第二十五話[GW編 記憶喪失!?始まりは暗黒物質から?その2]
はい、どうも更新遅れました。
実は、期末テストと職場体験などが重なり、更新がまったくできない状態におちいっていましたが、昨日と今日でこの話を(ようやく)仕上げました!
『平凡ではない日常。』を楽しみにしていらっしゃる(そこまでいるとは思わないが)方には大変、ご迷惑をかけました。
では、本編をどうぞ!!
私達はとある公園の奥の林に来ていた。目の前には悪霊・・・実のところ、現在戦闘中。
零牙は戦い方や魔術も全て忘れていたようなので、狼牙に守ってもらいながら戦いを見ている。
「くそっ!なんでこんなに悪霊がいるんだよっ!!」
炎人が怒りを込めた叫びを上げる。本当になんでこんなにいるの!?
その数、10前後。しかも全員が狼の悪霊――群れでもなしているのかしら――なの?今度、涼兄に頼んで悪霊の数も分かるように改良してもらおうかしら。
「凄い・・・!俺もこんな事やってたのか!!」
「今はそんな事を言っている場合ではない!!攻撃を避ける事に集中しろ!!」
珍しく狼牙が怒鳴る。本当に珍しい。
「炎人君、これは分かれて戦った方がいいんじゃないですか?」
千里ちゃんが提案をする。
「確かにな・・・よし、分かれるぞ。未来は俺と、明と由美は零牙をガードしながら、千と千里は狼牙のサポートだ!!」
『了解!!』
それから私達は散らばったんだけど、相手も散らばって四体ずつに分かれて追ってきた。
「どうする?」
「私が前衛になって戦う。あなたは甲斬零牙を守りながらサポートしてくれればいい」
「う、うん・・・」
やっぱり、私はこの子が苦手だ。口調がなんかね・・・。基本無口な上に無表情だからよけい苦手だ。
それにしても由美ちゃんは(物理的な)凄い力を持っている。もしかしたら【開放】をした零牙よりあるかも・・・。今だって、【魔人の斧】を振り回している。・・・私がサポートしなくても大丈夫そうだなぁ。
そんな事を考えてたら、横から敵が襲い掛かってきた。大きく開いた口から鋭い牙が見える。
これならなんとか避けれそう・・・。
そう思っていたら、目の前に人影が見えた。
ガブッ!
「クッ・・・!」
零牙がかばってくれた。零牙の右腕に敵が噛み付いている。
「零牙っ!!」
「くそっ!離れろ!」
零牙は敵の鼻先を殴って、右腕から敵を引き離した。
「零牙、大丈夫?」
「血は出てっけど、痛くは無い」
零牙は血が出てるとこを押さえながらそう答える。
本当に大丈夫かな・・・。
「なぁ、俺よりあっちを心配した方がいいんじゃないか?」
「え・・・?」
零牙は由美ちゃんが戦っているであろう場所を見た。私もつられてそっちを見る。
由美ちゃんはダメージこそ喰らってはいないが、敵の素早い動きにかなり苦戦しているみたいだった。
「あ・・・ちょっとまってて!」
私は急いで【封印書】を急いでめくる。
えっと・・・呪縛の魔術は・・・あった!!
「封じられし悪霊よ・・・我が命に応じ、敵を呪縛せよ。・・・呪縛術!!」
ビシィ!!
そんな音がしたかと思うとさっきまで素早い動きを見せていた敵は何かに縛られたように動かなくなった。
「これで、奥義を発動できる・・・凍てつけ、【氷帝破撃】!!」
由美ちゃんがそう叫んだら、由美ちゃんを中心に魔術陣が広がり、四体の敵を囲むと同時に魔術陣が広がるのを止めた。【魔人の斧】の刃先は凍りつき、由美ちゃんはそれを、地面に叩きつけた。
「・・・砕け」
由美ちゃんがそう呟いたと同時に凍りついた敵は全て砕け散った。
「・・・・凄い」
「一瞬で・・・?」
なんて力なの・・・。本当に零牙より強いかも・・・。
「敵は全て倒した。早くこの魂の封印を・・・」
由美ちゃんはいつの間にか魂を全て回収して、私の目の前に立っていた。
「あ・・・そ、そうね」
「これで、封印完了っと・・・・次は零牙の傷の治療ね」
「大丈夫だって」
「それでも、ちゃんと治療しとかないと後から大変な事とかになったら困るし・・・・・」
「そうか?なら、頼むわ」
私は治療術を唱え、両手を零牙の右腕に乗せた。
「ねぇ・・・」
「なんだ?」
私は思いきって聞きたかった事を聞いてみた。
「なんであの時、かばってくれたの?いつもの零牙なら『あれぐらい避けれる』とか言って、放っておく筈なのに・・・」
「あぁ・・・なんかな、体が勝手に動いたんだよ」
「え?それだけ?」
「そうだな・・・記憶が戻る前の俺がアンタの事を『大事な人』とでも思ってたんじゃないかな?今の俺にゃぁ、記憶が無いから分かんないけどな」
一瞬、頭の中が真っ白になった。
え・・・、零牙が私の事を『大切な人』って思ってくれてる・・・?
