表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《パラレルワールド》死を見る令嬢は義弟に困惑しています  作者: れもんぴーる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/42

21 シリルの独白

残されたシリルはシャルロットを見つめながら髪を梳いていた。

このか弱い体でこれまでどれだけの人を救ってきたのだろう。ジェラルドやニコラなどがいたと言っても、世間からは冷たい視線を浴び、一人で抱え耐えてきたシャルロット。自分なら、すべてを投げ出して閉じこもっていたかもしれない、他人を救おうなんて思いもしなかっただろう。


目の前で眠る気高く優しいシャルロットが愛しくてたまらない。

どうしたらシャルロットの抱えているものを軽くできるだろうか、自分が支えることができるだろうか。

自分がそばにいることを許してくれるだろうか。

・・・愛してくれる日は来るだろうか。


あの日のことを、つい思い出す。忘れることができない自分の罪を。

そしてふと思った。自分だけに特別な力があるのは彼女と契りを交わしたからではないか?と。身勝手な一方通行なもの。

 もしそうなら、自分の非道な行いが、結果的にシャルロットを助けたことになる。そしてそのポジションは自分以外に取って代わられることはないのでは?と思い当たった。

しかし自分がしたことを思えば素直に喜べない。そう自分を戒めるも、胸の高鳴りは治まらなかった。シャルロットが目覚めるまで、反省と高揚の繰り返しだった。


ここまでが、前作と流れがほとんど同じです。

次話から大きく変わっていきます(´▽`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