放棄隠匿①:相談、物量、本気、根気
「え~、先日、ニュースでもあったように、〇〇局で放棄隠匿が発覚しました」
……どえらい迷惑ですわい。
その方の年齢も聞いても、アレな話ですが。
「お前等すんじゃねぇーぞ。つーか、放棄するくらいなら、俺によこせよ!!無断でやるんじゃないぞ!ちゃんとよこせよ!!」
……しょうがねぇーなぁ。
もしここに、郵便配達員の読者様がいて、本当に本当に、放棄隠匿をしたい!!って方がおられる場合の対処方法を今回はお話しようかなって思います。
局にもよりますが、簡単な方法があります(ただし、マネすんじゃねぇーぞ)
どストレートにやりやがっている奴等に分かりやすい一言で言わせてもらいますが、
【このヘタクソがぁっ!!】
ブチギレて当然です。虐められる奴にも原因があるんですよ。企業への復讐だ、とかでやる馬鹿がいますが、ヘタクソと一緒に働く身にもなって欲しいものです。
◇ ◇
「「はぁ~、つっかえ……」」
木下配達員と山口兵多配達員は、放棄隠匿の動画研修を受け、それについて意見などを書くのだが。
クっソ怠い。
部長や局長、その上の連中は常々
『班内のチームワークが大事です!!悩み事があったら、笑顔で話し合いましょう!』
とか言ってますが。
できる配達員である2人からすれば
「「配達できねぇのは、俺によこせ」」
放棄隠匿を手っ取り早く解決するには、できる配達員達に仕事を振るというのが基本対応となります。
真面目が馬鹿を見るっていう言葉がピッタリですね(笑)。お似合いだよ、バーカ!
「テメェもだ!!」
「……言っておくが、犯罪ほど重い処分はねぇからな」
配達できなかったから怒られるって、……思う方がいるって言うんですが。犯罪する方が困りますし。法律に沿って刑罰が決まりますが。
こっちからすれば、やった奴を死刑にしたいんですよね。エレベーター待ってないで、マンションから飛び降りろとか、言うだけじゃなくて、やらせますからね(ブラック体質とか言わないでよ)。お前が死んでくれたり、そもそも雇われてなきゃ、こんなくだらねぇ研修を無関係な人達はしないからね。
1.仕事ができる連中に相談すること。報連相が大事!!
「4000通ほどだってよ」
「はぁ~~、その程度か」
……その程度って表現すると怒られますが。数で見ると、多く感じると思いますが。
この物数を1日の平均物数にすると、(作者の地域に換算すると)
「1地域に換算すれば、たかが1週間分じゃねぇかよ……5日分くらいか?」
1日、定形・定形外・追跡・書留……などなどを合わせると、
配達員は大体、1日に500通くらいの郵便物を取り扱います(書留とかを一緒にしちゃうけど、数の上ではね!)。もちろん、多い少ないはありますが、単純な計算として。4000通という数なら、4000/500 = 8日分に相当します。
仮に捨てないとして、1地域の8日分の配達をしろって言われる話だとすれば
「休んでる連中を配達出させりゃ、すぐ終わる!!」
「休みなしで働きゃ1日で片が付くんだよ。人海戦術は偉大なんだよ!!」
2.残した郵便は休まなきゃ配達できます!!休むために配達する事をよく覚えてください!配達終わってねぇなら、休んでんじゃねぇ(完全にブラックじゃん)
「先日の台風の時も、配達止めてんだよ。で、次の日の土曜日に配達をやってたからね(各班の判断ではあったけどね)」
状況を見て、残すとかは普通にしてます。放棄する事はダメですけど、遅延は全然OKだというのをご理解してください。これはお客様にもお願いします。
欲しいモノだったら、せめて追跡にしてくださいよ。ホント!
「大体よー。なに放棄してるんだよ!燃やせ燃やせ!!郵便なんか燃やせって言ってるだろうが!!」
「……木下さん。その発言は絶対に止めろ」
ガチの放棄隠匿をするなら……するならって話ですが。
現場の配達員達からの最適解は、”燃やすこと”だって言われてます。
郵便物をシュレッダーにかけたり、自宅へ持ち帰ったり、空き家に放り込むなんてやるのは、放棄隠匿の観点から言わせれば、2流・3流のレベルです。
「実話じゃないけどな!!飲み会の席で話し合った事だから!!っての注釈するからな」
1人暮らしならともかく……いや、1人暮らしだとしてもです。
郵便物を持ち帰る労力はかなり面倒です(配達地域に自宅がある人も同じです)。先ほども書きましたが、1日500通。その全てを自宅に放り込んでたら、すぐに自宅が郵便で埋まります。毎日、溜めこんで溜まるってのが一般的ですが。お母さんやお父さんがその処分をしてくれるわけもないし。そのまま、ゴミ袋入れたら、余裕で捕まりますからね。
じゃあ、空き家が良いのか?っていうと、これはこれで、放り込んだら取り出せない可能性が高いのと、地域住民の方や不動産関係方達、警察はもちろん。配達をしているのが自分以外にもいる以上は、気付かれるケースが多いです。違う郵便が沢山残ってたら、バレるんだから。
なので、結論としては。
放棄隠匿をするなら
「燃やせ。ガスコンロは家にあるだろ。IHも便利だけどさ。火は手軽に用意できて、自宅で可能だからだ!」
「おい、絶対にやるなよ!!」
「……実際にやったわけじゃねぇが。チラシで試した時に何分かかったか最後に教えてやる。もちろん、自宅を火事にするわけにいかねぇからな」
3.放棄隠匿を本気でするなら、郵便を燃やせ!!本気でするならな!!
「でも、それをしねぇって事は。本気じゃねぇわけよ」
荒々しい事ばかり発言してますが。
放棄隠匿する方達の最大の特徴としては
「「やる気なくした」」
……放棄隠匿をされる方達って、やる気ないんですよ。やる気ないのに働いてるんですよね。働くのが嫌だーっていう、やる気よりもさらに下なので。どう表現すればいいか。分かりませんけれど。
結局のところ。
やる気ないんですよね。
「放棄隠匿で発見されやすいのは、自宅・ロッカー、配達地域にある空き家なんだわな」
この3つの特徴としては、凄く簡単に処理できるんです。
バレやすいからやっちゃうんです。
明日やればいいやとかも、考えてもないんです。だから、……うーん
「やる奴は馬鹿」
もー知らねーって感じなんですよね。こっち良い迷惑です。
ただね。配達をしてれば気付くはずなんですが。
ロッカーに郵便を入れるって、今日配達する郵便を全部入れられるわけもないし、一束・二束程度を毎日ロッカーに入れたり、自宅に隠したりするの、
だりぃーっす。結局、配達地域に行ってるのなら。ね。
4.放棄隠匿をする8割はやる気ない奴。2割は責任感があったり、責任の立場を持ってる奴