私は咄嗟に両手で顔を隠した。
顔全体が熱い。きっと耳まで赤くなってるに違いない。
「・・・?どうした?」
「あ、いや、何でもない。早くみんなと合流しましょ」
と、とりあえず誤魔化せたわよね・・・
「・・・バカップル」
・・・?後ろで由美がなにか呟いたような気がするけど、よく聞こえたなかったので気にしないでおこう。
〜一方その頃〜
う〜ん・・・こりゃ苦戦しそうだな。
俺は今、四体の悪霊の攻撃を避けている。
こりゃ、反撃が出来ねぇな・・・
「炎人、大丈夫!?」
未来が心配そうに言う。・・・大丈夫っちゃ大丈夫なんだが、この状況はどうにかしなきゃな。
「なぁ、こいつらどうにかならないか!?」
「炎人が退いてくれないとどうにもならないよぉ!」
う〜ん・・・あいつら左右からは攻撃してくっけど、上からはしてこないな・・・よし!
俺は隙を見て、上に飛び上がり、未来の隣に着地する。
「これでいいか?」
「うん」
ふぅ・・・
「これでやっと一掃できるよ・・・射貫け!【光の千本矢】!!」
未来は空に向かって、光る一本の矢を放った。
俺は上着のポケットから一枚の【術式札】を取り出し、宙に放った。
「【術式札】!≪結界≫!!」
俺は【術式札】を放ると同時に俺達の回りに目には見えないが、結界を張った。
それと同時に空から光る千本の矢が振ってきた。勿論、俺達の所にも矢は振ってくるが、結界が全て弾く。
矢は次々と地面に刺さっていき、次々に消えていく。
「ハハハッ!これはいつ見ても迫力があるなぁ」
「もぅ、発動する方は結構キツイんだよぉ?」
未来が頬を膨らませながら言う。あんまし怒らせると怖いんだよな。前怒らせた時は弓道の練習の的にされたしなぁ。・・・思い出しただけで鳥肌が立ってきたなぁ。
「そろそろ終わるよ」
「ん?そろそろか」
しばらくすると矢は止み、結界は解けた。
「うん、全部仕留めたみたいだな」
「じゃあ、魂を回収して、みんなと合流しよぉ」
「そうだな」
〜更に一方その頃〜
「よし、作戦の通りに動けよ・・・」
「了解です」
「うん、分かった」
俺達は悪霊から逃げながら作戦を立てていた。
「よし、散れ!」
まずは第一段階・・・・
千と千里は木に登り、待機。俺は悪霊を引き付ける囮役・・・
「【魂弾】!!」
俺は敵の群れの直前に技を放った。
「こっちだ!」
よし、これで後は指定の場所に向かうだけだ。
よし、ここだ。
「千里!!」
「よし・・・滅せよ!【轟滅砲丸弾】!!」
敵が攻撃に気付き、逃げようとする。
「千、頼むぞ!」
「了解です!・・・撃ち抜けろ!【無限連弾雨】!!」
千の奥義が悪霊達の逃げる道を阻む。
目の前が光り、俺は咄嗟に左腕で目をかばうようにする。光が収まったときに悪霊の姿は無く、魂だけが残っていた。
「よし、これで終わりだな。・・・皆と合流するぞ」
「分かりました」
「うん」
シュゥゥゥゥゥゥ・・・・
よし、終わりっと!!
