表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
平凡ではない日常。(無期限更新停止)  作者: 月影雅輝
第一章[いつもの日常。]
26/73

第十七話[派遣部の日常編【前編】 虹の妖精と少年達その2]

どうも、今日(てか昨日(八日))はぬくぬくと休んでたガルーです。

零牙「何で休みだったんだ?」

実は七日に体育祭があってさ、土曜日と日曜日も学校だったんだよ〜・・・しかも、ほとんど体育だったから日焼けしちゃってさぁ。

零牙「あぁ・・・そういう事か。で結果はどうだったんだ?」

青と赤で、青の勝ち!ちなみに俺は青ブロック!

零牙「そうか。それは良かったな。で、前書きがだいぶ長くなってるんだが?」

え?あぁ!!すいません!前書きをこんなにも長ったらしく書いてしまって!今回はとうとうソラ君達が出ます!では、

零牙「本編をどうぞ〜」

俺の台詞ゥゥゥゥ!

「あの、集円学園の派遣部の方ですか?」


不意に声をかけられた。俺は我に返り、ハッとして、目の前を見ると見た辺り、俺と同じぐらいの背丈でサラサラッとした感じの髪をした男の子と、特に特徴が無い男の子に明と同じくらいの長さの栗色をした髪で、可愛い(未来といい勝負)女の子に一回り小さい女の子そしてその近くで赤と橙と黄の色をした『何か』がフワフワと飛んでいた。・・・もしかして!


「そうだが、君達が依頼者かい?」


木戸先生が聞いた。というより、依頼者で間違いないな・・・


「はい、そうです」

「じゃ、君が有澄(アスミ)ソラ君かい?」

「いや、俺・・・じゃなくて僕は波月奈津(ハヅキナツ)です」

「そうか。じゃあ、こっちが有澄ソラ君か」

「あ・・・はい」

「まぁ、立ち話もなんだから、このバスに乗ってくれ」

「はい」






〜ライトバス内〜


てな訳で、ライトバス内で話し合い、というか会議を行うことになった。バスの中はそれなりに改造がほどこしてあるようで、後ろの方はテーブルを囲むように椅子が設置してある。


「では、早速依頼をどう実行するか会議する。と、言いたいところなんだが・・・まずは自己紹介からした方が良いな。まずはこちらからだ。俺は派遣部顧問の木戸朝義だ」

「あ〜・・・俺は派遣部部長の甲斬零牙だ」


結構、自分でも忘れがちなんでけどな・・・


「俺は、派遣部副部長の竜崎炎人だ。よろしくな」

「私は奏咲明です」

「私は、栄光未来です!よろしくぅ〜」

「・・・俺は甲斬狼牙だ。そこにいる零牙の従兄弟だ」

「私は銃雷千里よ」

「僕は銃雷千。千里とは双子の弟だよ」

「私は、采蘭由美」

「これで全員だ」


先生が、そう言った後、依頼者側の自己紹介が始まった。


「じゃあ、次はこっちですね。僕は波月奈津です。で、こっちが・・・」

「あ、あの知ってると思いますが僕が依頼者の有澄ソラです」

「私は矢吹真璃(ヤブキマリ)です」

「私はソラにぃの妹の有澄ウミです」


・・・我慢の限界なので、俺は今まで聞きたかった事を聞いたみた。


「で・・・あのさ、その周りにフワフワ浮いてるのが【虹の妖精】か?」

「そうですわ!」


目の前にフワフワ浮いている赤い物体が喋った・・・って事はやっぱり妖精か!?

よく見ると、赤を基調としたふわふわした感じのドレスを着ている。妖精確定っと・・・


「わぁ・・・可愛い!」


うおぅ!?女子が一気に興味をしめした!由美はなんか興味なさそうだけど・・・


「な、なんですの!?」

「奏咲、栄光、銃雷、落ち着け。・・・妖精達も自己紹介してくれるか?」

「わかりました。私はローグですわ。色は『赤』ですわ」


えと、赤はローグで


「ウネビガラブだ」


橙はウ、ウネ、ウネビガラブ?着ているのは橙を基調とした、体のラインに沿う感じで、裾はふわっとしているドレスのよに見える。口調はアレだが、女性のようだ。ちなみに、ローグ、ウネビガラブと共に裸足だ。


