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不思議な帽子

作者: パッション3

その帽子は橋の上に落ちていた。 


雄二はそれを拾って被ってしまった。 

いつもはそんなことしないのに・・ 


目の前が真っ暗になった。 

雄二は宇宙に浮いていた。 

宇宙服も着ていないのに、なぜか息が出来た。 

そして何と星を掴めた。 


雄二は必死で星を集めた。 

丸い星、三角の星、四角い星、 

金色の星、赤い星、青い星、 

いろんな星があった。 


そして一部をかじってみた。 

甘い星、辛い星、苦い星、 

いろんな味があった。 


それを投げてみた。 

花火が現れた。 

赤い花火、青い花火、黄色い花火、 

きれいだった。 


しかし次の一球は、戻ってきた。 

そして雄二に当たった。 


雄二は橋の上に戻っていた。 


今度は進が帽子を拾って被った。 


目の前が真っ暗になった。 

花畑にいた。 


進は必死で花を集めた。 

丸い花、細長い花、つり下がった花、 

黄色の花、赤い花、青い花、  

いろんな花があった。  

そして一部をかじってみた。 

甘い花、辛い花、苦い花、 

いろんな味があった。 


それを投げてみた。 

花火が現れた。 

赤い花火、青い花火、黄色い花火、  

きれいだった。 


しかし次の一投は、戻ってきた。 

そして進に当たった。 


進は橋の上に戻っていた。 


次は陽子が帽子を拾って被った。 


目の前が真っ暗になった。 

宝石の山の中にいた。 


陽子は必死で宝石を集めた。 

丸い宝石、尖った宝石、四角い宝石、 

金色の宝石、赤い宝石、青い宝石、 

いろんな宝石があった。 


それを投げてみた。 

花火が現れた。 

赤い花火、青い花火、黄色い花火、  

きれいだった。 


しかし次の一投は、戻ってきた。 

そして陽子に当たった。 


陽子は橋の上に戻っていた。 


もう帽子は落ちていなかった。

あの帽子はいったい何だったのだろう?


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