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平凡ではない日常。(無期限更新停止)  作者: 月影雅輝
第一章[いつもの日常。]
39/73

第二十八話[派遣部の日常編【後編】 突入! 真夜中の中学校!!その2]

え〜、やはりその3まで続きます。コラボするとやはりその3まで続いてしまいます。なので、次回のコラボからは段取りを分けてみようかと思います。

その1:依頼確認

その2:移動及び両作品の自己紹介

その3:依頼終了

という風にわけていきたいと思います。

では、本編をどうぞ。

〜零牙家宅 午後十一時〜


普通に眠い・・・・。

今、迎えが来るのを待っている。明は目の前の家だから、一緒に待っている。


「ふぁぁぁぁ・・・」

「・・・眠いの?」

「まぁな」

「こんあ時間に依頼なんて、ふざけてるとしか思えないわ」

「・・・だよなぁ。これで悪霊(ナイトメア)がいなかったら、骨折り損だ。」


そんな話をしていると、車のエンジン音が聞こえてきた。


「お・・・来たみたいだな」

「そうね」


俺の予想通り、木戸先生が運転するライトバスだった。

そんな事を考えていると、運転席の窓が開けられ


「おい、早く乗れ。早いとこ終わらせて、さっさと寝たい」


と、やはりバスの運転手の制服を着た木戸先生が言った。

・・・この人、コスプレ好き?









〜ライトバス内 移動中〜


やはり夜というのは眠いものだ。

さすがに皆も眠いらしく、うつらうつらしている。

ちなみに今向かっているのは葉桜町という、都会か田舎かというと、田舎だが、そこまで田舎ではないという。霊安町も町だが、大都市だよな。集円学園もかなり広いし。・・・話が逸れたな。とにかく、俺達は葉桜町に向かっているということだ。

そこまで遠くはなく、隣町だそうだ。存在すら知らなかった。

実のところ、俺は生まれてから霊安町から一歩も出た事が無い。中学の修学旅行とかで町外に出たことぐらいあるだろう。とかいうツッコミが飛んでくるだろうが、実のところ、運悪く、当日に体調を崩し、参加できなかったというのが現状である。それにこの前の交流旅行は霊安町内だったしな。

父親は幼少の頃に死去。母親は世界を飛び回ってる。とまぁ、親がこうだから、旅行なんてものも全然したことはない。海水浴とかは明の両親に誘われて、行ったことはあるが。町内の海岸だけど。

・・・っと、俺の過去話もこれぐらいにして、そろそろバスを降りよう。目的地の葉桜第三中学校に付いたようだ。









〜葉桜第三中学校校門前〜


この依頼の依頼主は中学生。なのに、夜――それも夜中に近い――の学校で派遣部メンバー達と会う事になるとは思わなかっただろう。


「えーと、君が依頼主・・・でいいか?」


俺が、聞く。ちなみに木戸先生は眠いから後はお前達でやれとかいい、依頼主に会う前に運転席で眠りこけてしまった。ちなみに悪霊(ナイトメア)に遭遇したときはこのボタンを押せ。とかいって、送信機のようなボタンが付いた機械を渡された。


「はい・・・一応」


俺の問いに答えたのは少し幼さが残る顔――ようするに童顔なわけだが――の茶色で腰まで伸ばした綺麗な髪で、背丈の低い少女だった。ちなみにこの少女以外にもう一人少女と二人の少年がいた。


「んじゃぁ、こっちの自己紹介をさせてもらうけど、いいか?」


俺の口調、敬語とタメ口が混ざっているような気がするが、そこは気にしちゃ負けだ。

っと、俺達の自己紹介だったな。・・・それでは。


「俺は、集円学園派遣部部長の甲斬零牙だ。よろしく頼む」

「俺は副部長の竜崎炎人。よろしくな」

「私は奏咲明。よろしくね」

「私はぁ、栄光未来だよぉ」

「俺は甲斬狼牙。そこの零牙と従兄弟だ」

「私は銃雷千里です。よろしくお願いします」

「僕は千里の双子の弟で、千だよ」

「私は、采蘭由美。よろしく・・・」


これで全員・・・じゃねぇな。


「ちなみに俺達の顧問は、そこのバスん中で寝てるよ」

「そうですか」

「えっと、じゃぁ、そっちの自己紹介もしてもらえるかな?」

「あっ、はい。私は井戸端海梨(イドバタカイリ)っていいます」

「・・・井戸端会議?」


頭で考えるより、言葉が先にでたな。今のは。


「違います!海梨です、か・い・り!」

「あぁ・・・んで、そっちは・・・」

「僕は、前園孝介(マエゾノコウスケ)です」


第一印象は、『普通』。そして、『地味』。特徴という特徴がない。・・・ちと(ひど)いかな?

まぁ例えるなら、『虹の妖精の依頼』をしてきた有澄(アスミ)ソラ君だな。


「うちは(コガラシ)ひのでです」


次に自己紹介したのはもう一人の少女で、背丈はさっき自己紹介した孝介君より少し高く、雰囲気はボーイッシュな感じ。


「俺は柴村琢人(シバムラタクト)です」


一言で言うとカッコ良い。炎人と張り合えそうだなぁ。

・・・だがしかし。その苗字は聞いた事がある。

俺の記憶が正しければ今年の一月下旬辺りから野原見(のはらみ)市で起きた通り魔事件の犯人、柴村廉人(レント)。彼と同じ苗字だ。俺の推測が正しければ――事実、そうでなくてもだが――彼の息子・・・だと思う。けれども、この事を聞くのは彼、琢人君を傷つける事になる。

俺はそういう気持ちは痛いほど分かる。原因等は違うが、俺の力――封印しなければならない程強力な――のおかげで親戚一同から、一時的だが嫌われていた時期がある。まぁ、ともかく。


「それじゃぁ、お互いの自己紹介も終わったことだし、そろそろ見回りに向かおうか。あ、それと敬語とかは使わなくていいから。俺達、堅苦(かたっくる)しいのは嫌いだから。じゃ、行こうか」














その3に続く。

どうでしたか? ちゃんと『スクール・ラプソディー』の登場人物達の話し方や雰囲気を表現できていたでしょうか?(最後の方にちょびっとだけしか出てきてませんが)

次回で『スクール・ラプソディー』とのコラボは終了です。

それと、少しお知らせが。現在、新小説を作成中です。

え? 三重連載は無理? 大丈夫です。『平凡ではない日常。』が完結次第、『聖天戦士の条件』や新小説の交信をします。まぁ、『平凡ではない日常。』の完結はだいぶ先になりますが。

では、次回をお楽しみに〜。

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