第6部 人が創りし者と造られし者・登場人物紹介
『ファウナ・デル・フォレスタ』
17歳の魔法少女。自分が書いた出鱈目な魔導書を真の魔術に変える不思議な力を持ち合わせている。未だ何故そんな能力があるのか定かではない。
だが思慮浅いのが災いして、AI兵に負けるという失態を犯した。
『レヴァーラ・ガン・イルッゾ』
ヴァロウズ3番目の剣士、天斬との決戦に於いて『閃光』という不思議な力を行使し、圧倒してみせた。彼女が着装した戦闘服に秘密があるらしいのだが真実は不明。
『リディーナ』
戦闘服の発案者にして、レヴァーラに先んじてこれを着て4番目の神聖術士を追い詰めてみせた。
剣は全くの素人、故に戦闘服が如何に優れているか窺い知れるというものだ。
現在、エドル神殿を治める2番目の芸術師の相手をしている最中である。
『オルティスタ』
炎舞の師匠であり、実父である焔聖との師弟対決に於いて、全く歯が立たなかった彼女。結果、10番目の音使いが張った罠のお陰でどうにか生き長らえた。
しかし師を超えられないばかりか、仲間の手で始末して貰うという大失態に酷く落ち込むのである。
『アル・ガ・デラロサ』
オルティスタも自分と同じく元傭兵であったと知り、それがこともあろうに戦いが原因で落胆しているのに納得がいかないらしい。
『ディスラド』
ヴァロウズ2番目の実力者であるこの男の爆発力の正体。それは美しき者を火種にして散らすという壮絶たるものであった。
だが彼の主戦武器はあくまで黒い片刃の剣だという。そもそもヴァロウズで剣士と言えばNo3が最強かと思いきや、そんな短絡的な話ではない模様。
しかしヴァロウズの力とは一芸に秀でたもの………逆を指すなら複数の能力を得られないのではなかったのか？
『レヴァーラに与せぬ者達』
レヴァーラによって力を与えられながらも、裏切った者のうち、蒼き光を収束した刃を扱う天斬は掃討された。
残るは5番目の占い師。4番目の神聖術士。2番目の芸術師、そして1番目の星を墜とす者。
果たして次に墜とされるのは一体誰か？ 或いは一矢報いるのか？
『自然体』と『そうでない者』
レヴァーラがファウナ・デル・フォレスタを指し自然体と呼称していた。それは彼女が能力を授けたヴァロウズと対極を為す存在という意味らしい。
他にも祈禱の力で滾る剣を扱うオルティスタ辺りも該当する。要は人の算出に寄らぬ力を抱く者共の総称。
これらをどう扱うのかが、レヴァーラの行く末を左右する鍵となりそうである。
