第三十三話[派遣部の日常編【後編】 由美の好きな人?]
え〜、まず、だいぶ更新が遅れた事を謝りたいと思います。すみませんでした。補習や里帰りなどなど、あらゆる事情が重なり、更新が送れてしましました。
あと、今回の文字数が少ない事について。実は、最近、少々スランプ気味です・・・。早いとこスランプから抜け出したいものです。
では、本編をどうぞ。
五月も終わりに近づいた、とある月末。
集円学園の派遣部部室のとある部屋にてとある女子二人が話していた。
〜派遣部 図書室〜
私は由美ちゃんに呼ばれて図書室にやって来た。
何の話だろう? あの子、相談とか全然しないし・・・。
ガチャ
とにかく、私は図書室の戸を開けた。
「・・・由美ちゃん、いる?」
「はい・・・」
由美ちゃんはドアを開けてすぐの椅子に座っていた。
私は早速、本題を聞く。
「で、何の相談なの?」
「実は・・・甲斬狼牙の事で・・・」
「狼牙? 狼牙がどうしたの?」
まさか・・・好きになったとかじゃないわよね。
「彼の事を考えると・・・なんだか、こう、胸が苦しくなって、心拍数も異常に上がるんです。顔も熱くなって・・・」
その、まさかね・・・。
「へ、へぇ・・・それで?」
「いつも気が付いたら彼の事を考えてるんです。今、何してるんだろう・・・とか」
話している由美ちゃんの頬がほんのり赤くなっている。
「この気持ち・・・なんていうんでしょうか? 今までこんな気持ちになったことが無くて・・・」
「・・・・それは、狼牙の事が『好き』なのよ。その・・・異性として」
「異性・・・としてですか?」
「そうよ」
「そう・・・ですか・・・。奏咲明、あなたはそういう気持ちになった事があるんですか?」
「うっ・・・そ、それは・・・」
この子、痛いところを付いてくる。
「あるんですね?」
「そ、それは・・・」
「甲斬零牙」
「はいっ!?」
「甲斬零牙の事が好きなんですね?」
「な、何で分かったの?」
「GWの時、甲斬零牙が記憶喪失になった日。悪霊との戦闘を終えた後、二人が話しているところを見て」
「え・・・でも、恋愛感情とかは分からないってさっき言ってなかった?」
「雰囲気で分かりました。・・・・あの時『バカップル』って呟いたし・・・」
「え? 後の方が聞こえなかったんだけど?」
「気にしないでいい」
「あ・・・そう」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
ここで話が止まる。・・・正直、これ以上何を話せばいいのか分からない。
「それで・・・私はどうすればいいんでしょうか?」
「それでって・・・気を引いてみるとか・・・」
「具体的にどうすれば?」
「うーん・・・例えば、誕生日にプレゼントを上げるとか・・・」
「分かりました。では、甲斬狼牙の事について教えてください」
「いいけど・・・。その、フルネームで呼ぶの止めない? せめて苗字で呼ぶとか・・・ね?」
「分かりました、明。では、狼牙の事を・・・」
「はいはい・・・それじゃぁ・・・・」
私はその後、狼牙の事をいろいろと話した。それにしてもこの子が人の事が好きになるなんて・・・それも狼牙を。これからどうなるのかしら?
次回、[派遣部の日常編【後編】 ハッピーバースデー! 零牙の誕生日]に続く。
はい、またまた次回が読んで字の如く・・・。
サブタイ付けもスランプ気味・・・?
あ、それとお知らせです。『とある一家の日常。』(略して『とあ日』)の一部文章を修正及び、解除しました。
あと、もう一つお知らせです。水月五月雨先生が執筆されている、『小説家になろう!! Over Closs Story’s…?』に参戦しました!(既に出てますが・・・)他にも、少々設定は違いますが霧などが出演しております。一度御覧になってみてはいかがでしょうか?
正し、あまりお勧めはしません。細かい設定などが違う、大まかな設定が違う。原作を読んでいる読者様のイメージを壊してしまうなどの恐れがあります。
あ・・・・あともう一つ。次回は本編の前にちょっとしたネタバレ(?)話があります。
では、お知らせもこれぐらいにして・・・
次回をお楽しみに〜。