第二十話[GW編 女は買い物好き(?)]
やった〜!PVアクセスが二万突破したよ〜!
零牙「おお!良かったな!!」
嬉しいよ〜。(ようやく)二十話突破も嬉しいよ〜
零牙「・・・やっとか」
・・・痛いところを突いてくるな、チミは。
零牙「チミってなんだチミって・・・」
まぁまぁ・・・あ、そうそう後書きに二十話にようやく到達記念とPVアクセス突破記念のお知らせを後書きに書きます!では、本編をどうぞ〜
「お〜い!零牙〜!早く〜!」
「分かってる〜!」
はぁ・・・なんで明と買い物なんて・・・ん?何で明と買い物に来てるんだって?
ああ、それはな・・・
〜昨日 夕食時〜
昨日の事だ。俺が作った肉じゃがを頬張ってた時に・・・・
「ねぇ、零牙・・・」
「ん?ふぉうひは?へふなほんへもはひってはか?」
「いや、分かんないんだけど・・・」
「だからな、変な物でも入ってたか?」
「そうじゃなくてね・・・明日、暇?」
と明が聞いてきて、
「あぁ、暇だぞ。寝てるしかやる事が無いぐらいにな」
なんて答えたばかりに・・・
「じゃあさ、明日買い物に付き合ってよ。拒否権は無いわよ」
と言われたんだ。拒否したら拒否したで怖いからな・・・・
〜回想終了〜
と言う訳だ。今、霊安町から少し離れた市街地に付いたところだ。ちなみに電車で来たぞ。
「零牙、早く行こうよ」
「分かってるよ」
「ここよ。ここ」
「え・・・ここか?」
付いたのはファンシーショップ。・・・・・・・はぁ。
「どうしたの?」
「いやな・・・男子には入りにくいというか・・・」
男が入るような所じゃねぇぞ!?
「別に良いじゃない。別に男が入ったらダメ、なんて法律は無いんだし」
ばっさりと言い捨てる明。こっちの気持ちも考えろ!!
「あのなぁ・・・」
「いいから早く!」
と言いながら、俺の腕を掴んで店内へと引きずり込んでいく。
「や〜め〜ろ〜!!」
〜ファンシーショップ 店内〜
付いたのは人形売り場(らしき場所)。
「ん〜・・・どれ買ってもらおうかな・・・」
「おい!『買ってもらう』って何だ!『買ってもらう』って!金を多めに持って来いってのはそういうことだったのか!?」
「そうよ。悪い?」
こんのぉぉぉぉ・・・・ん?あれは・・・
「・・・?どうしたの?」
「いや・・・あれって・・・」
「何?・・・・!!」
俺達が見つけたのは宝神先輩(第十四話、十五話、登場人物紹介(派遣部の日常編【前編】)を参照)だった。
何でこんな所にいるんだ?何か人形みてるし・・・何か目がキラキラしてるし・・・
「ねぇ、零牙・・・」
「な、何だ?」
「こういう時ってどうすればいいの?」
「知らねぇよ・・・」
「と、とりあえず、声かけてみたら?」
「そ、そうするか・・・」
俺達は思い切って声をかけてみる事にした。
「せ、先輩?」
「ん〜・・・?何だ・・・・・・・!?」
「こ、こんにちは・・・」
やっぱ驚くよな・・・
「こ、甲斬!?」
「先輩、何でこんな所に?」
「い、いや・・・彼女の買い物に付き合ってな・・・」
「そうですか・・・で、その彼女は?」
「会計に行ってる。そういうお前達は『デート』か?」
ちょ、先輩!!それはデスワード・・・
「・・・・」
あれ?明が否定してない・・・ってか、顔が赤い!湯気でてる!!ショート寸前だ!!!