「俺はジャウネだ」


黄はジャウネか・・・着ているのは黄色のダボダボの半袖で、上着より薄い色をした七分丈のズボンに白のスニーカーだ。


「というより、よく妖精なんて信じてもらえたな?」

「俺も予想外・・・」

「ああ・・・それは・・・なぁ、炎人?」

「まぁ、俺達も似たようなのと頻繁(ひんぱん)に会ってるしな」

「・・・?どういう事ですの?」

「それは後にしろ。今は依頼が優先だ。じゃあ今から捜索を開始してくれ。俺は待機しているから、何かあったら連絡してくれ」


・・・そんな事言って、寝るつもりだな。この前も寝てたし・・・


「よし、じゃあこれを持っていけ」


アレ・・・これって・・・


「先生、これでどうしろと?」

保護する(つかまえる)んだよ」


・・・これって一番最初の依頼で使った、虫取り網だよな・・・(詳細:第二話、第三話)


「さっさといけ」

「は〜い・・・」






〜櫻台中学校 校門前〜


「・・・さてと・・・それじゃ探しますか」

「はい」

「あ、敬語使わなくていいから」

「でも・・・」

「俺はそういう堅苦(かたっくる)しいのは嫌いだからな。普通にしてていいぞ。じゃ、出発!!」

『おぉ〜!!』






〜表通り〜


「という訳で今、表通りにいるわけだが・・・」

「・・・?どうした?零牙」

「いや、妖精を探すって言っても俺は残りの妖精の格好とかを知らないんだが・・・」

「そのあたりは大丈夫ですわ!それらしいのを見つけて頂ければ私に言って下さればいいですわ」

「そうか」

「でも、こう固まって探してちゃ中々見つからないと思うんだけど」

「確かにソラ君の言う通りだな・・・よし!三手に分かれて探そう!」

「何で三手なのよ?」


明はこういう時に頭が回らないんだよな・・・成績優秀なのに。


「・・・残りの妖精の事がわかるのはローグ達の三人だけだ」


さすが狼牙だな。俺の考えてる事がわかってる。


「あぁ、そうね」

「分かったみたいだな。じゃ、分けるぞ〜」






〜零牙視点 公園 零牙&明&ソラ&ウミ&ローグ〜


「さてと・・・まずはどこから探そうか?」

「どこから探すって・・・どこにいるか見当もつかないのよ?探しようもないじゃない。やっぱりバカね」


バ、バカだとぉ!・・・だが、当たっているので言い返せない・・・(汗)


「・・・・・とりあえず、探すだけ探してみるぞ」

「ねぇ、ソラにぃ、あの二人って仲良いのかな?」

「何で?」

「『喧嘩する程仲が良い』っていうじゃない」

「そうかぁ?」

「ソラ様はわかってらっしゃらないのですわ」




〜狼牙視点 表通り 狼牙&由美&千&矢吹&ウネビガラブ〜


・・・番外編以外で俺の視点は始めてだな。


「・・・では、これから捜索を開始したいと思うが、ウネビガラブは手がかりなどをしらないか?」

「何も聞いておらん」

「ふむ・・・そうか」


?・・・何故(なぜ)か他の人達が引いているような気がするのだが・・・・


「この口調の二人が話してると何か話に入り難いね・・・」

「あの二人が会話に入り難い状況を作り出しているのは事実・・・・」

「由美さんと千さんがこの振り分けに反対した訳が分かる気がするわ・・・」

「「どういう事だ?」」


ふん・・・俺とウネビガラブの口調の何処が悪いと言うんだ。


「まったく、そうの通りだ」

「・・・読心術か」

「その通りだ。読心術をされて驚かないとはな」

「・・・慣れているのでな」






〜炎人視点 商店街 炎人&未来&千里&波月&ジャウネ〜


「さてと、早速探「腹減った〜」・・・」

「炎人君・・・?(怒ってるのかな?)」

「そうか!腹が減ったか!じゃぁ、何か食べに行こう!」

「え?いいんですか?炎人さん!」

「やった〜!」

「丁度、ここは商店街だしな!『腹が減っては戦はできぬ』っていうだろ?」

「やっぱり炎人は優しいねぇ〜♪」

「捜索はどうするんですか?」

「さぁ・・・炎人君はいつもこんな感じだからね・・・」


ん?何か、千里と奈津君が困ったような顔をしているような気がするが、気のせいだよな!さぁ〜食うぞ!






