第2節 最強メイド!
アルフォード家では人手が乏しかったので敷地内にメイド募集の張り紙をしたのである。そうすると速攻でメイドになりたいという女性があらわれたのである。
メイド業のすべてをこなせる敏腕メイドであった。しかも剣の腕もたつということでアルのいい練習相手であった。そのメイドの名前はマリア・ディベラート・キャンベル通称マリアとよばれている女性である。
「アル様木剣で戦うときは特殊な力発揮しないのですね。でもいい剣の基礎練習になりますよ。」
「そうだね。特殊能力なくてもマリアみたいに強くなれるといいね。」
マリアは武術大会で優勝するほどの剣の使い手であった。
「でもさマリアなんで俺んちのメイドになったの?マリアみたいにつよければどこでもやとってくれそうだけど。」
「私メイドになるのが夢だったんです!」
「え?剣とメイドって関係なくね?」
「剣は私の父から英才教育で習わされてただけで、本当はメイド志望だったんです。だから武術大会の優勝賞金で、メイド養成ギルドに入ってメイドのことを必死に勉強しました。」
「ま~動機はなんでもいいや。実際マリアいてくれてほかのメイドとかもやる気だしてたみたいだからさ。」
「それをきいて一層がんばれるってもんです。」
「ところでマリア、ドラゴン退治ってしたことあるか?」
「ドラゴンですか?3・4匹なら狩ったことありますよ。」
「3・4匹ってすげえな。ドラゴン1匹で国が一つ滅びるんじゃないかっていうくらいのことだぞ。」
「そうだアル様もドラゴン退治してみてはどうですか?」
「でも、ドラゴンなんってどこにいるかわからないぞ?」
「ちょうど手配中のドラゴン討伐クエストが冒険者ギルドででてたようなきがしますけど。」
「なんか手際がいいな。でも冒険者ギルドって登録必要なんだろ?冒険者ギルドに登録しないと。」
「じゃぁさっそくいきましょう。」
「いきましょうってお手軽にいうなよ。まあいいか俺のチート能力を存分にふるえるいいチャンスかもな。」
「チート?なんですか?その言葉はじめてききます。」
「反則的っていう意味だよ。そうだハンスもつれていこうぜ。武器こわれたときにあいつの能力あれば即座に武器修理できるからさ。」
そして、アルとマリアはハンスをつれて冒険者ギルドへとむかったのである。
「へぇ~ここが冒険者ギルドかはじめて入ったな。」
はじめてきた冒険者ギルドにハンスはおどろいていた。
「そうだな。俺もはじめてきたな。」
「アル様ありましたドラゴン討伐クエスト!」
「見つけるの早いなマリア。どれどれ?報酬も相応の額ってところだな。これ狩るだけで屋敷が買えそうだ。」
「ドラゴンの種類はレッドドラゴンですね。私は一度たたかったことありますけどそこそこつよかったですよ。」
「お前が強いっていうんだからそうなんだろうな。まあマリアがいれば楽勝だろ。」
「ハンスどうする?無理にとはいわないぞ?一緒にくるか?」
「おう。俺も一緒にいくぞ。アルとマリアいるんだから俺は武器がこわれたときに修理要員として後ろで待機してればいいんだからな。」
「でもさ。おまえの能力って魔法陣光らせてそこから伝説級の武器つくりだせるんだろ?それに伝説級の武器ってこわれないからさ修理とかいらなくね?」
「俺の能力は本物を作り出すわけじゃないから武器がこわれることもあるんだよ。だから修理が必須なわけ。それにアルとマリアは身体能力高いんだから武器だってこわれることもあるさ。」
「でも伝説級の武器コピーしても俺の能力があれば速攻で読み取れるからな。相性は抜群だな。」
「アル様ギルドに討伐クエストの依頼できました。準備はいつにしますか?」
「そうだな明日にでも現場に行きたいから早朝に出発しよう馬をはしらせれば半日の距離だろ?」
「はいわかりました。」
こうして3人は明日の早朝に向けてドラゴン討伐のクエストを完了させるために準備をしたのであった。