第十二話[交流旅行編 尻尾取りでもケッコー危険!?その1]
PVアクセスが10000アクセス突破!!読者の皆さん、有難う御座います!!
そしてだいぶ、更新が遅れてしまいました。すいません。
では、本編をどうぞ。
さてと、今度は尻尾取りだ。全部で三回ある。その三回はこうゆう感じになっている。
一回目:男子VS女子
二回目:一組、三組VS二組、四組
三回目:組対抗の尻尾取り
制限時間はそれぞれ十五分ずつ。さてと・・・頑張りますか。
〜第一回目 男子VS女子〜
絶対に勝つぞ〜!!
ピィィィィィ!!
「尻尾取り開始ぃぃぃぃ!!」
木戸先生の掛け声とともに尻尾取りが開始された。てか、木戸先生ってこういうときだけテンションが異様に高いんだよなぁ・・・投げやりなくせに。
(投げやりとか言うな!!by木戸)
さてと・・・そろそろ逃げつつ、尻尾を取りますか。
〜数分後〜
俺の手には十五本前後の鉢巻きが握られていた。
この数分で女子の数はだいぶ減ったが、女子も負けてはいなかった。運動が苦手な女子達は早々に退場したが、体育会系の女子は簡単に尻尾を取らせてはくれなかった。逆に運動が苦手な男子が尻尾を取られまくって、男子と女子の数は同じぐらいになった。
派遣部メンバーで残っているのは、俺と炎人と狼牙に千、千里と采蘭と未来が残っている。明はもちろん、開始一分で退場になった。どんだけ運動神経ないんだよ・・・ま、俺が取ったんだけどな!
「おい、零牙、まずは由美の尻尾を取ろうぜ。今の内に取っとかないと、後が大変そうだしな」
「ああ、そうだな」
まずは由美か・・・返り討ちにあうような気がするのは俺だけか?
よし、だいぶ由美に近づいたな・・・一応気付かれて無いみたいだな。炎人が尻尾を取れる距離に近づいた・・・と思ったら、いきなり由美が振り向いて逆に炎人の尻尾が取られた。
って・・・取られた!?気付かれてたのか!てかヤッパ返り討ちにあってんじゃん!!
「ゴメン、取られちまった」
ハハハ、と笑いながら炎人が俺に言った。・・・俺、逃げないとヤバイよな?
案の定、由美は俺の尻尾も取ろうと、こっちに向かってきた。俺は、方向転換をして逃げた。
てか、マジで予想的中だよ!!つーか、炎人がやられちまったよ!このままじゃ、俺もやられちまう!!
「うおぉぉぉぉおぉぉぉ!!」
「待て・・・」
「待てと言われて止まる奴がいるかぁぁぁ!!」
何か由美の目がマジなんすけど!!ヤバイ!無表情なのが余計に怖い!捕まったら殺される!(何の根拠も無いが)ってぇ!いつの間にか線(退場した人達が行く場所と取ったり逃げたりする場所を仕切る線)まで来ちゃったよ!(線より外には出てはいけないというルール)これ以上逃げられない!!どうする!?考えろ、俺!!
・・・・!!よし!この手があった!
俺は線の前で立ち止まり、由美が追いつくのを待った。由美がもう少しで追いつく!というところまで来たら、俺は由美の方に走り、すれ違いざまに由美の尻尾を取った。
「あっ!」
「よっしゃぁぁ〜!」
「もうちょっとだったのに・・・」
ふぅ・・・これでひとまずは安心だ・・・なんて言ってられないな。とりあえず周りには注意しとかないと・・・
トン
いきなり手を肩に置かれて驚いた俺は、その手の持ち主の腕を掴み、背負い投げをした。
「どぉぉぉりゃぁぁぁ!!」
「ちょ、うわぁぁぁあぁぁ!!」
ドスン!
大きな音がして人が一人、床に倒れていた。
あれ?コイツどっかで見たことあるな・・・誰だっけ?
「いきなり、なにすんだよ!?」
「いや、反射的にやっちまったもんでな。で、お前誰?」
「昴だよ!北野昴!!同じクラスだろ!?」
「おお、やっとフルネームが出たか」
「そっちはどうでもいいだろ!なんで背負い投げをしたんだよ!!」
「いや、な?」
「・・・・分かっててやっただろ」
「・・・・・・」
俺は無言でその場を去った。
ま、分かってて投げたんだけど・・・後ろで昴が「おい!無視すんな!」とか言ってるような気がする。
(なんでちゃんと聞こえてるのに無視すんだよ!?言葉がまんまじゃねぇかよ!by昴)
さてと・・・次の標的は誰にしようか・・・
ピィィィィィィ!!
木戸先生のホイッスルとともに一回目の尻尾取りは終了した。結果は男子の勝利。まぁ、ギリギリだったんだけど・・・
さてと・・・次は一組、三組VS二組、四組か・・・・
その2続く。
お知らせで〜す。『平凡ではない日常。』のデータベースが出来ました。ネタバレ含みますので、ご注意ください。今は無いですけど。
もう一つお知らせです。『プロロ〜グ。その3』及び『その4』、その他を修正しました。