〜視点は再び零牙 移動中〜


「う〜ん・・・中々見つからないもんだなぁ」

「ねぇ・・・そろそろ休まない・・・?」


明が、かなり疲れた様子でそう言った・・・・ていうか


「まだ三十分も歩いてないぞ。もう少し頑張ったらどうだ?」

「明さんって体力無いの?」

「ウミちゃん、良い質問だ。驚くほどに体力が無いのだ。明は。ここ、テストに出るぞ〜」

「テストなんて無いでしょ!?」


おぉ!キレは無いが、良いところを突いている!


「よし、ソラ君、良いツッコミだ!」

「何をやってるんですの・・・?」


はっ!・・・何をやってるんだ俺は・・・


「は、早く休ませてよ・・・」

「あ、あぁ・・・そうだな。休めるような所があったらやすもう。それまで、歩くぞ」

「えぇ〜?」

「『えぇ〜?』じゃない!さっさと行くぞ!ソラ君、休めそうな所があったら教えてくれ」

「ありありさぁ」


ん・・・?何だ今の?


「何・・・?それ・・・・」

「えっ?いやっ、何でも・・・」


・・・何かこの慌てっぷりを見ると聞く気が失せるな。


「あ〜・・・もういい・・・」

「は・・・はい・・・」

「ソラにぃ・・・」


ウミちゃんが哀れむような目でソラ君を見ている。


「そ、そんな目で俺を見るな!!」

「何をやってるんですの・・・」

「あれ・・・?あれって・・・」


ん?明が何か見つけたような声を・・・


「どうした?」

「いや、あそこに緑色っぽいのが・・・」


もしかして!!


「ローグ、あれって仲間か?」

「そうですわ!間違いありません!」

「よし!」


俺は辺りを見回した。

よし・・・丁度路地裏だから誰もいないな・・・

俺は背中に背負って(何か知らんが、紐が付いてた)いた網を両手で持ち、地面を蹴って空高く飛んだ。


「うわぁ・・・」

「す、凄い・・・」

「というか、私が行けば良かったのでは・・・」


・・・最後の言葉が心に突き刺さるが、とりあえず目の前を見る。・・・妖精だな。確実に。


「どりゃぁぁぁ!!」


ブン!と大きな音を立てながら網はしなる。


「な、何でござるか!?」


・・・侍?ってぇ!逃げられた!光の速さで――――実際、そこまではないが――――逃げられた!



タンッ!っと音を立てて着地する。

あの速さじゃ、追いつけないな・・・・


「ふぅ・・・」

「何やってんのよ!早く追いかけないと!」

「無理だよ」

「え?」

「あの速さじゃ、全力で追いかけても追いつけない」

「じゃ、【開放】したら?」

「目立つから、無理だ」


・・・あれ?ソラ君とウミちゃんが何も話してないな・・・


「お〜い・・・ソラ君?」

「「あ・・・はい!」」

「どうした?二人揃って黙っちゃって」

「だってあんな高さまでジャンプしちゃうなんて・・・」

「そうだよ!」


やっぱり、始めてみた人は驚くか・・・


「あぁ・・・鍛えてるからな」

「でも、普通じゃあんな所まで飛べないって!」


ソラ君が聞きたいのは分かるが・・・


「・・・あんまり深入りしない方が良いわよ?」

「どうしてですの?」

「それはな・・・ローグ。『危ない』からだよ」

「『危ない』・・・?」


『危ない』・・・俺たちに関わりすぎると悪霊(ナイトメア)に襲われる危険性があるからな。例え違う町や市であろうと。


「そうだ、ウミちゃん。俺たちの詳しい事は知らない方が良い。皆、いいね?」

「「「はい・・・」」」

「よし!じゃあ。もうちょっと捜索してみるか!近くにいるかもしれないし」

「うん!」

「ソラにぃ、頑張ろうね!」

「でも、その前に休ませてよ・・・・」

「ん?そうだったな!ハハハハハ!」

「笑い事じゃ無いわよ・・・」














その3に続く。

はい〜まだまだ続きます。作者の私もビックリです。

では、なんだか存在が忘れられているような気がする依頼と質問コーナーですが・・・まだまだ受け付けております!!

カモ〜ン!依頼&質問!・・・え?うるさい?さっさと終わらせろ?

・・・・・・・では、次回もお楽しみに〜・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