「お、おい明、大丈夫か?」
「デ、デート・・・零牙と・・・デート・・・ウフフフ・・・」
やべぇ・・・壊れた・・・
「・・・何か悪い事したみたいだな・・・すまん」
先輩が深々と頭を下げる。
「い、いいっすよ、別に!」
「そうか?ならいいんだが・・・」
俺はショートした明を連れて、近くにあった椅子に座った。
「おい、明、しっかりしろ」
「うん・・・」
「お〜い」
「はっ!」
どうやら気が付いたみたいだな。
「・・・大丈夫か?」
「う、うん・・・・・あ、あのさ・・・」
「ん?どした?」
「顔、近い・・・」
「え?」
よく見ると、顔をだいぶ近づけていたみたいだ。その距離、約5cm。
「わ、悪い!!」
俺は咄嗟に顔を離す。な、殴られる・・・
「気にしてないからいいわよ・・・」
・・・?ま、殴られないならいいか。
「で、何を買うんだ?」
「う〜ん・・・もうちょっと見てからに・・・あ!」
ん?何か見つけたみたいだな。
「どした?」
「あれ・・・可愛いなぁ」
明の目線をたどってみると、そこには棚の一番上にある、ペンギンの人形があった。
「あ、あれか?」
「うん」
「そういや、明ってペンギンが好きだったっけなぁ・・・」
「覚えてくれてたの?」
「いやぁ、なんとなく思い出しただけだよ。あれが欲しいのか?」
明がこくん、と頷いた。
「しょうがない・・・買ってやるよ」
「え?いいの?」
「いいよ。別にぃ!?」
あ?何が言いたいんだって?それはな・・・ペンギンの人形に付いている値札を見たからだよ。
「に、二千円!?」
ふっ・・・俺の小遣いが・・・ん?母親の収入でなんとかなるだろ?って?実のところはな・・・食費や生活費などは無制限に使えるが、小遣いは別なのだよ・・・それにしても二千円はキツイ!!
「どうしたの?やっぱりやめようか?」
「だ、大丈夫だ。男に二言は無い!」
俺は、ペンギンの人形を掴んでレジに持って行く。
〜ファーストフード店〜
ふっ・・・財布が一気に寂しくなったぜ・・・
今は昼食を取る為、とあるファーストフード店にいる。別に学生の助けになってもなさそうな、マク○ナ○ドだ。
「・・・大丈夫?」
「ハハハハ・・・大丈夫・・・」
俺は半分やけくそで、ハンバーガーにかぶりつく。ん・・・うまいな。
「これ食べたらどうするんだ?」
「任せて!行き先は決めてある!」
「俺の財布の事も考えてくれよ・・・」
そんな話をしながら、俺達は昼食を済ませた。
〜時は過ぎて夕方〜
「だいぶ買ったわね〜」
「あのな・・・お前も少しは荷物を持て!!」
俺は荷物持ちをやらされている。
「私だって少しは持ってるわよ?『少し』は」
「・・・あのなぁ」
仕方ないなぁ・・・
「あ・・・・」
明が不意に立ち止まる。俺は前につんのめって、あやうく荷物を落としそうになる。
「どうしたんだ?」
「これ・・・」
明が指差したのはある服屋のショーウィンドウに飾ってある、白いワンピース。あ、勿論漫画の方じゃないぞ?
「欲しいのか?これ」
「うん」
「えっと・・・な、七万五千円!?む、無理だ・・・今の俺じゃあ手が出せないぞ・・・」
「別にいいわよ?買わなくても」
明はどうでもよさそうに言う。本当は欲しいくせに・・・
俺は少し考える素振りを見せる。・・・そうだなぁ・・・
「なぁ、明って誕生日いつだっけ?」
「何よ、いきなり」
「いいから、いつだっけ?」
「七月二十二日よ」
「そうか。じゃあ、その日に買ってやるよ」
「いいの!?」
「あぁ。いいよ。今年の誕生日プレゼントはこれできまりだな」
「うん!!」
明が嬉しそうに、本当に嬉しそうに頷く。
・・・さてと、今日の晩飯どうすっかなぁ・・・?
次回、[GW編 二日連続!!明とデート!?]に続く!!
零牙「で?お知らせってのは?」
はい〜。今から登場人物の人気投票を行います!!
零牙「え?マジで?」
うん、マジで。投票するのは今まで登場した人物全てを受け付けます!チョイ役でも構いません!!ドシドシご応募を!!
零牙「・・・俺、投票してくれる人いるかなぁ?」
大丈夫!いると思うよ!仮にも主人公なんだし!
それともう一個お知らせが・・・
もう一つはこの話を誰視点で読みたい!!何て思ったことはありますか?もしもあるなら、話数と誰の視点かをお書きになって投票を!!一人だけがチョイスをしたとしてもちゃんとお答えしますよ!!
零牙「・・・凄い事を始めたな・・・」
あはは・・・ではでは、人気投票は一人五票までとさせていただきます。あ、もう一つの方はいくらでも送ってくださってかまいませんからね。読んでるだけの貴方!!君の応募を待っている!!!