プロロ〜グ。その3
多分、この話は結構展開が早いかもです。
感想とかがまったくない・・・(泣)
チャイムが鳴って数分後・・・・
ガラガラッ
教室の戸が開き、誰かが入ってきた。
「皆、廊下に並べ〜。」
どうやら教師のようだ。
俺達は教師の言う通りに並び、体育館に向かった。
〜数十分後〜
入学式も無事、終わり今はHRの真っ最中。
入学式で決まったこのクラスの担任の教師が自己紹介をしている。・・・展開が早いなぁ・・・
「このクラスの担任になった、木戸 朝義だ。よろしく。」
女子達はうっとりしている。(例外もいるが・・・)
それもその筈。先生は俗に言う【イケメン】という奴だからだ。
「明日の事だが、明日は基本的に授業等は無い。明日は皆の自己紹介をしてもらったり、学級委員などを決めてもらう。あとは、班を決めてその通りに席を決める。その位だな。じゃあ、そろそろ下校時間だから、帰っていいぞ。事故に合うなよ。」
先生はそう言って教室から出て行った。何か投げやりな教師だなぁ。
皆がぞろぞろ帰り始め、俺達も教室を出て、帰路に着いた。
「何か投げやりな先生だったな。」
俺は先ほど思った事を皆に言ってみた。
「確かにちょっと軽い感じだったわね。」
「そうか〜?何か面白そうな先生だと思うけどな。」
「でも、かっこよかったよぉ〜」
「・・・只者ではない気はしたな。」
上から、明、炎人、未来、狼牙の順に言った。
狼牙の言った事がちょっと気になるが・・・・
俺達は帰りながら、いろんな事を話した。休みの間はどうだった?とか、あのTV番組見た?とか。
そうそう、話してる内に狼牙は一人でアパートに住んでると言う事を聞いた。そうまでして帰ってきたかったのか?
その内別れ道に着き、分かれた。
明と俺は右の道に、炎人と未来は左、狼牙は真中の道を通って帰った。
皆と別れて、ちょっと歩いてから、俺は明に話し掛けた。
「そうだ。明、昼飯どうすんの?俺ん家で食うか?」
「そうする。」
明の家は家族皆が忙しく、明の両親は共働きをしており、明に兄がいるが自立しておりたまにしか家に帰ってこないらしい。
だから、明は大抵は俺の家で食事などをしている。
しばらくして、お互いの家に付き、着替えてから買出しに行く事にした。
最近、買出しに行ってなかったからそろそろ行かないと食料が無くなっちまうからな。
俺は自分の部屋に行き、着替えてからリビングでくつろいでいた。
TVを見ながら、ふと時計を見ると1時になっていた。確か帰ってきた時は12時30分だったな。
・・・まだ来ねぇのかな。
ピンポーン
呼び鈴が鳴ったので受話器を取り、対応する。
「零牙?準備できたから、早く行くわよ。」
「おお、分かった。」
ってか、待たせてたのはお前だろうが!と心の中でシャウトした。
声に出したら、玄関を出た瞬間に殴られるから、あえて言わない。
俺はリビングにある机の上に置いておいた財布取り、玄関に向かった。
そして、玄関に置いておいた買い物袋を取り、靴を履き、家を出た。
俺達は無言でスーパーに向かった。
〜歩いて数十分後〜
スーパーに付いた途端、明が口を開いた。
「今日はどうするの?」
「そうだな〜・・・今日は野菜炒めにしとくか。ついでに買い溜めもしておく。」
俺達はある程度昼食の材料を買い、いろんな物を買い溜めして会計を済ませ、帰路に着く。
帰ってりながら、話をした。
「結構買ったわね。」
「ああ、食材が切れかかってたからな。ポイントもだいぶ貯まったしな。」
「そう。」
・・・会話が途切れた。
何を話せばいいのだろうか・・・・
こうゆう事はよくあるのだが、結構気まずいんだよな、これが。
それから無言のまま、家に着いた。
「料理ができるまでTVでも見てていいぞ。」
俺はそう言って料理に取り掛かる。
〜数十分後〜
「よ〜し。できたぞ〜。」
料理を机に置き、明を呼ぶ。
明はTVを消し、イスに座った。
「「いただきます。」」
食べながら話をしようとする俺だが・・・
「美味いか?」
「食べられなくはない。」
ここで途切れる。
っつーか、「食べられなくはない。」ってなんだよ!
不味いけど何とか食べられるみたいじゃねーか!!と、心の中でまたシャウトする。
言ったら殴られるな・・・
無言のまま、食事を終えて、くつろごうかと思ったら・・・
「ん・・・?おい明、悪霊の気配がするぞ。」
「・・・分かってる。」
「これは・・・中位だな。場所は結構近いな。霊安中央公園だ。【封印書】と【檻】は?」
「両方とも持ってる。」
「そうか。」
「そっちこそ、【銀の手甲】は?」
「持ってるんだな、これが。」
「じゃ、行きましょ。」
「ああ。」
俺達は家を飛び出し公園まで急ぐ。カギはもちろん締めたぞ。
え?【檻】と【銀の手甲】は何かって?
まずは、【檻】の事からだな。
【檻】ってのは、契約した悪霊を入れておく物だ。
【檻】は継承者に代々引き継がれるものだ。
詳しくはまた後日。
【銀の手甲】はまぁ、簡単に言うと、明の【魔法書】のようなもんだ。
俺専用の武器ってとこかな。
っと説明はこの位にして・・・
さて・・・そろそろ公園だな・・・
その4に続く。
今回は会話が少ないですね。
感想、お待ちしております。間違いなどがあったら、指摘してください。