第二話[初依頼!?その1]
[初依頼!?]はその2まで続きます。プロロ〜グ。のように長くはなりません。
「この部活動は行動はそれぞれ自由だから。依頼があった時だけ全員で行動する。」
何か、適当な部活だなぁ・・・・
「あの〜先生・・・」
「ん?何だ?」
明が質問した・・・
「依頼とかってどうやって集めるんですか?」
そういやそうだな・・・・
「それはこれから、話し合って決める。」
「なら、僕に良い案があるんですけど・・・」
「なんだい?千君。」
「サイトとかを作ってそれから集めればいいんじゃないんですか?」
「それいいね。よし決定。」
うわ・・・テキトーだ・・・・
「よ〜し、次だ。部長とかを決めるんだが・・・これは既に決まっていてな。学園長が提案したんだが・・・まぁ、とりあえず発表するぞ。」
誰が部長になんだろ・・・俺の予想は炎人だな〜
「まずは部長だ。え〜っと・・・零牙君だ。」
へ〜零牙か・・・って俺!?
「え?俺っすか?」
「そうだ。これは決定事項だから拒否は出来ない。」
マヂかよ・・・
「次は副部長だな・・・炎人君。頼むぞ。」
「はい。」
「まぁ、具体的にはこんな感じだな。サイトの方は俺が作っとくから気にしなくていいぞ。今日はコレ位で解散だ。明日は昼休みに集合してくれ。」
〜自宅 時間:八時三十六分〜
風呂も済ませたし後は何をしようか・・・・
ゲームはツマランし・・・・・TVは面白いのやってないし・・・・
そういや週末はテストだっけ・・・確か今の一年の実力を測る為とか言ってたな。今の内に勉強しとかないとな。
カリカリカリカリ・・・・
字を書く音が静かな部屋に響く・・・・
ヤベ・・・・字を見るだけで眠くなる・・・・・
まだ八時四十九分だぞ・・・・・
う・・・意識が・・・・
ここは・・・・?真っ暗だ・・・何もない・・・腕を伸ばしてみた・・・俺の腕がはっきりと見える・・・なぜだろう・・・
――――若き使い手よ・・・・
「誰だ!」
俺は叫ぶ。声は暗き空間に響く・・・
――――忌まわしき白牙の孫よ・・・
!?何で俺の爺ちゃんの名前を・・・
「答えろ!お前は誰だ!」
――――いずれ訪れる・・・我と出会う日が・・・そして・・・
「おい!答えろ!!」
――――お前が死ぬ時がな!そして甲斬一族も滅ぶ!フハハハハ!!
「何を言って・・・」
そう叫んだ瞬間、腹に激痛が走った。腹を見た・・・剣が刺さっている・・・何故か血は出ていない。
何だ・・・これは・・・!体中の力が吸い取られるようだ・・・剣を・・・抜かねぇと・・・
ズシャシャシャシャ!
体中に剣が・・・体が痛い!・・・痛みが体中に・・・っ!
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!っ・・・・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・」
目が覚めるとそこは俺の部屋だった・・・
夢・・・だったのか?それにしてもリアルすぎる・・・ん・・・?布団が汗でビショ濡れ・・・シャワーでも浴びるか・・・
つーかもう朝かよ・・・・
早いとこ準備しときますか。
〜集円学園〜
何か勉強する気がしない・・・ヤッパあんな夢、見たからか?
あの夢・・・リアルすぎるだろ・・・
そんな事を考えている内に時間は過ぎて昼休みに・・・
「お〜い、零牙?いくぞ。」
「炎人?どこに行くんだ?」
「・・・忘れたのか?派遣部は昼休みに集合だぞ。」
「あ、そうか。」
「零牙、狼牙、行くぞ。」
「おう。」
「・・・」
〜派遣部部室〜
「よ〜し、全員揃ったな。」
「で、なんですか?みんなを呼び出して。」
俺は早速、質問をした。
「ああ、実はなこのポスターを学園中の掲示板に貼ってきてもらおうと思ってな。」
「何でそんな事を・・・」
「じゃないと依頼が集まらんからな・・・学園長に許可は取ってある。そういう事だから早く行ってこい。」
「そんな・・・」
〜学園内一階の掲示板〜
とりあえず全員で手分けして貼る事になった・・・
「貴重な休み時間が・・・」
昼飯の弁当は部室で食わせてもらったから良いものの・・・
今日は五時間だから次で終わりか・・・・
ん?視線を感じる・・・
後ろを振りむくと男子が一人こちらを見ていた。
男子は俺が振り向いたとたんに走り去っていった。俺と同じ一年だったようだが・・・・
〜放課後〜
俺たちは部室にいるのだが・・・
「まだ、依頼は来てないようだな・・・」
木戸先生がサイトを見ながら呟く・・・・・(部室にパソコンがあるのは学園長のはからいかな?)
早いとこ帰りたい・・・
コンコン
部室の扉をノックする音が聞こえた・・・誰だろ?
ガチャ
「失礼します。」
誰かが入ってきた・・・どこかで見たような・・・
「どうぞ。何か用かな?」
先生が対応した。
「あの・・・依頼してもいいですか?」
「ああ良いよ。直接依頼してもらっても構わないからね。」
「で、君の名前は?」
「三枝 刹那です。」
「んじゃ、依頼内容を話してくれるかい?」
「はい。実は・・・・」
その2に続く。
次回、主人公が飛びます。(そして落ちます。)今回の夢はこの物語に関わってきます。(随分後の方になるけど)
感想等お待ちしておりま〜す。