プロロ〜グ。その2
すいません。最近、忙しくて中々更新できませんでした。
今度は早めに更新しますんで・・・・
どうも。零牙です。
しっかし、朝っぱらから疲れた・・・・・
魔術ってのは、結構精神使うものなんだよな〜。
「ま、あんな下級の悪霊なんて楽勝だがな!ハハハハハ!」
「とうとう頭がおかしくなったわね・・・・」
「そんな訳ないだろう。まぁ、さっきのは確実に俺のおかげで勝ったんだがな!」
俺はそう言って、ドン!、と明の背中を叩いた。・・・?何か忘れてるような・・・・
「何、叩いてんのよーーー!」
バコーン!
忘れてた・・・・こいつ、俺が触ると怒るんだっけ・・・しかも殴る。
今のは鞄で殴られ、軽く吹っ飛んだ。
「イデデデ・・・」
「ほら、行くよ。」
謝りすらしないのかよ!
そう思っていると、明が振り向きこちらを睨んだ。
「何。」
読心術!?しかも疑問系ですらねぇ!さらに棒読みだし!!
「いや、何でもない。」
俺は立ち上がり、また歩き始めた。
しばらく歩き続けると、
「お〜い!零牙〜!」
「明〜!オハヨ〜!」
不意に二人の男女に後ろから呼び止められた。
「おう、炎人。」
この俺より背が高い奴が、俺の親友の竜崎 炎人。
ちなみにこいつも使い手なんだな、これが。
こいつは【魔術剣士】っつー奴。詳しくはまた後日。
「おはよう、未来。」
こっちの明と話してるのは栄光 未来。
明の親友で、こいつも使い手。
確か【魔術弓士】だったな。
ちなみにこの二人は付き合っている。
「そういや、さっき悪霊の気配を感じたんだがもしかしてお前らが封印したのか?」
「ん?ああ。」
「そうか。それなら良いんだが。」
「ねぇ、そろそろ行かないと遅刻するよぉ?」
「そうだな。零牙、行こうぜ。」
「おう。」
話を一度切り上げて皆で高校に急ぐ。あ、高校って今まで何回も言ってっけど、実際は学園なんだよな。
次は俺達の通う学園の事でも説明しますかね。
俺達の通う事になる学園の名前は、【私立集円学園】。
偏差値はかなり高く、頭の良い炎人や明、未来が入れたのは当然だと思うが、なぜ、学力は中の上の俺が入れたのかは、謎だ。
しかも毎年、かなりの倍率。俺が入れたのは本当にキセキなのではないかと思う。
私立の割にはかなり、学費などが低く倍率が高いのも頷ける。
噂では校長が日本・・・いや世界クラスの大金持ちだとか。
施設や部活等もかなり整っており、とても環境のいい学園だと思える。
家からも結構近いし便利なんだな、これが。
お・・・そろそろ学園だな。
俺達は正門から入り、クラス表を見ようとするが・・・
「ありゃ?何かクラス表の前にどっかで見た事ある顔が・・・」
「え?どこだ?」
そんな会話をしながらクラス表に近づいて行くが・・・
どうやら見た事がある奴がコッチに気がついたようだ。
「お前、零牙か・・・?」
その口調と髪型と顔は・・・・
「狼牙じぇねぇか!」
「ああ・・・久しぶり、皆もな。」
「そうだな!」
「・・・久しぶり。」
「久しぶり〜♪」
上から俺、狼牙、炎人、明、未来と順番に言った。
ああ、狼牙は俺の従兄弟だ。
まぁ、軽く説明するとだな・・・
フルネームは甲斬 狼牙。
俺の父さんの兄さんの子供。同い年。
こいつも使い手。俺と同じで【魔術武道士】だ。
詳しくは、また後日。
「中二の時、引越した時以来だな。」
「そうだな・・・。」
しっかしテンション低いなぁ。コイツは・・・。
そんなことを思っていると、明が狼牙に問い掛けた。
「クラスは何組だったの?」
「3組だった。」
「じゃあ、俺達も何組か見に行こうぜ。」
炎人がそう言ったので俺達はクラスを見にいった。
〜数分後〜
「はぁ・・・」
俺は落胆した。まさかまた、アイツ・・・明と一緒になるとは。
「なに。落ち込んでんだ?全員一緒なんだからいいじゃねぇか。」
「あぁ・・・そうなんだがな・・・」
炎人が言ってるように俺、炎人、明や未来、狼牙、全員一緒で3組なんだよな。
中学の時に明にはかなり殴られたりしたしな・・・マヂで。
とんだ腐れ縁だよ。これは・・・
「そろそろ教室に行った方が良いんじゃないのか?」
「おお、そうだな!」
〜更に数分後〜
「おお!ここが教室か〜。」
「本当に教室なの?」
明がそう言うのも分かる。なぜかと言うと・・・
教室なのに、冷暖房は完璧。(ようするにエアコン)
黒板は、上下スライド式。下は通常通りの黒板。上は何とモニターがある。
モニターの横に操作パネルらしき物がある。おそらくあれで操作するのだろう。
俺達は少し話しをしてから、クラス表で見た通りに席に付いた。
しばらくするとチャイムが鳴った。
その3に続く。
まだまだプロローグは続きます。多分、その5ぐらいまで。
本編はもうちょっと待って下さい。