第10章〔神の滅亡を望むもの〕
美羽『っで、これから何するの?』
美羽さんがギルドチャットで聞いてきた。
ガリン『とりあえず、仲間を探します』
俺の目的を言った
美羽『え?』
ガリン『人数が多くないとね』
美羽『でも、1人でも壊すって』
ガリン『無理ですよ。1人じゃ』
美羽『え?。弱点つけばなんとかって』
ガリン『あぁ、協力者が何人かいるんですよ』
そう、弱点はいくつかあるがそこをついても壊せない。
美羽『じゃ、私が1人紹介するわ』
ガリン『それはありがたい』
美羽さんはささやきで誰かと話出した。
ここでなぜ俺がここまで強気に勝てるっと言ってるのかのことを説明しよう。
それは少しまえのこと
~回想~
美羽さんの申し出を受けるか受けないか迷っていたときギルドに大人数が入ってきた
ガリン『どうしたんですか?こんなに多く加入するなんて』
俺が聞くと
クロウ『あぁ、美羽のギルドと戦う時に、このギルドを勝利に導いた奴に500万のゲームマネーをやるっていわれてつれてきたらしい』
珍しくクロウさんが話す。珍しいというか初めてのような気がする。
ガリン『そんなことまでして・・・』
クロウ『そこまでしてでも勝ちたいんだろうあの人は』
クロウ<君はここにいるべきじゃないよ>ガリン
いきなりクロウがささやきをしてくる
ガリン<どういうことですか?>クロウ
クロウ<君はね美羽側の人だと思ってスパイだと思われてる>ガリン
ガリン<え?>クロウ
クロウ<良く美羽と狩にいっていただろ?>ガリン
ガリン<まぁ、いってましたけど>クロウ
クロウ<それが原因で君は敵だと思われている>ガリン
言ってることが良く解らない。どうして俺が敵なんだ。
クロウ<君は、ここにいるべきじゃないよ>ガリン
ガリン<そんなこと言われてもね>クロウ
クロウ<君には美羽の手助けをしてほしい。そして、このギルドを潰してもらいたい>ガリン
ガリン<クロウさん、あなたはこのギルドが嫌いなんですか?>クロウ
クロウ<このギルドが大嫌いだ>ガリン
何でこの人は嫌いなギルドに・・・
クロウ<だが、このギルドにいることで内部の反乱をおこすことができる>ガリン
ガリン<何が狙いですか?>クロウ
クロウ<君が美羽の手伝いをして、俺は内部で反乱をおこして、このギルドを壊す>ガリン
ガリン<なぜ自分に?>クロウ
クロウ<なんでだろうな~>ガリン
ガリン<後、俺はそんなことをするのだったら>クロウ
クロウ<ん?>ガリン
ガリン<美羽さんが潰すんじゃなく、俺が潰します。あの人は汚れ役になるような人じゃないですから>クロウ
クロウ<面白いね。君>ガリン
ガリン<それはどうも>クロウ
クロウ<いいだろう。じゃ、君のやることに手伝おう>ガリン
ガリン<それはどうも>クロウ
クロウ<何かあったらささやきをくれ>ガリン
~回想終了~
こうして俺は自分からギルド潰しをしようと思った。
そんなことを思い出してるうちに美羽のささやきが終わったようだ
美羽『連絡取れたわ。今からこっちに来るって』
どんな人なんだろう
ガリン『どんな人なんですか?』
美羽『このゲームの限界レベルに近い人よ』
ガリン『強いんですね』
まるで絶さんみたいな・・・。
美羽『あ、来たわ』
絶「やぁ、ガリンに美羽」
ガリン「え?」
来たのは絶だった。
美羽「もう、知り合ってたの?」
絶「あぁ、俺のお気に入りの場所で座ってたから話かけた」
ガリン「絶さん、どうしてここに?」
絶「呼ばれたからだよ。美羽に」
・・・。つまり、美羽さんと絶さんは知り合いということだ。
絶「いやー、敵にならなくてよかったよ。ガリン君」
確かに俺がもしも、〔神の判断〕にいたら戦っていたんだ。
絶「まぁ、美羽が協力する側になるのは予想外だったけど。仲間になれてよかったよ」
ガリン「っと、言うことは・・・」
絶「もちろん。入るよ。〔神滅〕に」
ガリン「あ、ありがとう」
心強い仲間が入ってくれた。
そして、加入手続きを済まして。
絶『これから、よろしく』
ガリン『こちらこそ、よろしく』
美羽『また、よろしくね。絶』
〔神滅〕に絶が加入した。
絶『それで、〔神の判断〕を壊す方法とやらを聞こうか』
美羽『そうね。聞きたいね』
ガリン『じゃ、説明しますね。向こうのギルドは美羽さんのギルドとの戦いに向けて助っ人を読んでるんです。それも、高レベルばっかりが』
絶『それはまずいね~』
ガリン『ですが向こう側にギルドつぶしを協力してくれるって人がいました』
美羽『もしかして・・・。クロウ?』
ガリン『はぃ』
美羽『やっぱりか~』
絶『あいつも、あそこにはいってたけ?』
ガリン『知り合いなんですか?』
美羽『私と絶、それにクロウはゲームをやり始めたときから一緒の友達なの』
ガリン『え?』
絶『まぁ、それだけだけどね。話続けて』
ガリン『あぁ、はぃ。それでクロウさんが反乱を起こしてくれるのでそれに乗じて、ギルドマスターを倒します』
美羽『なるほど、うまくいけば勝てるね』
絶『反乱があいつにおこせるか、解らないがな』
ガリン『でも、信じなきゃ勝てません』
絶『その通りだな』
美羽『じゃ、私は勧誘できそうな人探すね』
ガリン『あ、自分も行きます』
絶『ガリンは俺と一緒に地獄を見に行ってもらう』
ガリン『え?』
絶『お前、そのレベルで高レベルと戦う気か?』
確かに向こうは100レベルが当たり前のような軍団・・・。
絶『だから、俺が狩に連れて行って強制的にレベルを上げる。生還できたら150レベルまでは余裕でいける。なんせ230レベル狩場に連れて行くのだからな』
ガリン『ちょっと、それは死にません?』
絶『生き残ることだけ考えればいい』
ガリン『・・・』
絶『じゃ、いくぞ』
こうして俺は半日地獄を見た・・・。
神滅が動き出し物語は終わろうとしている