「・・・終わったみたいだな」
「えぇ」
「なぁ、零牙はまだ記憶が戻ってないんだろ?」
「うん・・・どうしよう」
「明日からは学校も始まりますし、今日の内に戻しておかないと厄介ですね」
確かに厄介ね・・・。何か良い方法は・・・。
「う〜ん・・・。そうだ、強い衝撃を加えると記憶が戻るって聞いたことがあるよ」
なるほど、ショック療法か・・・。
「止めてほしいんだが・・・」
「あ、それいいねぇ!」
「・・・なぁ、俺の意思は無視か?」
そんな時、由美ちゃんが少し口を開いてボソリ、と言う。
「あの男ならどうにかなるかもしれない・・・・・」
「・・・?あの男って?」
私は、なんの事かわからないので、聞いてみる。
「・・・霧」
「なるほど!!」
炎人がそう叫ぶ。・・・確かにあの男ならどうにかなるかもしれない。自分で『特別な存在』とか言ってたし。
「だが、どうやって探す?」
「それもそうか・・・」
炎人が残念そうにそう答える。みんなは再び考える。ちなみに零牙は付いて来れてないみたい。
「フフフ・・・私はここにいるが?」
どこからともなく声が聞こえた。
私達は周りをキョロキョロと見渡す。
「・・・何をやっている。上だ、上」
私達は声の通りに上を見た。そこには木の枝に立っている霧がいた。
「あっ・・・」
シュタッ
霧は枝から降りてきた。
「零牙の記憶を戻すのだろう?」
「え、えぇ・・・・」
「フム・・・零牙に記憶が戻らないとこちらもこちらで困るのでな・・・」
霧は零牙の前まで行って、右手を零牙のおでこに当てた。
「お、おい!なにする・・・」
「黙っていろ。集中できん」
騒いでいる零牙を無理矢理、左手で黙らせた。
「さて・・・・・!おぉ、これが原因か・・・」
霧は何かブツブツと呟いている。
「うっ・・・」
何故か零牙が気を失った・・・
「えっ!?零牙!?」
「騒ぐな。目を覚ませば記憶は残っている。ちなみに記憶を失っていた時の記憶は消しているからな」
「え・・・?なんで?」
「その方が都合が良いだろう。・・・それともあの時の言葉を零牙の記憶の中に残しておくか?」
うっ・・・また顔が赤くなる。
「なっ!何でアンタがそんな事を知ってるのよ!?・・・!まさかっ!見てたの!?」
「フフ・・・どうだかな?まぁ、既に作業は終わっているんだがな」
「えっ?いつの間に・・・」
「では、また会おう・・・。また近い内に・・・な」
霧は前のように霧の中に消えていった。
「本当に何なのよ!!アイツは!!」
私は言葉では表せないような怒りを込めて叫んだ。
ん・・・?ここは・・・
「大丈夫?零牙!!」
「明か?ここは・・・俺の家?」
「良かった・・・」
えと・・俺はどうしてたんだっけ・・・。・・・そうだ!明の料理―――料理とはいえないが―――を食って倒れたんだった!
「なぁ、明」
「何?」
「俺が倒れた後、俺、どうしてた?」
「え?え、え〜っとね、倒れた後はずっと寝てたけど・・・」
「・・・?そうか」
なんか、様子がおかしいけど、あんまり気にしない方がいいよな・・・。下手すると地雷を踏みかねないからな。
「それよりも・・・だ」
「何よ?」
「あの料理はなんだ!?あんなものは料理じゃねぇ!」
「うっ・・・分かってるわよ」
「分かってねぇ!これから『零牙の料理教室』を始める!!覚悟しろ!」
「えっ!?ちょっと」
「その料理の腕を根本から叩き直してやる!!」
「えぇぇぇぇぇぇ!?勘弁してよぉ!!」
ちなみにこの、『零牙の料理教室』は何時間も続けられたという・・・。
次回、[派遣部の日常編【後編】 馬鹿は風邪引かないって言うけどそうでもない] に続く!
はい、突然ですが、現在受け付けている企画の説明をさせて頂きたいと思います。
零牙「本当に突然だな」
うっさいわ!
では、一つずつ説明していきます。
第一企画:依頼受付
この企画は他の学園モノなどの小説から依頼を受け付け、実行していくというものです。簡単に言えば、コラボ。
書いてもらう内容は次の通りです。
名前:ここには小説の登場人物の名前を入れてください。
○○学校(学園)生徒 ここにはどの学校に所属しているかなどをお願いします。
○年○組 ここには年組をお願いします。
○○部所属 ここには所属している部活、または委員(生徒会や風紀委員など)を入れて下さい。
性別
依頼内容:(:の後に内容を入れてください)
以上の通りです。実行すると決定された依頼の作品はこちらから読ませに行かせていただきます。
更に霧の登場により異世界(ようするにファンタジーモノなどの現実とは遠く離れた作品など)からも依頼を受け付けることができるようになりました!!
第二企画:派遣部メンバー達の質問コーナー
この企画は零牙達派遣部メンバーに質問をしていくコーナーです。素朴な疑問から物語の核心を突くような質問でも構いません!!どんどん質問してください!派遣部メンバーがお答えします!!
第三企画:人気投票
この企画は自分が好きな登場人物に投票する企画です。
一人5票までです。振り分けて票を入れるもヨシ!一気に一人に票を入れるもヨシ!
締め切りは次回の登場人物紹介までです。そこで結果発表もします!!
第四企画:どの話数をどの人物の視点で見たいか
この企画はまぁ、読んで字の如くです。
まずはどの人物でどの話数か(ようするに今まで投稿された話です)。これを書いてもらわないとどうにもなりません。チョイ役でも構いませんので。
例外として、これは面白い!!と思ったチョイスには特別番外編として話数に関係なく書かせていただきます。
以上です。次回は本編の前に登場人物紹介です。次回で締め切り!人気投票!!誰が栄光の第一位に輝くのか!?まだ投票してない方はお早めに!!