日常の変化《2》
調べも何もせずに書いているので、か・な・り曖昧です。ご了承ください…。
警察が家を去った後、翔は一人ぼっちになった。一階にある自分の部屋で、膝を抱えて座った。
あいつは、もう知っているのだろうか。あいつは、慰めてくれるか…。
携帯電話のボタンを器用に押して、翔はあいつに電話をした。
「よう…愛奈」
「どしたの…すんごい声暗いよ…」
「実は…実はな」
「な…何?」
翔は深呼吸をした。この事実を、口にするのが怖かった。
「母さんが………っ」
「だから、どうしたの?お母さんがどうかした?」
「母さんが…殺された」
二人の間に沈黙が走った。
「え…もう一度言って。お母さんが黒酢くれた?」
こんな時だというのに…愛奈はどこまでも空気の読めない、KYな奴だ。
「もう一度なんて…言えねえよ」
「わかってる…お母さんが…こ…殺された…?」
愛奈の声は震えていた。「………」
翔は何も言えなかった。その沈黙の時間が、30秒ほど続いた。やっと、愛奈が言葉を口に出した。
「ま…まさか、じょ、じょ、冗談…だよね?」
「冗談じゃない。本当だ…出かけてて、帰ったら…」
この先は口に出せなかった。
「とにかく…本当だ。…っ」
嗚咽が漏れた。それは止まらなかった。電話の向こうの愛奈が、心配そうに声をかけた。
「な、泣いちゃダメ!お母さんが悲しむよ!」
「………」
「とにかく…明日、会わない?色々話したいことがあるから…」
「わかった…どこで?」
「ン…じゃあ、学校の前で2時くらいに…」
「じゃ、明日な…」
翔は、電話を切った。
愛奈は、高校に入ってすぐ告白してきた女子だ。あまりにも急で驚いたが、自分の好みのタイプだったので付き合うことにした。
しかし、そんな軽い気持ちで始めた交際だったため、2年になった今でもあまり進歩していなかった。しかし、気が合うためか、不思議と長続きしていた。 それでも、一年の秋に大喧嘩をした。自分たちが交際していることはすでにクラス、いや学年全員が知っていたため、『破局』の噂が毎日ひっきりなしに飛び交っていた。翔は比較的人気者だったので、その噂は一瞬で知れ渡った。
しかし、その二週間後あたりには、すでに元の仲を取り戻していた。その事も、一瞬で知れ渡った。
それから、翔たちは一度も喧嘩をしていない。馬鹿らしいと思ったからだった。
次の日、翔は午後一時五十分に校門の前に着いた。すでに愛奈は待っていた。こういう事にはしっかりしている。いや、別のことでもしっかりしているが。
「…カフェでもいこっか。あそこのカフェ、コーヒーめっちゃ美味しいから」
愛奈は無理に明るい声を出そうとしていた。それが翔には痛いくらいに伝わってきた。
学校近くのカフェに入り、二人掛けの席に座った。
「コーヒー二つ」
愛奈が注文した。どうしてもコーヒーを飲ませたいらしい。
下手な文だったと思いますが、最後まで読んでくださりありがとうございます…
これからもがんばりますのでよろしくお願いします。