第8章[見えるやさしさと見えないやさしさ 後半]
スライムの森で倒れたガリン。一体どうなるのだろう
意識を取り戻したガリンは、その場に起き上がった。
モンスターにやられて町に戻ったかな・・・
そんなことを思いつつ起き上がり場所を確認する。
ゲームの中の話だがリアルなことを特化してるこのゲームでは意識を失う(気絶)ことがあり自分がいる場所もアイテムのマップがないと見れないのだ。
意識を失うことは初めてだったがリアルにできているんだな・・・
そんなことを思いながら自分の今いる場所を確認する。
見える物は木のみ・・・
気になってマップを取り出して見てみる。
[スライムの森2]
モンスターの前で意識を失って絶望的な状況だったのに生き残っていたのだった。
誰かが助けてくれたのかな・・?
その疑問があったので辺りを見回すが見える場所にプレイヤーはいなかった。
通りすがりのプレイヤーが助けて先に進んだんだと思い深く考えないことにした。
時間を見ると戦ってた時から2分くらいしかたっていなかった。
そして前に進むことにした。
ライフもSPも回復して次の場所へと移動する。
そんなときにささやきはきた。
絶<ガリン君、調子はどう?>ガリン
ガリン<今さっきまで気絶してましたよ。誰かが助けてくれたようで助かりました>絶
絶<それはよかったね~。その調子でがんばって>ガリン
ガリン<はぃ>絶
そして、俺は森の中を進んでいった。
ついに、俺は最後の場所についた。
そして、冒険者を待ち受けるボスが現れた。
ダークスライムキングLV60
ダークスライムのキングバージョン。ただの黒い塊・・・。
俺のLVは59まで上がり、回復アイテムはライフは10個SPは5個残っている。
最後の力でボスを倒しにかかる。
2つの剣を鞘から抜き敵に構える。
スキル:炎刀
剣に炎をまとわせる。ダークスライムは属性攻撃がよく効くからである。
そして、ダークスライムキングに突っ込む。
ダークスライムキングは突っ込んでくる俺に自分の体から針のように鋭い針で体を囲む。
イメージするなら栗のような針の玉。
俺はそれを回避することができず大ダメージを受ける。そしてアイテムでライフを回復する。
炎の剣で針を切っていく。スライムキングのように切れた部分がダークスライムになるかと思えば何も起こらなかった。どうやらスライムキングが特別のようだ。
剣で切ってる間に俺の左足に地面から伸びた触手が絡みつく。
スライムキングのほうに触手を切って逃れようとすると剣で刺す前に、
触手から体にあるような鋭い針が出てきた。
うぅ・・・
ダメージを受けながら触手に剣を刺す。何とか逃れて距離をとってライフを回復する。
一瞬でライフ回復アイテムが5個なくなった。敵の一発、一発の攻撃がでかいのだ。
このままじゃ勝てる気がしない・・・
そうさとって強力なスキルを繰り出す
スキル:炎舞
前にスライムキングを倒したこのスキルにかけるガリン。
10発の攻撃が終わりどうだと見たときにダークスライムキングは・・・
生き残っていた。
そして、自分の体から槍のように鋭く太い物をだしてとどめを刺しにくる。
それを見てすぐに回復アイテムを使い剣でガードする体勢に入る。
ライフがぎりぎり残り回復アイテムがなくなった時点で俺はスキルを発動する。
スキル:投剣
二つの剣を相手に向けて投げる。
2本の炎の剣がダークスライムキングの体に刺さりダークスライムキングは倒れた。
俺はスライムの森をクリアした。
第8章[見えるやさしさと見えないやさしさ 後半」
次回[見えるやさしさと見えないやさしさ 外伝]