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平凡ではない日常。(無期限更新停止)  作者: 月影雅輝
第一章[いつもの日常。]
23/73

第十四話[派遣部の日常編【前編】 野球の醍醐味はやっぱりホームラン!!その1]

はい、交流旅行編を終え、派遣部の日常編【前編】に突入です!!え?なんで【前編】なのかって?それはそのうち分かります!!

今回は展開がちょっと早い+新キャラが五人も登場します。では、本編をどうぞ。

交流旅行が終わって数日後・・・・


「なぁ、木戸センセ〜・・・依頼無いの?」

「無いな」

「依頼がないとつまらん・・・なぁ、炎人」

「あ〜あ〜・・・そ〜だ〜な〜」


現在、放課後の派遣部室内。

依頼が全く無いので、俺は両手で頬杖つきながら、先生の方を見ている。つまらないのは炎人達も同じらしい。炎人は椅子(キャスター付き)でグルグル回り(喋り方が変なのはこのせい。)、


「すぅ・・・すぅ・・・」


明は寝息を立てながら眠っている。


カチカチカチカチ・・・


未来は携帯をいじくってばかり。


「・・・・・・」


狼牙は何故か、瞑想してるし。


「これがこうなって・・・フフフフ・・・」


千はなんかブツブツいいながら、スケッチブック(らしきもの)に走り書きしてるし。てか、千が何か怖いんだけど・・・


「でさ、アイツがさ〜」

「へぇ〜、そうなんだ」


千里と由美は二人で話してる。だが、そんな時・・・・


バン!!


と大きな音がし、誰かが入ってきた。


「おい!!派遣部はおるか!?」


しかも馬鹿デケェ声で叫びやがった。誰だよまったく。


「零牙、行ってこい」

「え?俺!?」

「そうだ。さっさと行ってこい」

「分かりましたよ・・・」


俺は会議室(仮)を出て、訪問者を出迎えた。巨漢、という言葉が似合いそうな大男がそこにはいた。野球部のユニフォームを着ている。


「いらっしゃい。今回はどんな御用で?」


その男は一言で簡潔に説明してくれた。


「依頼じゃ!!」

「え?依頼ですか・・・?」

「ああ!そうじゃ!!」







てなわけで、依頼者の男(見たところ野球部員)を会議室まで連れていき、依頼内容を聞いているところだ。ちなみに対応はほとんど木戸先生がやっている。勿論、明は起こしたぞ。


「まずは、名前と年組を教えてくれ」

「わしの名前は飯田 寛大(イイダ カンダイ)。三年四組で野球部の部長兼キャプテンじゃ」


野球部員だろうと思ってはいたが、キャプテンだったのか・・・

先生は対応しながら、用紙に内容を書き込んでいる。


「で、依頼内容は?」

「まずは・・・明日は授業が短いじゃろ?」

「ああ、明日は月に一回の先生方が研修に行く日だからな。ほとんどの先生方が行ってしまうから、授業は短いはずだ」

「で、明日の放課後に他校との練習試合があるんじゃが・・・」

「ああ、あの伝統になってるってやつの」

「そうじゃ。で、実は野球部の部員達のほとんどが風邪とか腹痛でここ数日間休んでしまっていてな。今、残っちょるのはわしを含めて五人だけじゃ。そこで・・・」

『そこで?』


全員ハモった。これ、依頼の時の恒例なのか?


「そこで、派遣部の中から男子を四人程貸してほしいんじゃ」

「え・・・?」


俺は数えてみました。ええ、数えましたとも。勿論、派遣部男子の数を。


俺、炎人、狼牙と千・・・・丁度四人だな・・・













てなわけで(本日二度目)、俺達派遣部の男子メンバーは今、グラウンドにいます。野球部のユニフォームを着て。


「何でこんなことに・・・」

「面白そうだなぁ」

「何故、俺がこんな事を・・・・」

「大丈夫かなぁ・・・」


上から俺、炎人、狼牙、千の順だ。


「おっしゃ〜集まったようじゃな。まずは部員達の紹介じゃ。今は、わしも含めて五人しかいないがな。」

「三年四組、副部長の藍林(アイリン)相吾(ソウゴ)です。よろしく」

「三年一組、宝神(ホウジン)導離(ドウリ)だ」

「二年三組の空海(クウカイ)大地(ダイチ)だ!よろしくぅ〜!」

「一年四組の走風(ソウフウ)勇太(ユウタ)っす。よろしくっす」

「最後に、三年四組、部長兼キャプテンの飯田寛大じゃ!」


本当に五人しかいないのか・・・ん?そういえば・・・


「あの〜・・・」

「どうした!?派遣部!!」

「まず、その派遣部って呼ぶの、止めてもらえません?」

「そうじゃな!!ついでに派遣部の皆も自己紹介したらどうじゃ?」

「そうですね・・・一年三組、派遣部部長の甲斬零牙です」

「同じく、副部長の竜崎炎人です」

「・・・同じく、甲斬狼牙だ」

「一年一組の銃雷千です」


とりあえず、自己紹介を終えた・・・そういや聞きたい事があるんだっけ・・・


「あの・・・」

「何じゃ?」

「ポジションとかってどうするんですか?」

「ああ、そうじゃな・・・わしはキャッチャーで、相吾はピッチャー。導離はショートで空海はサードなんじゃが・・・走風と派遣部のお前達のポジションを決めにゃあならんな」


どうやって決めるんだ・・・?


「キャプテン、どうやって決めるんだ?」

「今、考えてる所じゃ。そんな事を言うのなら、宝神も考えるのを手伝え」

「寛大、そうゆう事はあらかじめ考えておくものですよ?」

「う・・・うるさいぞ、相吾」


・・・こりゃあ、しばらく決まりそうにないな


「零牙、どうする?」

「炎人?・・・とりあえず待っとくか」

「そだな」








〜数十分後〜


「よし!決まったぞ!!」


ようやく決まったか・・・・


「これから、それぞれ、どのポジションが一番合っているか、テストする!!」

「え・・・・?」

「覚悟するんじゃぞ〜!!!」














その2に続く。

依頼、まだまだ受け付け中!!ってかずっと受付中!!詳しくは番外編の後書き参照です。

依頼は無くても評価&感想は勿論、誤字や間違い指摘などでもOKです。

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