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平凡ではない日常。(無期限更新停止)  作者: 月影雅輝
第一章[いつもの日常。]
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第五話[交流旅行編 風呂での戦い]

だいぶ、予定からずれましたけど更新です・・・

風呂での戦いって言ってもバトルシーンは短いです。戦い、と言えるのかも怪しいです。

疲れた・・・・いや〜何と言うか、疲れた・・・・

山頂に着いたまでは良かったんだけど降りるのも疲れた・・・今日だけで4回も疲れたよ・・・

今、山から戻ってきてから晩飯までの休み時間なんだが・・・あと数十分後には晩飯だ。


「お〜い、零牙、大丈夫か〜?」

「お〜・・・」


俺は、寝床に設置してある机に顔を突っ伏している。かれこれ数時間程この状態だ。疲れて顔を上げる気にもならない。


「零牙・・・そろそろ行かないと食事が始まってしまうぞ」

「分かった・・・今行く・・・」


俺は体を起こし、食堂に向かう。


〜旅館 食堂〜


「お〜美味(うま)そうだな!!」

「・・・早く料理を取らないか?」

「何でこんなに豪華なんだよ・・・」

美味(おい)しそう!早く食べようよぉ!!」

「早く行きましょう」


料理が物凄く豪華だ・・・班の全員が早く食べたそうにしている。俺以外は。

俺達は席に着くと料理を取りに行った。ここの食堂はバイキング形式のようだ。

料理を取り終わり席に着いて食べ始める。

皆、何も喋らずに料理を食べている。

美味(うま)そうだからついつい沢山取りすぎたが・・・食える・・・よな?


モグモグ ガツガツ ムシャムシャ・・・・・・


『ご馳走様!』

「美味かった!!」

「げふぅ・・・食い過ぎた・・・」

「食事の後は確か入浴だったな」

「え?ニューヨーク?」

「アンタ、バカ?」

「バカとは何だ!バカとは!」

「とりあえず部屋に戻るぞ」


〜旅館 零牙達の部屋〜


「で、何時までに風呂に入ればいいんだ?」

「え〜と・・・八時半までだってぇ」

「じゃあ、しばらくしたら入るか・・・」


〜数十分後〜男湯 脱衣所〜


「もう誰もいないみたいだな」

「ちょっとゆっくりしすぎたかな?」

「いや、一人だけいるみたいだが・・・」


ガラッ


「あれ?」


どうやら千だけ残っていたようだ。


「おお!千、いたのか」

「もうちょっとゆっくりしようかと思って」

「残ってるのはお前だけか・・・?」

「ああ」

「じゃあ、僕はそろそろ上がりますんで」

「おう、またな。」


千は上がっていった。


「じゃ、俺達も入るか」


俺達は湯に浸かった。

っ!・・・はぁぁぁぁ・・・気持ちいい・・・今日の疲れが無くなっていくようだ・・・・


〜数分後〜


「おい、零牙、俺達は上がるけど、お前はどうするんだ?」

「俺はもうちょっといるよ」

「そうか。八時半までには戻ってくるんだぞ」

「分かってらぁ・・・」


ふぅ・・・もう少ししたら上がるかな・・・・ん?悪霊(ナイトメア)の気配がする・・・

お、カラスが木に止まった・・・カラスの様子がおかしいぞ・・・!?まさかアイツが悪霊(ナイトメア)か!?

俺はタオルを腰に巻き、転送術で【銀の手甲シルバー・ガントレット】を装備した。


「へへ・・・カラスの悪霊(ナイトメア)か・・・真っ黒じゃねえか。各位(ランク)は・・・下位(ザウル)か・・・【銀の手甲シルバー・ガントレット】を出すまでもなかったな。」


俺は浄化術を放ち、一気に終わらせる。


「あっけないな・・・・下位(ザウル)だとこんなもんか」


俺は浄化術で取り出した魂を【銀の手甲シルバー・ガントレット】に一時封印した。

一時封印ってのは【封印書】以外の専用武器に一時的に封印することだ。これを利用する時は近くに【封印書】を持ってる使い手がいない時に使う。自由に取り出すことができるので後で【封印書】に封印することができる。と、まぁこんなものだ。

俺は【銀の手甲シルバー・ガントレット】をしまい、一分程、湯に浸かり風呂から上がった。


〜零牙達の部屋〜


もうそろそろ就寝時間だ・・・疲れた・・・何か疲れがぶり返したようだ・・・・

もう、眠い・・・寝てしまおう・・・・

Zzzz・・・・・




ここはどこだ・・・?また、あの夢か・・・?


―――お前、本気か・・・?


そんな声が聞こえたかと思うと、俺の部屋で俺と狼牙が話している『イメージ』が見えた。


―――ああ、本気だ。そうでもしないと皆を守れない。そうだろ?狼牙。


これは何の『イメージ』だ?俺の夢・・・だよな?


―――・・・ああ、その通りだ。その『奥義』を習得したのはお前だけだ。だが、その分『代償』がある・・・・それをお前は受け入れる事ができるのか?そして、お前なりにケジメをつけなければならない事だってあるだろう?

―――心残りはある・・・だが、『それ』はちゃんとケジメをつける。最後の『・・・』の前に。『代償』だって受け入れる覚悟だってできている。


『最後の』の後が聞こえなかったが、何か重々しい空気が張り詰めている。これは夢だよな?それともこれから起こることなのか・・・・・?


そこで目が覚めた。


「何だったんだ?今の夢は・・・・」


ふと隣を見てみると炎人が寝ていた・・・・

そうだ、今、交流旅行中だっけ・・・今、何時だろ・・・

時計を見ると時間は五時になっていた。俺はもう一度寝る気にもなれず、さっきみた夢の事を考えながら、皆が起きるのを待った。














次回、[交流旅行編 二日目の朝]に続く。

今回も夢が出てきました・・・この夢が本編とどう繋がるのかは皆さんのご想像にお任せします。

感想等、お待ちしております。間違いなどがあったらどんどん指摘してください。

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