……」
んー破壊を使ったら、帰れるくね?
「ねぇ、柚衣僕のスキルを使えば帰れると思う」
「あぁ!そうだね悠樹のスキルなら帰れるね」
「じゃぁ 使うよ」
《僕らが家にいない事実を破壊する》
目を開けたら、無事に家の玄関にいた。
「ミーをベットに連れていくね」
「手伝わなくてもいいの?」
「大丈夫だよ悠樹。ミー結構軽いから」
「気を付けてね」
「は~い」
そう言って柚衣はミレイを担いで上に上がった
んー何か僕忘れているような……まぁいいか
もう、いい時間だし寝よう
初戦闘シーンを書きます
難しすぎます