プロローグ
俺は桜川高校二年桜川あきらだ。父親がこの学校の創立者のため桜川高校になったそうだ。
「あきらぁ~」可愛い女子の声が聞こえる。でも今俺は反応したくはない。
「あきらくーん?」反応したくないのは何でだっけ…
「あきら君、大丈夫?」あっそうだ俺は振られたのがショックで泣きすぎて萎えて寝てたんだっけ?「あきら君起きて!!!!」体を揺さぶられた
「ああーもー!うるさい!今は一人にしてくれぇ!!!!」涙でぼやけてはいるが、その女子は驚いているように見えた
「何かあったの?」心配してくれるのはありがたいけど、今は一人がいいんだよ!!!
「なんもねえーよ」つい強がって言ってしまったというよりは、普通に顔もしらないJKに話かけられたら答えるはずもない。
「あのさ、、お前だれ?」唯一わかるのはぼやけているのでうちの学校の制服ということと、超いい匂いがするということ。
「え?私のこと知らないってどうゆうこと????」なぜか不思議そうに当たり前のことを聞いてくるので疑問を抱いた。
目をこすってぼやけがなくなり、よく顔を見てみると…
「あれ?お前もしかして志水か???」そうこいつは俺の好きな人である。志水有紗〔しみず ありさ〕ダンス部のエースで、S級美女といわれるほど超絶可愛くて胸も最高である。そんなことを考えていると自然と目が行ってしまっていた
「また胸見てるー!えっち!!」いや別に胸見るくらいなら許してくれないか?もう10年の仲なのに胸を見てしまうのはもはや見とれているから以外のなにものでもない。
「別にみてねえーよ」『ホント?』と言わんばかりの顔をしているがいつものことだ。どうせ
『あきらはエッチだから話してあげない!』とか
『変態あきら』とか言われるんだろうと考えていたが予想は外れた。
「何かあったんだよね?うちに相談して?」あれ?こんな優しいやつだっけ?
「ならさ、胸触らせてくれよ」俺は9割冗談で言ったが、 『やべ殺される』と思った瞬間"モニュ"と頭の上にやわらかいものがあたった。
「えっ?なにこれ?」一瞬何が自分の頭の上に乗っているのかが分からなかったが、志水が後ろに回ったことですぐに理解することができた。
「胸さわりたいんでしょ?これくらいならしてあげる」え?えええええ!!!史上最高にやわらかくさいこうであたたかいものがあたってる!最高すぎて顔から火を噴いてるんですかレベルに真っ赤になってしまっているのが自分でもわかった。
「"バタン"」そしてまたおれは倒れた「あれ?これはあきらには衝撃がデカすぎたかな?クスクス…」笑いながらあきらを見つめると…「あきらの可愛い寝顔見るとしたくなっちゃうんだよ…キス…」この言動は俺に聞こえてるはずもない。こんなこともされた記憶もない。
「チュッ」
また日常が始まる。