詩: 螺旋のほどき方
掲載日:2026/02/25
駅前のパン屋で
焼きたてのチョココロネを買いました
近くの小さな公園の
陽だまりのベンチに腰をおろし
くるくる巻いたパンを
ゆっくりほどきながら食べます
チョコを少しつけながら
人生は
年を重ね 何かを積み上げているようでいて
むしろ
外側から少しずつ ほどいているのかもしれません
中心にある 大事なものに向かって
順番に
やわらかく
自分のペースで
いろいろなしがらみを
剝いで行く
ほどききったとき
そこには何があるのでしょう
パンとともに食べきったチョコ
そこのあるのは無でしょうか
それとも
優しく甘い満足でしょうか




