放棄隠匿②:傾向、申告
「放棄隠匿を積み重ねるごとに悪感が無くなって、スリルを感じる奴もいるからな」
万引きの常習犯と同じ感覚ですかね。
1日、束の2つ3つを放棄隠匿していけば、それが4000通ほどになるまで……1か月近くで積み上がると思います。そうなれば、もう引き返せなくなりますね(笑)
「笑いごとじゃねぇーって……」
……ここからのお話として、放棄隠匿を防ぐか。っていう話ではありません。
【放棄隠匿をどのようにやるか。どーすれば、被害を抑えられる放棄隠匿になるか】
というお話にします。(よーするに犯罪の手引きです)
「マネするなよ」
「ここを参考しましたとか、書くんじゃないぞ!!」
……注意をするに辺り。どーいう郵便物が放棄隠匿されやすいか、の話をしないといけませんね。
最たる例っていうか、ぶっちぎりなのが
5.タウンプラスの放棄隠匿 及び DMの放棄隠匿
「統計はとってないが、体感的にはタウンプラスが断トツ。次にDMの郵便物だ」
「……読者様を不安にさせない言葉じゃないけれど。欲しい郵便物は……おおよそ、届いているはずだ。誤配もそれはあるにしてもだ。そーいうのを、まず放棄隠匿しねぇってのは、言っておく」
もちろん、欲しい郵便物が放棄隠匿された事例もあるけれどね(それをした奴はもう論外)。
タウンプラスというのは、皆様がウザったく思ってる、ポストに入っているチラシと同じモノだと思ってください。決められた地域に全戸配布されている郵便物です。
これも簡単に言うと、DMと同じですね。ただ、数が非常に多くて、1地域に600~800くらいは配達になりますでしょうか?もっとあったりしますね。
1週間ほどの期間で、全部配達するよう言われております。
「タウンプラスの特徴としては、配布地域は書かれてるけど、住所氏名は書いてないんだよ」
タウンプラスを頼んだお客様にこんな書き方はいいか分かりませんが
【受け取ったお客様の99%、捨ててますよ】
という事実を知ってしまうと、……フツーに捨てても、バレない可能性が非常に高いです。っていうか、全戸配布ってクソ怠いんですよ。配達が全然進まないんです。定形外のタウンプラスは特にです。
「だから、放棄隠匿をしやすいってわけじゃないんだけど。そのやりやすさとその原因を作っているのは、こいつが一番高い」
次点でDMです。これに関しても、ホント。”昔のお客様”の情報を元に発送されているため、放棄したところで、お客様が気付かないし、関心を持たない事が多々あると思ってください。
「暴論ではあるが、不必要なモノを捨てて何か悪い?って話だ……あ、今のなしな(もちろん、俺はしてないからな)」
「”不着申告”がまず来ない、という郵便物を放棄隠匿するのは、犯罪な事に目を瞑るとしても有効っていうのを覚えろ(これも後々、書きます)」
作者がクソ嫌いなのは、”不着申告”です。
放棄隠匿をした場合、その発覚は”不着申告”から始まります。
タウンプラスやDMを不着申告する方なんて、10年以上も配達員をやってますけど、一度もありません。この発覚がなければ、上司も班内も気付かないわけですし、お客様はもっと気付きません。
だって、ちゃんと欲しい郵便物がちゃんと届いていたら、そんな話は起こりません。そーいった前提がそもそもなってないから、放棄隠匿に繋がってしまうわけです。
ニュースの方でもやっぱり、”郵便物が届いていない”という不着申告が十数件上がってきたそうです。
お客様の欲しいモノと、どーでも良いモノを見分けるのは、非常に簡単なお話ですが。
ほとんどに言えることですが。
全体の7割ぐらいは届いてくれないと困る郵便物です。タウンプラスだって、毎日あるわけじゃないです。DMが全然なくて、税金関係の書類が1000通くらい来る日もあります。
その日に応じて、配達する、放棄隠匿する、……とか、考えてる方がいたとしたら
「「両方共配達する方が早い OR 両方共配達しない……になる」」
6.放棄隠匿は癖になると、全部隠すようになります。分別なんかもしなくなります。そして、不着申告から放棄隠匿は発覚していきます。
「なるべく、大事なモノは追跡の荷物にしろって常々言うか。入力ミスがあるにしろ。それを放棄隠匿したら、バレる可能性がメッチャ高いわけよ(普段からしてるわけじゃねぇーよ)」
追跡郵便を放棄隠匿したら、すぐに調査が入りますからね。何十件も同じ担当が、同じ地域で、不着申告が挙がって来たら、周辺調査及び本人の調査ですからね。
ここまで行ったら、末期ですからね。
さっさと10階建てのマンションから飛び降りてください。