第二十七話[派遣部の日常編【後編】 突入! 真夜中の中学校!!その1]
どうも、ガルーです。
え〜・・・まずは謝らせて頂きたいと思います。
ここ最近、更新を行っていませんでしたが、実のところ、パソコンの調子が悪くなり、故障した為、数日間の更新停止を余儀無くされました。復旧作業を行い、復旧は完了したのですが、少々不具合が発生し、パソコンをオンラインに繋ぐことが出来ませんでした。現在、完全に復旧完了を確認しました。これからはこういうことが無いように気を付けます。本当にすみませんでした。
ふぁぁ・・・眠いな・・・。ん? どうやら俺の視点のようだな。
俺は木戸朝義だ。今、派遣部部室にいる。零牙達は依頼実行中だ。
俺はサイトに新しい依頼が届いてないかチェック中だ。
「新しい依頼は・・・無し、か」
新着の依頼もないようなので、俺はそろそろ寝るか・・・。
ピコーン
依頼か・・・。内容をチェックしておくか。
新着依頼
依頼者:井戸端海梨
所属学校:葉桜第三中学校
年組:三年一組
性別:女
依頼内容:この前忘れ物をとりに夜の学校に行った時、理科室や音楽室から不審な物音が聞こえたんです。すぐに逃げたんですが、とても怖いので調べてはいただけないでしょうか?
・・・どうやら、悪霊とは関係なさそうだな。この依頼は破棄・・・
「ふっ・・・木戸、お前の考えている事とは少し違うようだが?」
な、何者・・・。
後ろを振り返ると、そこには霧が立っていた。
「霧か・・・。何の用だ? それに、その山のように積んであるどら焼きは?」
「あぁ・・・これか。いや、時雨から呼び出しがあったのでな、『サクコー』の世界に行っていたら、零牙と明と共にクイズ大会に出場させられたのだよ(詳しくは『サクコー』こと、『桜ヶ丘高校生徒会役員』の五十四日目と五十五日目を参照)」
コイツ、あまり外の世界に関わるな、と言っている割にはかなり外の世界に出入りしているようだが・・・。
「それがどう関係を・・・」
「優勝したら会長殿特性のどら焼きを貰ったものでな。お土産に、とでも。ちなみに零牙達には数ヶ月先の話だから、記憶には無いはずだ。奴が作業を怠っていなければの話だが・・・」
「そうか・・・それだけか?」
「いや、本題がある」
「・・・何だ?」
「その依頼、悪霊が絡んでいる」
「大方、お前の差し金だろう? お前には悪霊を洗脳する能力が・・・」
「いや、デモン・グレイズからの命令を受けているらしい。私の手にはおえないよ。どうやら上位が指揮を取っているようだしな」
「そうか・・・お前はデモン・グレイズの命令を受けた悪霊と強力な力と能力を持った悪霊は洗脳できないんだったな」
「その通りだ。・・・部員には戦闘服を用意させておけ、行動を開始するのは夜中。これがこちらからの指示だ」
「・・・了解した」
「万が一校舎が壊れた場合はこちらで修復しておく。・・・また会おう」
霧はそう言い、霧を発生させ、その中に消えていった。
〜零牙視点 校舎内移動中〜
・・・依頼というのは雑用が多いものである。
今回の依頼は理科を担当している教師からで、理科室で実験に失敗し、爆発(原因は不明)したのでその片付けを手伝ってほしいというものでだった。
通常なら雑用とかは(よっぽど暇じゃない限り)お断りするんだが、来週の月曜日(ちなみに今日は金曜日)に一組と三組が理科室で授業があるのと、二日使っても一人では解決できなようだったので仕方なく引き受けることにした。
俺達はようやく片付けを終え、部室に戻るところである。
「大変だったな、掃除」
「どうしたら、あそこまで散らかるのかしら」
「・・・あの範囲だと、結構な威力の爆発だったのだろうな」
「俺、見てみたかったな〜。その爆発をさぁ」
「危ないよぉ?」
「あの先生は結構実験好きですから・・・」
「だけど、その度に失敗してるよね」
「爆発は今回が始めて・・・・」
分かるとは思うが、一応、上から俺、明、狼牙、炎人、未来、千里、千、由美だ。
・・・そろそろ部室だな。早く帰りたいな・・・。出来れば明日の依頼実行(という名の部活動)が無ければさらにOKなんだな、これが。
〜派遣部部室〜
ガチャ
俺達はまず、木戸先生に報告する為に先生がいるであろう、会議室(仮)に(顧問専用部屋ってのもあるらしいが)入った。
「センセー、依頼終わりましたけど〜」
「そうか、ご苦労さん。で、次の依頼なんだが・・・」
「って、ちょっと待て! 間髪入れずに次の依頼ってどういうことだ!?」
「・・・心配するな。明日実行するからな」
「そうか・・・それならいいんだけど」
「依頼実行時刻は午後11時、依頼実行場所は葉桜第三中学校。それぞれ戦闘服を用意しておくように」
前言撤回・・・! ぜんぜんよくない!
「午後11時ってどういうことだ?」
炎人が聞いた。・・・確かにそれは俺も気になるな。
「あの必要がある。依頼者は夜に校舎に入り、何者かが起こした不審な物音を聞いた。その原因の調査が今回の依頼内容だ。悪霊の可能性がある為、一応戦闘服が必要だ」
「・・・わかったよ・・・。で、学園に集合すればいいのか?」
「いや、バスでそれぞれの家に迎えに行く。・・・午後11時までに戦闘服に着替えて待機しておくように。・・・以上、今日はとりあえず解散だ」
俺はこの時、悪霊が絡んでいるとは思わなかった。・・・それを後悔することになるのを知るのは・・・真夜中の中学校の校舎でだった。
その2に続く。
・・・はい、『スクール・ラプソディー』とのコラボだとか言っときながら、孝介君達は出てきませんでしたね。その2では必ず登場させますのでお楽しみに・・・。
あぁ、それと、近々新作を投稿いたします。どのような作品かは、投稿するまでお待ちを・・・。