第4部 新たなる敵と頼れる仲間達 登場人物紹介
― レヴァーラ陣営 ―
『チェーン・マニシング』
ヴァロウズ6番目の自由人。『人に操られない機械で在りたい』と望んだ事で機械の身体を持つ様々な生物に化ける力を獲得した。
何者に縛られたくないというのは、生き方にも反映されNoを与えたレヴァーラに与せず飛び出していたが、連合軍とやり合った嘗ての同胞の様子見をしたくなった。
フラッと戻ってきた処、見知らぬ二人に負けて取り押さえてしまった。性別すら不明のチェーンが今後、レヴァーラ達と共に歩むのか?
『フィルニア』
ヴァロウズ7番目の大気の使い手。まるで男子の様な言動が癖となっている。No6に一度も勝てていないことに劣等感を抱いている模様。
『ディーネ』
ヴァロウズ8番目の水の使い手。液体を自在に操れるが、相手に触れなけばならないという制約がある。可愛い者と自分より強き者に興味を示す。
寄って何れも満たしているファウナへ激しい興味を抱いている。
『アノニモ』
ヴァロウズ9番目の黒き暗殺者。自らの影を消し他人の影に潜り込む。他人に対して利害以外の繋がりを持とうしなかったが、ファウナ達には惹かれている様だ。
『ジレリノ』
ヴァロウズ10番目の銃使い。触れるものから音を消す。どうやら自身が踏む足音すら対象であるらしい。
何もかもお見通しな感じのファウナを危険視しているが、彼女とて利害さえ一致すれば寧ろ歓迎といった感じだ。
『ラディアンヌ&オルティスタ』
主人で在り、掛け替えのない妹分がレヴァーラに与したので仕方なく自分達も傘下となった。フラリと戻って来たNo6の機械の姿に臆せず、人間として対処する。
ラディアンヌは氣を込めた攻撃で執拗に急所を狙い、オルティスタは滾る剣で同じく穿った。
オルティスタの剣技は『炎舞』と自ら呼称し、さらに繰り出す剣によって『輪燃』、『牙炎』などと名称を付けているが、何処ぞの流派なのか?
或いは、ただの自己流に名前を付けているだけなのか不明である。
『リディーナ』
レヴァーラ陣営の医療班といったポジションしか未だ見せない彼女であるが、何らかの力を敬愛するレヴァーラに与えていても不思議ではない。
『レヴァーラ(マーダ)』
自らを指し『剣がちょっと使えるただ踊り子』と評している。ファウナから提供される無償の愛に戸惑いながらも、何処か心地良いものを感じている様だ。
自らが生み出したNo1とNo2、加えてあと3名の裏切り行為を寧ろ楽しんでいる。
『ファウナ・デル・フォレスタ』
自ら記述した魔導書を手に魔法を操る自称『森の女神』
その蒼き目で全てを見透かす感じこそ警戒されるものの、レヴァーラだけでなくNo7からNo10に、可愛らしさと天然な愛嬌を武器に好感度を上げ始めた。
― 連合国軍陣営 ―
エルドラ・フィス・スケイルの神と等しきその力に、上辺だけの連合が互いに手を取り合い、連合軍ではなく国を超えた連合国軍として、エルドラ包囲網を敷こうと動き始めた。
『アル・ガ・デラロサ』
階級は大尉。だいぶ巨大な強化服であるED01-R、通称『グレイアード』に拘っており、大幅な改修を施そうと躍起になっている。
同じ隊の副長であるアルケスタ少尉をマリーと愛称呼びする辺り、ただの上官とは別の感情を注いでいる。
エルドラ探索には一切手を貸さず『出て来た処を叩く』と虚勢を張るが、果たして軍事力だけで、そんな夢物語が成し得るのであろうか。
『マリアンダ・アルケスタ』
階級は少尉。隊長のデラロサよりも明らかに強力な白き強化服を操る。
あと、彼女の方とてデラロサのことをアルと名前呼びする辺り、まんざらでもない様だ。
― 元ヴァロウズ陣営 ―
『エルドラ・フィス・スケイル』
元ヴァロウズNo1の別称『星を落とせし者』大気圏に浮かぶ小惑星や塵の類を連合国軍基地へ墜とし、一瞬にして壊滅させた。
その所在地、目的は一切謎に包まれており、彼に力を与えたレヴァーラとて例外ではない。
『ディスラド』
元ヴァロウズNo2、13年前にシチリア島の火山を噴き飛ばした真の黒幕。
それにも関わらずエルドラが『13年前のシチリア事変も僕の御業』と大々的に報じられ、すっかり蚊帳の外にされ、大いに憤慨していた。
怒った彼は戦場ですらないイタリアのミラノを噴き飛ばし『エルドラと我はシチリアのレヴァーラからこの力を得た』ととんでもない戦争をシチリアで起こす様、仕組んだのであった。
『元ヴァロウズNo3からNo5について』
未だ公にされていない彼等彼女等の能力。ただレヴァーラに取って敵である事は確かの様だ。
今後彼等が徒党を組むのか? 或いはエルドラやディスラドの様に単身で出現するのにかよって、戦局が左右されるであろう。