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平凡ではない日常。(無期限更新停止)  作者: 月影雅輝
第二章[戦いの序章]
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第四十二話[ちょっと遅れた、誕生日プレゼント]

どうも。前回言ってた通り、皆様(それぞれの作品のキャラ)から頂いたプレゼントを紹介します。とりあえず、三つに分けて。

今回は水月五月雨先生の作品、『サクコー』こと『桜ヶ丘高校生徒会役員』からです。有難う御座いました!!

では、本編をどうぞ。

さて、俺は今、家でくつろいでいる。バイトもあったのだが、ついさっき終わり、帰ってきたところだ。

ちなみに、学園の修復はとっくに終わっており、明日には学園が始まるそうだ。


「今日こそ、ゆっくりするぞ・・・」


ここんとこバイトとか、いろいろ忙しかったからな・・・。

そんな時。


ピンポーン


・・・最近、来訪者が多いなぁ。

そう思いつつも、玄関のドアを開ける。


ガチャ


「はいはい・・・」

「宅配便です。ハンコお願いしま〜す」

「え? ・・・あ、はい」


俺は宅配便であったことに驚いたが、いつも玄関に置いてあるハンコを取った。


「これと、これとこれにお願いします」

「はいはい・・・」


俺は三回程、ハンコを押した。


「では、有難う御座いました〜」


そう言う陽気な宅配のお兄さんを見送ってから、部屋に戻った。

箱は全部で三箱。


「一つ目は桜ヶ丘高校生徒会役員のみんなから。二つ目はソラ君達から。三つ目は・・・ミストか・・・。ミストのはろくなもん入ってなさそうだな。しかも、デケェ」


まず、一つ目を開ける。


「これは・・・仁王像? ・・・何故に猫?」


よく見たら、台の部分にタイトルらしきものが・・・。


「えっと・・・仁王像 猫鍋Ver.か。ん? メモっぽいのも一緒だ」


俺は一応、読んで見ることにした。


『飼っている猫の猫鍋を仁王像風にしてみました。by萩』


・・・次行こう。


「これは・・・っと、最近話題のゲームソフトじゃねぇか!! しかも限定版! ・・・またメモか」


とりあえず読むか。


『秋葉原で買ってきました。楽しんでくださいね。by雫』


アキバでか・・・。確か、あの子、ゲーム大好きだって、涼(にぃ)言ってたなぁ。


「次々・・・。んっと、これは・・・拳銃!? 確かこれって、デリンジャーって奴だよな!?」


まさか、ここで拳銃とは・・・。

確かデリンジャーってのは、中折れの上下二連式で、41口径だったけなぁ? 千達が仲間になった時に銃とかの事、ちゃんと調べといてよかった〜。ん、銃弾も付いてるみたいだな。

しかもなんか、カスタムアップされてるし・・・。あとで、試し撃ち、やっとくかな。


『一から作ってみました。ちなみに、材料はロフトから買ってきました。by抄華』


ロフトかよっ!? ・・・まてまてまて。百歩譲って、ロフトで材料を揃えたとしよう。しかし、どこから拳銃を、デリンジャーを作る!? ・・・まて、冷静になるんだ、俺。・・・あえて突っ込まないという手があるじゃないか!!


「さ〜て、次行くかぁ〜。これは・・・チョコ?」


箱から取り出した物はチョコレートだった。みためは・・・なんっつーか、アレだ。中に食玩(注:お菓子のオマケとかについているフィギュアのこと。空を飛ばない物だけを指す。byガルー)が入ってる、タマゴの形したチョコレートだ。・・・・・なんだか、変な声が聞こえたのは気のせいだろうか。


「んまぁ、食ってみるか」


俺は箱を開け、中のチョコレートを出し、包んである銀紙を剥がして、チョコを食べる。食べ進めると、中からチョコの中の空洞を三分の二を締めているであろうカプセルが出てきた。

とりあえず、チョコを食い終わったので、カプセルを開けた。

中に入っていたのはめっちゃリアルな・・・・


「・・・具志堅さんかよっ!!」


思わず、床に叩きつける。

っと、いかんいかん。せっかくの贈り物なのに、壊すところだった。・・・・とりあえず、TVの上にでも置いておくか。

カプセルの中には、なにかメモらしきものも入っていた。


『具志堅さんを作ってみました。チョコは・・・まぁ。by春樹』


・・・君は何をしたいんだい? 春樹君。


「・・・・次だな、うん」


次に出てきたのは、セーターだった。だけど・・・・


「これって、普通、彼女が彼氏に送るものなんじゃ・・・? しかも、これから夏だってのに」


それにしても・・・


「袖、(なげぇ)な、オイ。俺にどうしろと言うんだ・・・」


後で、調整しとくか・・・。編み物セット、どこやったけなぁ。

ん? これにも・・・。


『上手く、できませんでしたけど、とりあえず、送っておきます。by柊』


上手く出来ないとかの問題じゃないと思う。・・・てか、イニシャル入りだよ、良く見たら。

次に行くか・・・。


「えっと次は・・・っと」


出てきたのは大きな紙袋。

俺は中身を見てみた。


「沢山の・・・・今川焼き?」


そして、やっぱり、紙袋の側面にメモが貼ってある。

どれどれ・・・。


『二人で作りました。by竜介&雁岨』


会長さんが作ったのか。・・・雁岨って誰よ?

よくみると、下の方に小さく何か書いてある。


『PS・一個につき、電子レンジで、500W。一分で美味しく召し上がれます。開封後は、早めに食すこと』


イヤ、冷凍食品じゃあるまいし。


「まぁ、後で食べてみよう。次は・・・箱?」


次は白い箱。中身が気になった俺は、勿論開ける。・・・この時ばかりは、俺自身の好奇心を呪った。この時の時間に戻れるとしたら、俺はその時間の俺を立てなくなるまで蹴り倒したいところだ。

中から出てきたのは、どす黒いケーキ。一目でわかるように誕生日ケーキのようだ。・・・いつぞや、明が作った料理のような・・・。

アレ? これにはメモらしきものが無いな・・・。お、最後にあと一個。


「んと・・・これは・・・胃薬? しかも一ダース」


これにはメモが付いてるみたいだな。どれどれ・・・。


『・・・頑張ってください。ケーキはおばあちゃんが作りました。byハル』


ようするに、あのケーキを食えと。・・・なんだか、虚しいから、次の箱に行くか・・・。














次回、[誕生日プレゼントって貰って困る物もある]に続く。

はい、次回は、下弦鴉先生の『アルカンシエル』です。

ちなみに、途中でとあるライトノベルのパロ(って言えるのか?)を使ったのにお気づきでしょうか?

一応、これは『サクコー』の方でも使われてました(笑)

では、次回でお会いしましょう!

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