第1章 転生でチート能力ってマジ? 第1節 気づいたら転生してました。
俺はどこにでもいるようなごく一般的なサラリーマン35歳独身いまだ彼女いない歴イコール年齢だ。
こうして毎日会社と自宅の往復をするどこにでもいるサラリーマンだ。
今日は取引先と重要な打ち合わせがあるのにそれに遅刻しそうで急いでいく俺だった。
しかし、周りの信号機をみてなかった俺は車にはねられて即死。あ~急ぐんじゃなかった。っと今頃後悔してもしかたのないことである。
事故の後気が付くと周りは見たこともない風景になっていた。
「な?なんだここ・・・・。」
男の前に女性が一人玉座にすわっていた。
「あ~君の生前は事故死だったな。転生先は君からすれば異世界だ。魔法もある。」
「え?そのまえにここどこですか?俺急いでて車にはなれらて死んだはずなんですけど?」
「あ~ここは神界だよ。君の転生先をきめるための場所だ。」
「え?っていうことはあなたは神様ですか?」
「そうだよ。とっても偉い神様だよ。今キャンペーンをやっててな。異世界に転生するだけでチートスキルを付与できるおまけつきだ。」
「キャンペーンってそんなお得感だしてもしかたないようなきもするんですけど。」
「まあラッキーとおもって受け入れてくれたまえ。」
「じゃあ自分はどうするんですか?このまま転生しても記憶がもどらないってことですよね?」
「まあそうなるね。でも今回キャンペーンにもう一つおまけをつけてあげよう。一定の年齢がきたら前世の記憶がもどることにしてあげるよ。」
「何歳くらいなんですか?」
「10歳くらいかな?」
「まあいいやなんか乗せられてる感あるけどそれでいいです。」
「じゃあそういうことで10歳のころになったら記憶どかっともどるけど頭がパンクしてあほにならないことを期待してるよ。」
「今さらっとおそろしいこといいましたよね?」
「そうかな?こう見えても結構やさしさをブレンドしてるつもりなんだけどね。」
「とにかくちゃっちゃと転生させてください。」
「わかったよ。じゃあ来世では良き運命を期待してるからね。いってらっしゃい。」
こうして俺は神様となのる女性からチート能力をもらいながら転生をしたのであった。
こうして転生した俺は前世の記憶をなくし、とある貴族の家にうまれたのである。
そう名前はアルフレッド・スラン・アルフォードである。こうしてなにふじゅうもなくそだった俺である。
そして10年の歳月がすぎた。
馬車で王都ディルサレムに向かっている途中の親子がいた。その親子は10歳になる息子がいた。
しかし、王都に向かう間に馬車が魔物におそわれてしまったのである。
馬車が損壊して親子ともども外になげだされたのである。しかし、10歳になる息子は風の魔法を使い宙にういていたのである。
そとになげだされた両親はそれをみてびっくりしていた。
子供は宙にうきながら火の魔法を使い十数匹の魔物をやきつくしたのである。
「あれ?僕いや俺なにやってんだろあぶないから空飛んであぶない獣がいるからそれを追い払うために火をだしたんだけど、あれ?」
「アルよ大丈夫か?!」
両親は心配そうにこっちにむかってきたのである。
「あ・・・思い出した。たしか俺10歳ころになったら前世の記憶とチート能力をもらえるって神様いってたな。これのことだったのか。」
「アルどこも怪我はしていないか?」
「ハイ大丈夫です。お父様・お母様。」
王都から兵士がむかってきた。魔物におそわれているという知らせを聞いてとんできたのである。
「ご無事ですか?怪我などはありませんか?最近王都近隣いったい魔物の数が多くなっており危険なので巡回しておりました。」
「そうなのか。では王都まで護衛を頼めるかな?」
「はいそのつもりでかけつけてきました。」
「しかし、おどろいたぞ。私の息子が魔法をつかえるとはそれも上級魔導士なみの魔法をつかったのだからな。」
「それは本当ですか?年はおいくつですか?」
「この前10歳になったばかりだよ。」
「そうなのですか。」
変わりの馬車を手配してもらい王都へと入ったのであった。
先ほどから「アル」と呼ばれている幼い子供の名前はアルフレッド・スラン・アルフォードという。
アルフォード親子は王都につくと自分たちの屋敷へともどったのである。
「いや~大変な目にあった。死ぬかとおもったよ。」
「本当ですわね。王都周辺で魔物が多く出没するとは聞いていましたが本当だったなんて。」
「お父様、お母様ちょっとハンスのところまで遊びにいってきていいですか?」
「いってきなさい。気分転換にはいいだろう。」
「はい。」
こうしてアルは幼馴染のハンス・ボルフェノク・ヤークのところを訪れたのである。
ハンスの家系は代々鍛冶職人であった。魔法の武器や防具もつくっている。
「しかし35歳の精神年齢で10歳かどんだけだよ。まあ人生得した気分になれるけどいや損してるのか?まあいいやこのチートじみた能力ってほかにも使い道あるんじゃねえか?ハンスのところにいってみるか。」
「おじさんこんにちは!」
「おおアルぼっちゃんきたのかい。ハンス!アルぼっちゃんがきたぞ!」
「本当?アル無事だったんだね魔物におそわれたって話きいたから心配してたよ。」
アルの目的は魔法の武器であった。魔法がつかえるならめずらしい武器をつかえばなにか反応するとおもったのである。
「おじさんちょっと魔法の武器かりていいですか?」
「あぶないな私もついていくよ。怪我したら大変だからね。」
そうするとアルとハンスは中庭のほうへといったのである。
「これは火属性が付与してある魔法の剣だよ。持ち主によって形状が変化するんだ。まあたいていの魔法の武器ならそうなるけどね。」
「じゃあちょっともたせてもらいますね。」
<え?なにこれ武器の特性とかどのようにたちまわればいいのか頭の中にながれこんでくるんですけど>
アルの頭の中に武器の情報がはいってきたのであった。
「じゃあいきます。」
そういうとアルは一流の剣士が武器をふるうかの如く見事に舞ったのであった。
「すごい!」
ハンスはおどろいていた。そしてハンスの父親も驚きをかくせないでいた。
「ぼっちゃんいつの間にそんなに剣がふれるようになったんですか?」
「なんとなくです。頭の中に武器の特性とかながれこんできたからその通りにやっただけです。」
アルはその日ハンスの家であったことを両親に事細かく説明したのである。そして自分の部屋に戻ったのである。
「あ~子供ぶるのはつかれる。いいや今日は寝よう。」
そして月日はながれて5年後のことであった。