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平凡ではない日常。(無期限更新停止)  作者: 月影雅輝
第一章[いつもの日常。]
41/73

第三十話[派遣部の日常編【後編】 会長捕獲計画その1]

はい、今回から『サクコー』とのコラボです!

名前はチラホラ出てます。

そういえば、この小説、ようやく三十話までいきました。いやぁ、頑張った。

では、本編をどうぞ〜。

悪霊(ナイトメア)達との乱闘騒ぎから数日後・・・。




〜集円学園 派遣部部室 休憩室〜


・・・平和だな。この前の悪霊(ナイトメア)との戦いが嘘のようだ。てか、休憩室とかあったんだ・・・。


「新しい依頼ってのは・・・無いよな」

「あるんだな、これが」

「そうか、やっぱり無いよな・・・ってあるのか!?」

「あぁ、ってなわけで、みんなを呼んで来てくれ」

「へ〜い・・・」


えっと・・・明はこの部屋で小説読んでるな。炎人は・・・隣の部屋で狼牙と剣道してて、由美はそれを見学中。千は向かいの部屋で射撃の練習中で、未来も同じ部屋で練習中・・・。千里は裏口から出たらある、庭で植物を育ててる。よく考えてみると、この部室、広いよな。剣道場もあるし、射撃所もあるし、トレーニングジムもあるし・・・奥の方には顧問部屋。図書室もあるよな、確か。・・・部員達への配慮?

まぁ、いいか。さっさと呼んでこよう・・・。





〜派遣部部室 会議室(仮)〜


まだ、この会議室、(仮)付きなのかよ・・・。


「よし、全員集まったな。こんかいの依頼は桜ヶ丘高校からだ」

「え? 桜ヶ丘高校っていうと、ハルさん達がいる?」

「あぁ、そうだ。しかも、その依頼は生徒会役員の生徒からだ」

「・・・で、依頼内容というのは、どういうものなんだ?」


狼牙が本題を聞き出す。


「えっと、だな・・・零牙、生徒会長の夏樹竜介を覚えているな?」

「あぁ、空間術をものともせずに、俺達に話し掛けてきた、あの人だろ?」

「あぁ、その会長を痛めつけるか、捕獲してくれっていう依頼だ」


・・・またトンデモナイ依頼を・・・。


「できるのか? それ」

「さあな。ちなみに派遣する部員を指名してある。炎人に来て欲しいそうだ」

「ん? 俺か?」

「あぁ、それにサポートとして、未来。立会人として、零牙と明だ」

「了解」

「分かりました」

「依頼実行時刻は明日の放課後」


ん? 確か明日は・・・


「明日って、確か・・・」

「ん? あぁ、三時間授業だな」

「先生達の会議・・・か。確か一ヶ月に一回だな」


狼牙の脅威の分析力・・・がなくても知ってるけどな。


「じゃあ、明日の放課後、竜崎炎人、栄光未来、奏咲明、甲斬零牙の四名は部室に集合。それ以外の部員は自宅で待機。以上だ。では、六時三十分まで、好きにしていろ」


この部活、基本自由だよな・・・。







俺は特にやることも無く、トレーニングジムで少し運動していた時・・・。


ドンドンドン!!


部室のドアをノックする音が聞こえた。・・・俺が対応する役目なので、俺が出なければならない。

俺は部屋を出て、ドアを開けた。


「よぉ! 零牙!」

「涼(にぃ)!?」






俺は一応、会議室に・・・もとい、会議室(仮)に通した。


「にしても、なんでジャージなんだ?」

「ちょっとな・・・とにかく、今日はなんの用?」

「あぁ、この前、メールで送った格ゲーが完成したんだよ」


・・・はい?


「はぁ? もう出来たのか!?」

「まぁな。一応、モデルになる人達がいたし、その情報を送ってくれた人もいたし、後はプログラミングするだけだったからな」

「・・・そうか」

「これが、そのソフトだ」


俺はソフトを手渡された。


「やっぱり無題なんだな・・・」

「あぁ」

「そういや、次の依頼、決まったか? いっつも暇だ暇だって、言ってるじゃないか」

「あぁ、決まったよ。桜ヶ丘高校に行くんだ」

「桜ヶ丘高校?」

「うん、そこの生徒会役員の人に頼まれたんだ」

「生徒会役員? あっ! そうだ、このソフトを乍乃雫(サクノシズク)って子に渡してくれないか?」

「ん? このソフトって、俺にも渡した・・・?」

「あぁ、その子にも試作を頼んでるんだよ」

「分かったよ・・・って、その雫って子、役員なのか?」

「あぁ、そうだ。ってなわけで頼むぜ。俺は帰るからな」

「じゃあな・・・」


(にぃ)に知り合いがいたとは・・・。しかも桜ヶ丘高校の生徒会役員に。










〜一方その頃〜(描写無しです。ご了承下さい)


「というわけだ。頼んだぞ、(ミスト)

「言うのは簡単だがな、次元を合わせるのは難しいのだぞ? 今は、先代と先々代のおかげで、隣同士の場所にはなっているがな・・・」

「分かっている。だからこそ、あちらの者にも協力を求めたんだろう?」

「あぁ・・・少し無理を言ったが、承諾してくれた。今度、時雨にレイピアか刀、それか拳銃でも送ろうかと思っているのだが・・・」

「・・・それは止めておけ。五月雨にも止められている」

「おっと、そうだったな。では、この仮面でも送るとするか・・・」

「悪趣味じゃないか? それ」

「そうか? 私は気に入っているんだがな」

「お前は顔を隠さないといけないからな。あっちは別に顔を隠してなかったと思うんだが?」

「フッ・・・まぁいいさ。とりあえず、仮面を送っておこう。気に入ってくれるといいんだが・・・」

「とにかく、頼んだぞ」

「あぁ、分かっているさ」














その2に続く。

次回、ついに桜ヶ丘高校へ!

炎人と会長、どちらが勝つのか!?

その答えは次回の次回に!!(ややこしいな、ヲイ

では、また次回。

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