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1-2 一条家について

 一条月歌です!今起きました、、、

この体、本当に疲れやすいのー。少し手足を動かしただけでも疲れて寝ちゃう。多分、1日の4分の3は寝てる。赤ちゃんだからいいんだけどね。


 しばらく過ごしてみて、わかったことがある。

1つ目は一条家はとんでもないお金持ちということ。


今私がいる部屋は紫を基調とした感じで、置いてある家具は全部アンティーク、細部まで細かく美しく細工されていた。広さも尋常ではない。前世で住んでいた家のリビングよりも広い。ドレスルームやシャワールームまであるそうなので、もしかしたら前世の家の土地よりも広いかもしれない。


そして、今着ているものは黄色いシルクでかわいいレースまでついている。おねしょとかですぐ汚す服を普通シルクなんかにするかと思ったが、それが富の表れだった。


また、1日に1回、お庭に日向ぼっこしに行くのだが、そのお庭が本当に美しい。季節の花々が常に咲いていて、その色彩のコントラストも見事だった。人件費がすごくかかってそうだと思った。


「お嬢様、まんまの時間ですよ。」


この女性は、わたしのお世話係の吉川さん。

初老の女性で、パパの赤ちゃんの頃から一条家で勤めているらしい。


「今日はお嬢様のお好きなミルクプリンがデザートでございます。」


やったあ!ミルクプリン!最近、歯が生えてきて食事をミルクから離乳食に変えたのだ。この家のシェフが作るご飯はすごく美味しい。大きくなったら、感謝を伝えたいな。今日の献立はビーフのシチュー風煮込みとカボチャピューレ、ほうれんそうとベーコンのクタクタサラダ、ミルクプリンだった。あ、食べ終わりました。眠くなってきた、、、

はっっっ話の途中だった!


 2つ目は一条家は5人家族ということ。

わたしのママである、一条百合華はすごい美人さんだ。長くて艶々な黒髪を持ち、少し垂れた目は長いまつげが影を作っていて、サファイアのように綺麗なブルーであった。どうやら、ハーフらしく、故郷であるイギリスで立ち上げたファッションブランドがあり、

日本とイギリスを行き来しながらわたしをすごくかわいがってくれる。わたし、ママが大好き!


パパの名前は一条晴之は一条財閥の社長だ。よく分からないけど、一条財閥はすごく大きいらしい。もちろん、パパもイケメン!黒髪黒目で、ちょっと目が切れ目で一見こわいけど、わたしにはすごく優しい。でも、わたしを抱っこするときに力が強いのが嫌かも。


そして、わたしには兄が2人いる。長男である、暁之お兄様は今留学中らしい。


次男である、晴斗お兄様はすごくかわいい男の子!ちょっと癖のある黒髪で、目はママ譲りのブルー。でも、晴斗お兄様はわたしのことがあまり好きではないらしい。なぜかは分からないけど、仲良くできたらいいな。




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