第1部 運命の再会・登場人物紹介
『ファウナ・デル・フォレスタ』
シチリア島でエンナと呼称された地域を預かるフォレスタ家の御令嬢。魔導書という他の者にはまるで解せない本を書くことに夢中である。
この本はやがて魔法という力を伝導する由緒正しきものになると、常日頃から言い張っている。
歳は17。とても長く美しき金髪と蒼き瞳が特徴的な容姿。特にその瞳に魅せられし者は、全てを見透かされた気がするのだという。
身長は165cmあり、女性としては充分なのだが、ラディアンヌとオルティスタという美人でかつ、高身長の二人が身近にいるので少しだけ気にかけている。
『ラディアンヌ』
フォレスタ家でファウナの警護を仰せつかっている金色短髪の女性。素手による戦闘を得意とし、それは東洋の武術を応用したものらしい。
24歳で身長は171cmという、美し過ぎて悪い虫が寄り付かない印象がある。
『オルティスタ』
ラディアンヌと共にファウナの警護をしている。やはり金色短髪の女性なのだが、これはフォレスタ家現当主の趣味なのであるかは不明。
先の尖った長い丸刀と三日月刀を愛用している。
25歳で身長は176cm。ラディアンヌ同様、高嶺の花的な存在である。
ラディアンヌ、オルティスタ共々、警護の域を逸脱した少し歳の離れた友達という距離感でファウナと親しんでいる。
『レヴァーラ』
長い黒髪を編んでいる。緑の瞳に緑のリボン。服にも緑色の長い装飾が施されている女性である。
どうやら元々踊り子らしいのだが、腰には細身の剣を差している処から想像するに、踊り子の体幹を活かした剣術を振るう模様。
年齢は不明。そして彼女も身長170cm近い女性にしては高いのも特徴的だ。